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アメリカンホラーストーリー カルト E7 / 女の復習

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少し前のエピで、カイの過去、両親の件でカイが号泣するシーンがあった。

その時、カイと話していたのはビバリー。

「泣く=弱い」と判断したのか?ビバリーはカイに対し軽蔑の目を向けていたのが印象的だった。

今回のアメリカン・ホラー・ストーリー カルトのエピは、この前フリがドーンと発展する事になった。

 

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カイのカルトから女性が分裂?

今回、いきなり登場したのが「アンディー・ウォーホルを撃った女」。

この女の名前は「ヴァレリー・ソラナス」。

この人はアンディーウォーホルを銃撃した実在の人物(現在死んではいるが・・)だそうで、スカム(S.C.U.M)という狂信的な女性独立団体に属していた。

アメリカン・ホラー・ストーリーカルトの設定でもほぼ史実に忠実な人物として登場。

このヴァレリー・ソラナスが何しに来たの?ってことなんだけど、アメリカン・ホラー・ストーリーでの彼女の役どころは、自主独立を目指す強い女性の代表的な存在として扱われた。

そしてレズビアンだった彼女のパートナーが現在も生きていて、ビバリー等カイのカルトの女性陣を焚きつける・・という役割。

最初ストーリーがこの話題に流れたとき、「は??」と思ったけど。今回のエピを最後まで見ると納得できた。ただし途中は「えぇっ、、つまんなくなりそう~」と思った(笑)。

 

ま、隠してもしょうがないのでネタバレを書くと、このヴァレリー・ソラナスのパートナー(ビービー・バベット)という人物はカイの仕込みだった。

カイは何らかの理由で、カイのカルトから女性(というか主な標的ビバリー)追い出したいようで、それを実行するためにビービーを雇い?(信者?)送り込んだようだ。

このビービーの暗躍によって、カイのカルトからアイヴィー、ビバリーの離脱がほぼ確定的。

ウインターに関しては微妙。たぶんカイの指示で動いてるのかな?と思うけど、男社会への憎しみは彼女にも確実にあるようだ。

 

それとアイヴィー。

今回ハリソンをチェンソーで惨殺してたけど、彼女も完全にイカれてしまったようだ。

これまでは殺しはダメ・・的な感じだったけど、話が女性の権利関連にいった途端に凶悪な人格に変わってしまった。

やはり、こういう憎悪系の犯罪ってのは人をおかしくするね。

 

カイの思惑

ということで、このカイの思惑が気になるところだ。

特にビバリーは、ここまでこのカルトの中で大きな役割を果たしてきた。

しかもカイはビバリーを仲間に加えるときに、自分のパートナーで互角の関係だと約束している。

う~ん、、そう考えると、カイは最初からTVリポーターというビバリーの立場を利用したということか。

なんの脈略もなく、いきなり話がチェンジするのは、今までのアメリカン・ホラー・ストーリーでもあったことだ。

そしてこれまでは、この感じできた場合、覚えている限りあまりいい記憶は無いのが気になる。

 

ただし今回は少し違うかも。

今までのアメリカン・ホラー・ストーリーでは、重要なキャラがいきなり死んだり、話にならない暴挙に出て行き場をなくす・・なんてことが幾度かあった。

でも今回のケースはカイとビービーが通じているというのがデカイ。

おそらくだけど、カイの思惑はいわゆるトランプさん的で、「人種偏見、男尊女卑、ゲイ嫌い」といった、いかにもな極右的保守派思想の実践?にあるんだと思う。

過去のアメリカン・ホラー・ストーリーでは、コロッと死んでいたはずのカイクラスのキャラが、今回はしぶとく戦略的に生き延びているのは、不可能と言われた大統領選を勝ち抜き、現在も大して主張を変えずに生き延びているトランプ大統領への恐怖心からなのかもしれない。

トランプ大統領誕生というのは、世界的にも明らかなサプライズだったけど、当のアメリカでは本気で恐怖を感じている人も少なくないということか?

確かにトランプさんは、今までの大統領(または各国代表クラス)とは、比較にならないほど個人的理由を重視している。

「何をやるかわからない」なんてよく言われるが、トランプさんの場合は過去の大統領と比べてもそのレベルは大幅に高い。

そうなると選挙戦当時、トランプさんに口撃されていたアメリカのマイノリティは気が気じゃないよね。

特に反トランプの代表的立場だったハリウッドの面々はかなり恐怖感があるのかも?とも思う。

アメリカン・ホラー・ストーリーでは、トランプさんとカイを絡めているようだけど、その正体はただの煽動政治家的に見えているが実はとても危険なんだよ・・というオチにするのかな?

ここにきてかなり用意周到な人間だと判明したカイ。

カイの目指す革命とトランプさんの今が、どう違うのか?またはどの程度似ているのか?ここは興味あるところだ。

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