海外ドラマ「BULL / ブル 法廷を操る男 S1 E2 / 8Dの女」
NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班のディノッゾ役で大ブレイクした、「マイケル・ウェザリー」主演の「BULL / ブル 法廷を操る男」がWOWOWで始まった。
「法廷を操る男」なので、この海外ドラマは法廷ものなんだけど、マイケル・ウェザリー演じる主人公、通称「ブル」は弁護士ではなく心理学者。
そして今回分かったことだけど、パイロットでもある。
このブルが心理学にプラスして、あらゆる先進的・科学的な手法で陪審員の心理を分析、勝訴に持っていくというのがこのドラマの設定。
このブル(正確にはブルのチーム)が陪審を分析する手法を「裁判化学」というそうだ(科学かな?)。
このブルのチームの陪審員分析だけど、多数のモニターに全陪審員を個別に映し、弁護士やハッカー、ファッショニスタがリアルタイムで分析する。
疑似陪審員とかグッド・ワイフやローアンドオーダーでもコレっぽいのが出てきたけど。ここまで本格的に似せて、さらにここに科学的分析を加えるとか本当にあるのかな?
う~ん、、アメリカならあり得る話か。
でも現実的に考えると、この仕事で事務所を立ち上げ、依頼をとるのは大変そう。さらにそこで結果を出し、客が客を呼ぶ~という状態を作るのは相当難しいように思う。
ただブルがすでに心理学者として有名とか、法廷(もちろん心理学関係)で何か名前を売っていたということなら意外と簡単かもだ。
まあ、この辺りの経緯はいずれ語られると思うけど、個人的にはとても興味のあるところだ。
で、1,2話を見た簡単な感想は、爆発的に面白いというほどではないけど、何か先高感みたいなものがある感じ。
まだ何か隠してるという感じで、今の段階ではとりあえずブルの通常業務を見せているという段階なんだろう。
で、このチーム・ブルのメンバーなんだけど、それぞれが各分野のエキスパート。
全員が非常に有能なメンバーだというのが、この1,2話で明かされた。
PC、ネットのエキスパート「ケイブル」は、見た目もいかにもって感じなんだけど、行動が早く自分の意見をハッキリ言い、さらにブルに対しても決して媚びない。
こういう個別の設定はドラマを楽しくする。
今回はベニーが弁護士だと判明。
ベニーはイエール大学出身の弁護士で元検事。*検事局はクビにされたらしい(笑)
ちなみにこのベニー役の俳優は「フレディ・ロドリゲス」。
フレディ・ロドリゲスは、ナイトシフトのシーズン1に出ていたね。
この時、彼はいい演技をしていたし、キャラクターもとても良かったと思う。
なんで降板したのかな?と思ってたけど、ナイトシフトでいい仕事をしていただけあって、ここでイイ役を掴んだね。
ブルのほうがナイトシフトより規模がデカイので、一応出世したといえるだろう。
役者でいうならマイケル・ウェザリーについて。
ディノッゾはおちゃらけた男なんだけど、あのギブスに誰よりも信頼された有能な男という設定だった。
今回のブルではディノッゾほどおちゃらけてはいないけど、彼も常にユーモアを持っているようだ。
ブルは心理学者らしく物腰が柔らかく、落ち着いた感じ。
でもその中にユーモアがあり、人生楽しんでるという感じかなあ。
ただマイケル・ウェザリーも少し老けたというか、貫禄が出たね。
役どころ的にも、ブルのモデルとなった人物的にも、少し年齢層が高いのでそういう役作りなのかもしれないが・・
まだ始まったばかりなのでこのドラマの判断は難しいんだけど、全米の視聴者数的には、スタートはかなり良い調子だったが、その後少し下降線に。
でも成功ラインは維持しつつ安定した、というのがシーズン1・全23話の軌道。
全米放送が2016年9月で現在はシーズン2が放送中。
シーズン2もシーズン1時の安定を維持、微妙に上向きというのが現状だ。
シーズン1の話だと、個人的にはこの後どうやって盛り上げていくのか?というのが少し心配。
このドラマの設定上、ものすごい困難な状況とか、強力な敵の登場というのは考えにくい。
これからどうやって視聴者を引き込むのか?マイケル・ウェザリーを主演に、鳴り物入りで始まったこのドラマだけに構想は完璧だろう。
シーズン1最終話の視聴者数が少し低いのが気にはなるが、シーズン2は好調のようなので期待して見ていこうと思う。
日本で放送されている海外ドラマは、最近どうもイマイチだから。
もうすぐ待望のスーパーガールが始まるし、アローの新シーズンも始まっている。
でも正直、今日本放送中の海外ドラマで面白いのは、シカゴファイアーとシカゴPDだけだろう。
あとはファンの人は面白いが、他の人からすると「まあまあ」とかの感想が多いんじゃないかな。
そんな現状なので、ぜひこのブルには期待に応えてもらいたい。

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