アブセンシア FBIの疑心 S1 後編

アブセンシア FBIの疑心
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今回はアブセンシアS1の6話から最終回10話までの感想、結末あり、ネタバレありなので、まだ見てない方はご注意を!

まずアブセンシアの1話から5話迄の前編はこちら=アブセンシア FBIの疑心 S1 前編

 

アブセンシアの結末と犯人の動機

前回(5話)までのアブセンシアでは、エミリーの誘拐犯、そして 森?の中の6人の死体の殺人犯の動機が全く不明だった。

前回の感想で書いたように、この動機がわからないと犯人推測のしようが無かったが、さすがにシーズン後半には動機が判明、そしてナゾに包まれた犯人も判明。

これも前回書いたが、心配した結末のシーズン持ち越しもなく、スッキリしたシーズンフィナーレだった。

 

この一連の事件は全てがエミリーにつながっているので、当然誰もがエミリーを第一容疑者として見ている。

特に前半の最後では、エミリーの過去に関連する場所で6人もの遺体が発見された。

これによって。元ダンナのニックもエミリーが犯人と考えるように。

 

で、この犯人の動機とは?

エミリーは孤児だが、施設時代にその職員から虐待(人体実験)を受けていた。

この人体実験は虐待というより拷問(水責め)に近く、他の施設の子供もエミリーと同様、ひどい拷問にあっていた。

この時に人体実験をされていた子供の内、2人の子供が被験者AとBと呼ばれ、特に集中的に厳しい人体実験を受けていた。

FBIの追求が迫る中、真犯人を追うエミリーは被験者Aを精神病院で見つける。

このAは子供時代の拷問が元で、完全に正気を失っていたが、Bの存在を極度に恐れていた。

Bがこの一連の犯行の黒幕と見たエミリー。

そしてついに判明したBの犯行動機はエミリーへの復讐だった。

当時の記憶がなかったエミリーだが、それは自分が封印したものだった。

施設時代のエミリーは暴力的な問題児。なので養子縁組では選ばれることがないうえに、その攻撃性や協調性の無さは人体実験の被験者に適合していた。

だが被験者として選ばれたのは、AとBでエミリーではなかった。

エミリーはシェン医師(人体実験の首謀者)の資料を他の子のものとすり替え、養子に選ばれた。

だが本来、人体実験の被験者に適合していなかったはずの被験者Bは、Aと共にひどい拷問を6年もの長期に渡って受けることに。

Aは精神崩壊をし精神病院へ。

だがその後エミリーが資料をすり替えたことを知ったBは、人体実験に関わった者達を殺し、エミリーを6年間監禁し当時の拷問を再現した。

その後開放したが、エミリーに全ての罪を被せ、彼女の人生を壊す。

復讐を果たしたBだが、最後はエミリーによって殺される。

 

最終回の感想

感想の前に、このシェン医師がなんの目的で人体実験をしていたか?だけど。

この非道な拷問を受け続け、それでも狂わなかった子供は、最終的には人間的な感情が消え。同情心を一切持たない冷酷な兵士になる。

完璧な兵士を作ることがシェンの目的だった。

壊れたAとは違い、Bは確かに殺人マシンになった。

ということなんだけど、エミリーの子供時代にしたこと、犯人の動機がねえ・・

これは復讐するよなあ。

全てを壊してやろうと思う気持ちもわかる。

ただBは、エミリーには関係しているが、過去の件には無関係な人も殺しているので、その辺はダメなんだけどね。

とは言っても、この元少女がエミリーを恨む気持ちは理解できる。

シェンを殺したことも理解できる。

ただエミリーよりシェンを普通は恨むような気もするな。

アブセンシアは1から7話まででナゾみ満ちたサスペンスでストーリ性を膨らませた。

そして8,9話で追い込まれたエミリーにハラハラさせ、最終話でスッキリ決着をつけた。

オチの感想としては、「なーるほどなあ・・」というもので、納得したし決着がついたことの爽快感もある。

でも、次シーズンにナゾの一部を持ち越してもいいかな??とも感じた。

それはダメだ!と前回書いたけど(笑)、一部くらいは回してもいいように思った。

例えばシェンの消息が掴めす、いまでも人体実験を繰り返してる・・とか。いや、それもありきたりか。

 

決着がついたアブセンシア、シーズン2では何を描く?

ここまで完全決着をみてしまったアブセンシア。

そうなると、シーズン2では何するの?と思うよね。

でも最終回で、ちゃんとその伏線は打ってある。

 

そもそもアブセンシアの意味だけど、主に「6年間の欠落」なのだろう。

これはエミリーの、でもあるし、ローガンのでもある。

そしてエミリーの施設時代の欠落した記憶、また失ったもの、などなど。

こういう欠けてしまったもの=アブセンシアなんだけど、シーズン2でも欠けてしまったもの=アブセンシアについて展開していくはず。

で何を欠いたのか?だけど、それはたぶんエミリーの感情かな?

 

というか、ローガンが死ぬ直前にエミリーに言った「これが実験の成果」という言葉。

これはエミリーが、なんの躊躇もなくローガンを殺すこと、エミリーが殺人を普通に行える人間だという意味だと思う。

そうなると、このアブセンシアはとんでもなくダークなストーリーになる。

視聴率なんかを考えると、そんな展開にするかな?とは思う。

そうすると、なんとか踏ん張るエミリーに、別の連続殺人が発生。

それを捜査する内に・・・とかいう展開かな?

ダークサイドに落ちそうなエミリーが踏ん張るのか?それともすっかり落ちてしまうのか?

最終話でニックとアリスに子供ができたと知ったエミリーが、今の状態で正気を保てるのか?

とりあえずシーズン1では、旧ダンナの新女房への攻撃は一切しなかったエミリー。

でも新女房はエミリーをチクチクやったたよね。無実のエミリーに。

この辺のムカついた気持ちはエミリーにはあるはず。

もちろん元ダンナに対しても裏切られた感情は持っているだろう。

んー、、やはりこういうダークな展開なのか?

ただ、なんとなくWOWOWはアブセンシアシーズン2の放送をしないような気がする。いや、そうだとしたらそれが一番ダークだわ(笑)

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コメント

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