海外ドラマ「アメリカン・ホラー・ストーリー 怪奇劇場 E2 / 殺人事件 」
アメリカン・ホラー・ストーリーの面白さの一つに、「何が起こっているのか?よくわからない」というのがある。
これはシーズン1から一貫してそうなんだけど、アメリカン・ホラー・ストーリーのシーズン序盤は何が何だかわからないけど、ものすごいダークな悪意とか、理解不能なおぞましい怨念みたいなものが視聴者を捕らえて離さないよね。
今までで言うと、シーズン2のブラッディ・フェイスとかがまさにそうだ。
シーズン2はブラッディ・フェイス以外にも、悪魔や殺人医師もいて超豪華なシーズンだったけど、このシーズン4 / 怪奇劇場では、殺人ピエロがまずそれにあたる。
このピエロ、残忍な殺人鬼なのは分かる。あの巨体や無言(今のところ)からはジェイソンを思わせるけど、もしかすると精神が壊れているだけで、子どものような心理があるのかも?とも見せている。
怪奇劇場とのつながりは不明なんだけど、ピエロの自宅からすると彼は地元の人間だろうから、怪奇劇場のメンバーでは無いということでいいのかな?
間違いなくつながりはあるんだろうけど、ピエロと怪奇劇場の誰かには、ブラッディ・フェイスとラナのような関係があるんだと推測できる。
それから何がなんだか・・という面では、今回登場した怪力男こと「デル」。
一応、ジミーの実父ということは判明。だがこの男も目的がよくわからない。
今のところイイ人間ではなさそうだけど、さて今後はどうだろう?
そして全く何が何だか・・なのが、例の金持ち親子。
この異様な母と息子は、まさにアメリカン・ホラー・ストーリーの世界観だよね。
しかも殺人ピエロとくっつけるか・・・
怪奇劇場観戦後の態度からして、この親子が完璧にイカれてるのはわかっていた。
でも今回の息子の行動は、イカレ野郎を通り越してイカれた犯罪者を意味している。
この息子、居場所が欲しいらしいけど、スターになりたいとの欲求がエルサに似ている。
何がほしいのかよくわからないし、あの母親も間違いなくイカれ系だから、どっちが本当の危険人物か?とか見極めるのが面白そう。
それからアメリカン・ホラー・ストーリーといえばオープニングだけど、今回も凝ってるね。
ゼンマイ人形?ブリキのおもちゃ?なんだかよくわからないけど、この無気味な感性はすごいよなぁ。
ハリウッドの人気プロデューサーともなると、異常なぐらいの感性がないと務まらないんだろうね。
しかもそれが多くの人に受け入れられないと意味が無いわけだから、その才能は想像もできない。
普段はなにを考えて生活してるのか聞いてみたくなるな。
そしてこれからのストーリーだけど、とりあえず劇場のメンバーが迫害を受けるというのがメインなのかな?
警察や市民からの迫害に対するメンバーの対処法と、ピエロの殺人が同時進行というのが今だけど、それだけじゃいくらなんでもありきたり過ぎる。
でも一回より二回と厚みを増しているので、次もかなり楽しみ。
今シーズンも相当面白くなりそうだ。

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コメント
初めまして、アメリカンホラーストーリーS4で検索してたどり着きました。
たまたまE3の終わり15分ぐらい見て、映画「フリークス」をもとにして作ってるんだなァと
思いました。
私も映画を見ていなくて、ネットの情報だけですがキャラクターなど同じで
容姿も似せているかんじがしました。
映画のほうは本物の結合双生児や小人症の方などが出演されていて出演者の写真を見ることができます
ドラマとリンクしているのがよくわかりますよ。
映画もドラマも、なんとも凄いお話だなと思います。
そして、現代でもこういう内容のドラマを制作できるアメリカってすごいな・・・と
私はリアリティーショーのアメリカズネクストトップモデルも視聴しているのですが
写真のテーマがフリークスでモデルたちがフリークに扮するという回がありとても驚きました。
日本なら大問題になるんじゃないかと思います。
アメリカドラマが面白い所以でもありますね。
はじめまして、草子さん。
アメリカは誰にでも同じ権利というのが一応、徹底してますよね。
もちろん、そんなのは個人の問題なので、集団の中ではそうはならない事が多いですが。
R・マーフィーも、こういった少数派の人々を演出に使って、自分の意見や経験をイロイロと伝えているんでしょう。
ただこの人の場合は、そういうメッセージよりエンターテイメント性の方を優先しているのか、
すごく面白いドラマが多いですね。
でも難しいことより、このすごいセンスとか演出の上手さを楽しみたいですね。
時々間に挟む、バカバカしいシーンを笑いながら見るのが大好きです。