BULL/ブル2 法廷を操る男 E7 / 正直は損か得か

BULL / ブル 法廷を操る男
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ブルシーズン2の7話は、大学への進学と奨学金が決まっていた苦労人の高校生が、重要な試験に遅刻(病気の家族のためという理由はある)。

この試験でスコアが足りないと学生の進学は白紙という状況に、なんと担任の先生が回答の改ざんを行う!

これがバレて担任教師はクビ、さらに詐欺などで起訴される。*有罪なら懲役10年級。

そして問題の生徒は進学も奨学金も取り消しに・・・

 

この事件は少し複雑

これだけ聞くと、ただの試験回答の改ざん事件だが、実はこの事件にはいろいろと複雑な面があった。

まずこの回答改ざんに関係した教師は6名、生徒数は数十名にも及んだこと。これは大規模で組織的事件だった。

ところが、ブルの件の生徒と担任に関しては、この大規模改ざん事件とは無関係の単独犯だった。

そしてブルは、裁判で無罪を主張する戦略を決めているが、この担任教師は正直者で、すでに自白を行っている事。

そしてこの件をさらに複雑化しているのが、この教師。

確かにこの人、正義の教師であり、とても善人。

だが、自分の改ざんを犯罪だと自白し、それを裁判でも認めてしまうので、ブルは勝訴のしようがない。

この人の正直さによって、ブルは戦略を変更して戦うのか?とストーリーは進んで行くが・・

 

アメリカの裁判は、日本よりも断然成熟している

アメリカは以前から陪審員制度で裁判を行い、日本は最近になってようやく陪審員制度を採用した。なので、アメリカのほうが日本よりこの制度を使いこなせているのは当たり前だけど、それより日本は陪審員制度がまだ機能していないように思う。

陪審員制度など、アメリカの裁判というと、日本では「あまり良いものでは無い」という感じで報道されたり、語られる事が多い。賠償金についてとか、裁判社会は悪とか。

ところが、アメリカの裁判の判決を見ていると、この陪審員制度が見事に機能していることに気がつく事がよくある。とくに企業を相手取った、高額の賠償金を求める集団訴訟の判決を見ていると、その判決が企業の不正に対して強力な抑止力になっている事が多い。

もちろん全てがそうとは言えないし、原告側が敗訴することもある。でもそんな事がほぼ起こらない日本と比較すると、抑止力という面ではアメリカの方が圧倒的に機能している。

アメリカの法廷ドラマは、ほぼ現実の裁判をトレースしているので、どんな判決が下されているのかは日本人にも分かると思う。*もちろんドラマなので、脚色もあるし判決が逆になったりもある。

いずれ日本もアメリカのような裁判のあり方になるのかもしれないが、なんとなくそうはならないような確率が高いように思うなあ。

 

ブルの裁判戦略

ブルの裁判戦略は、本来能力的に足りていて進学+奨学金を約束された学生が、偶然の事故でスコアが不足した。生徒の本来の能力を考えれば、教師の改ざんは、そもそも無かったようなもの。通常であれば合格点を取れるのだから、教師の改ざんは争点ではない!という主張。

さっき書いたことにも関係するけど、この主張を最初に聞いた時、自分の感想は「はあ?」だった(笑)。

そんな事、認められるわけがない!と普通の日本人は思うのではないかなあ? だって改ざんは不正だし、犯罪だろ!とね。

ところが、アメリカの裁判では、ここまで極端ではなくても、こういう風の主張は結構多い。例えば、スーツの偽弁護士マイクが、弁護士として認められた一件とか。あれの方が今回よりはるかに現実的では無いけど(笑)、そんな感じの裁判が本当に結構あって、陪審員の判断も日本人的では無いものになる場合が多い。

これは、アメリカ人のほうが型に囚われていないという言い方が出来そうだけど、それよりアメリカの陪審員は物事の本質を見ようとしているのだと思う。

これは陪審員制度のあり方の一つだと思うけど、さて日本ではどうなっていくのだろう。

 

マキャベリか?不動の善人か?

今回のブルはオリジナリティがあって、すごく面白かった。

アメリカのドラマの場合、似たような脚本がかなり多いので、「ああ、あれか」的な事がよくある。それも何度も使われたストーリーも多い。

でも今回のブルは主張はとんでもないけど、ストーリー展開も結末もオリジナリティがあって楽しめた。

特に面白かったのが、当初マキャベリ的な戦略で裁判を闘うはずだったブルと、それに反対した協会の弁護士の話。

本来なら弁護士が裁判の主導権を握るのだけど、ブルの場合は常に彼が主導権を握る。なので、対立した2人だったが、ほぼブルの戦略で裁判は進み、弁護士の方が折れることが多かった。そしてなぜか2人は上手くいっていた。

ところが検事からの取引の提案で状況は一変する。

今回のエピソードは本当に面白く、ぜひ見て欲しいので内容に関する感想はここまで。

前に同じことを書いたような気がするけど、このエピソードはブルの最高傑作だと思う。まあ、最高を更新したということで、ブルがどんどん面白くなっていっているのだろう。

 

マリッサの彼氏は詐欺師?

ここ数話でマリッサの様子が変だったけど、今回その理由がはっきりした。

最近マリッサには彼氏が出来て、彼女は本気。ここまでは前から分かっていた事だけど、実はマリッサは実家の母の容態が悪く、経済的にも実家を支援していた。それがかなりの経済的負担になっていて、彼女の私生活を圧迫していた。経済的問題なので、本来はボスのブルに相談すべきだが、ブルはすでに高給をマリッサに払っている。その上、マリッサはブルを敬愛しているので、これ以上の要求はできないと考えている。ここに彼氏がマリッサに対し、超有利な投資案件を紹介してくる・・

という事なんだけど、この彼氏が非常に怪しい。

こういう風に金の話が出てきたということは、これは今後のストーリーへのフリなんだと思うけど、これは何のフリなんだろう?

ちょっと推測すると、マリッサの彼氏(ファンド関係の仕事と言っている)は詐欺師で、マリッサは騙され資産を奪われる。

これを知ったブルは報復に出るが、実はブルはマリッサが好きだった事に気がつく。そしてマリッサもブルへの気持ちに気がつく・・とかかな?

あまりにもありふれた展開だが、いかにもそういう風にストーリーが進みます的な演出が多い。

どうなれば一番面白いか?は予想がつかないけど、今のブルの面白さからすると、予想を外すにしても予想を通りに事が運んだとしても、何か面白い仕掛けがしてありそう。

個人的には予想を超えたストーリーに期待したいが、まあ面白ければ何でも良い。

やっと早く続きが見たくなってきた。

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