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BULL / ブル 法廷を操る男 S1 E12 / ストックホルム症候群

BULL / ブル 法廷を操る男 BULL / ブル 法廷を操る男

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ブル シーズン1 、12話のタイトルは「ストックホルム症候群」。

ということで、タイトルから今回の内容は「立てこもり事件」ということが分かる。

前回の次回予告でブルのチーム(TACと呼ぶそうだ)のメンバーが監禁されているシーンがあったので、監禁場所はブルのオフィスか?裁判所か?と思ったけど、TACのオフィスだった。

 

犯人はブルの模擬法廷に招かれた?模擬陪審員の一人だった。

犯人の動機だけど・・

この犯人(アフリカ系女性)の夫は過去に殺人の容疑で逮捕され裁判は結局有罪、現在17年の刑を言い渡され服役中。

だが妻は夫は無実だと考え今回の行動に。

で、なぜTACに?ということなんだけど、この事件の引き金となった売人同士の抗争の件で潜入捜査していたのが、現TACのメンバー「ダニー・ジェームズ」。

ダニーは元FBI捜査官。

ここまでのブルでは、それほどダニーにフォーカスされていなかったので、今回は彼女の事を知る良い機会だ。

今まで見てきたTACでの彼女の印象は、イケイケの調査員で武闘派、現在年下の彼がいる行動的な女性、という感じ。

それほど影があるタイプとは思わなかったが、あのFBIをやめるんだから、それはそれなりの理由があったのだろうと読める。

先にその理由を書いてしまうと、この潜入捜査の件で仲間に疑われた・・それがかなりショックだったダニー。

今回はその件(潜入捜査中に起こった殺人#今回の犯人の夫が地元の有力売人を射殺を目撃、証言した件)が、ダニーのミスではないか?と疑う犯人と、なぜか犯人に好意的なブルに追い詰められるダニーという構図で始まった。

 

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監禁事件中に模擬裁判!

今回面白かったのは、この監禁されている状態で始められた模擬裁判。

もともと犯人も模擬陪審員として来ているし、監禁されているメンツは、集められた模擬陪審員か、TACのメンバーのみ。*もちろん別件の模擬裁判

なので模擬裁判は当然の成り行きなんだけど、これをやることでブルは何を、誰に証明しようとしているのか?がストーリーの中心になる。

犯人に好意的(彼女の夫の無実を信じている風)なブルなので、この模擬裁判の結果から、無実の犯人の夫を救出するのが目的?という流れで話が進む。

模擬裁判では、弁護士嫌いなブルが犯人の弁護士役。*正確には犯人の夫

元検事の弁護士・ベニーが検事でチャンクが裁判官。

そしてこの裁判のハイライトは、もちろんダニーの証言だ。

 

当時、ダニーは薬物検査を無視していた

この監禁事件の最中に、当時のダニー(というかこの裁判)の詳細が分かってきた。

なぜダニーが仲間に疑われたのか?だけど、潜入捜査中のダニーは潜入相手の売人から信用を得るためドラッグをやっていた。*実際は売人に盛られていた。

そこで彼女はFBIが実施している(または証言の信憑性を高める為の検査)を逃げていた。

FBIは当時の裁判で、相手の弁護士にこのことを突かれることを恐れ、この件で司法取引を。

この取引で、犯人は懲役25年以上の刑(もちろん無期・死刑の可能性も)を17年まで減刑されている。

 

証人喚問でブルはダニーを追求

ダニーは今回の証言でも、もちろん殺人の目撃を詳細に証言。

この証言は疑いようがないと断言する。

ところがブルはダニーの目撃した時の状態を問題視する。

その時のダニーが薬物を摂取させられている状態だったこと。

この薬物が幻覚を起こす作用があったこと。

ダニーがFBIの規定を無視していたことを陪審員に訴える。

信用を完全に失ったダニーに、陪審員の判断は「無罪」。

 

FBI辞職時に深く傷ついたダニーは。今回再びブルに信用を落とされ、さらに傷つく。

だがブルのこの行為は真実を明らかにするための戦略だった。

 

実は犯人の夫はサイコパスの殺人者だった

結局、真犯人は犯人の夫で過去の裁判は正しかった。

ただしこの犯人は妻を騙すサイコパス。

これをブルがどの時点で見破ったのか?は明かされなかったけど、事件当時にこの件を犯人の妻(今回の犯人)が何度もブルに依頼したが、ブルに無視されたという会話が最初の方であったので、その時点でブルはこの件を調べて分かっていたのだろうと思う。

今回の事件を良い機会に、今も傷ついていたダニーの心を開かせた・・とこんな感じなんだろう。

 

ところで今回も真犯人を見つけた(実際は判決が正しいことの証明)ブルだけど。こういう冤罪か?そうでないか?という件は、現実にも本当に難しい。

前にコールドケースやCSIで、冤罪を訴える死刑囚を救ったら真犯人だった~というエピソードがあったけど、まあこういうことは起こり得るよね。

反対に、本当に冤罪という場合の方がはるかに非人道的なことから、冤罪問題は想像以上に難しいものなる。

こういう殺人のような重大事件でなくても冤罪事件というのは厳しいものがある。

自分が巻き込まれたらたまったもんじゃないし。

今回のブルの場合、今までのドラマでの冤罪系のエピソードとは逆の結果となったけど、ストーリー自体は結構甘口だったと思う。

ブルは社会派とかリアリティを追求した犯罪モノとかではないから、甘めの結末でもいいと思うけど、流れ自体は通常の逆を行っているので、何かのメッセージがあったのかな?

ちょっとそこまでわからなかったけど、ただダニーの心の傷をどうこうというだけではなかったような気がした。

 

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