今回がシーズン最終回のブル 法廷を操る男。
ゲストは前回に引き続き、「エリザ・ドゥシュク」。
今回のあらすじを簡単に書くと・・
ある幼い子供を持つ若い女性の家に突然FBIが突入し大量のヘロインを押収する。
実はこの女性の兄は有名なドラッグディーラー。
だがこのシングルマザーは本当にヘロインがあった事を知らない様子。
この裁判の弁護人はエリザ・ドゥシュク演じるJ・Pナネリー。
なぜドラッグディーラーにJPが肩入れするのか不思議に思うブルとTACのメンバー。
JPがこの案件を引き受けた理由は、この訴訟に事務所の独立がかかっていたからだった。
そして勝つことでJPは念願の独立を叶えられるが、形勢はどう見ても不利。
この件に関わりたくないブルだが、前々回からの約束があるので、嫌々ながらJPを手伝うことに・・・
被告はおそらく無実、だが何か引っかかるブル
今回の流れは最初から分かっていたように、シングルマザーは無罪。
そしてなんとなく、彼女とドラッグディーラーの兄が何者かにハメられた的な風に流れていた。
その根拠は、兄が有名なドラッグディーラーなのに、自宅に大量のヘロインを隠すバカがいるのか?ということだ。
ブルもJPもそう思うので、この辺りを突くことで無罪に持ち込もうというのが2人の戦略。
まあ確かに有罪なのは兄!と陪審も思うだろうから、ブルの裁判科学を駆使すれば、被告人を無罪にすることはそれほど難しくないように思われた。
ところがこの件から、死者7名を出すドラッグディーラー同士の抗争が勃発する。
陪審員達は売人の報復を恐れ、誰も陪審員に選ばれたくないようになってしまう。
これでブルの陪審員選びの戦術が白紙になってしまった。
だがここからブルの切り返しはお見事で、顔が見えない陪審選びも完璧にこなした。
そしてほぼ同時に判明したのが、このヘロインの在り処を誰かが密告したこと。
ココが今回一番面白かったところで。実は密告したのは被告の女性の息子だった。
被告の兄は、「大事な妹の息子を危険な目には絶対にあわせない」とブルらに言っていたが、これが全てウソだった。
今までのこのドラマの流れから、これでブルがどう動くかすぐに推測できた。
それはブルが真犯人を検察に教え、それと引き換えに無罪(起訴取り下げ)に持ち込むというものだ。
タイトルの「裏切り」とは?
ただ今回はこのパターンにならなかった。
ブルはJPにも真実を話さず検察と取引き、さらに裁判長まで巻き込んで芝居を打った。
これは被告が兄を売った直後の兄からの報復を逃れるためなんだけど、正直な感想は「うーん・・・」という感じだった。
たぶん脚本上ではいい感じだったんだろうけど、実際に演技してみたらイマイチ・・とかそんな感じに見えたなあ。
今回の邦題でもある「裏切り」だけど、これはJPに真実を話さず、裁判の流れから自然にJPが検察のミスに気付かせるというものだった。
有能なJPがこのミスを見逃すはずがないという演出は良かったけど、それ以外がどうもクサい。
いや、真犯人をあげたところのシーンは良かった。
それまでの検察と裁判長の演技も良かった。
何も知らないJPも問題なし。さらに嘘だと分かってからのJPも問題なし。
でもブルがなぁ。
マイケル・ウェザリーの演技がどうこうじゃなくて、この生暖かい結末までのブルがなあ。
裏切りってほどの裏切りでもないし。
これアメリカではどう見られてるのだろう?
何回も書いているけど、マイケル・ウェザリーが主演している以上、このドラマの後ろにはNCISが見える。
超硬派な事件と結末+コメディ満載の捜査が冴え渡るNCISと比べると、このBULLの甘さはどうなんだ??
面白くないということはないんだけど、期待が高いだけにこの部分は次のシーズンで必ず修正してほしい。
そうじゃないと近い内に打ち切られると思うな。
でも現在アメリカで放送されているBULLシーズン2の視聴者数が好調なんだよね。
これなんでなんだろう?
グッド・ドクター
で、WOWOWでは、このBULLの後の放送に「グッド・ドクター」を持ってくる。
このグッド・ドクターはすごく評価の高い、そして人気のあるドラマなんだけど、これは楽しみだ。
主演はベイツ・モーテルでも主演を務めた「フレディ・ハイモア」。
フレディ・ハイモアも少し大人になったね。
役柄はわりとベイツ・モーテルとカブる部分も多いけど、また違った魅力を見せてくれるはず。
それからWOWOWでのベイツ・モーテルの続きはどうなったんだっけなあ?
BULLのシーズン2は放送されるそうだけどベイツ・モーテルも見たいからね。
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