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【感想】デクスター:ニュー・ブラッドが始まった!

Dexter: New Blood s1 デクスター:ニュー・ブラッド

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人気海外ドラマ「デクスター」の続編、デクスター:ニュー・ブラッドがHuluで配信開始。扱いは毎週月曜に1話ずつ配信されるHuluプレミア。プレミアといっても配信方法が特別なだけで、料金は通常の月額内で見られるのでご安心を。現在3話まで配信されたので、とりあえず今回は3話までの感想や前作について、そしてニューブラッドの今後についてなどを書いてみる。

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デクスター:ニュー・ブラッドE1~E3までの感想

まずここまでの感想を一言で書くと「文句なしに面白い」。 少し補足すると、前作「デクスター 警察官は殺人鬼」を見た人にとっては完璧に面白い。そしてこの続編がデクスター初見になるという人にとっては、面白いけど、いまのところ熱く語るほどでもない・・といったところだと思う。 まあ、どちらにしても普通に楽しめる海外ドラマだとは確実に言えると思う。

まず1話だけど、久々のデクスターを見て最初に驚いたのは、主人公のデクスター・モーガン(今は名前をジム・リンゼイに変えている)を演じるマイケル・C・ホールの見た目が前作そのままだったこと。 設定は前作の最終回から10年後でリアルでは8年後となっているけど、マイケル・C・ホールはほとんど老けていないし、体型もまるで変わっていない。 役のデクスター・モーガンは体力を常に高いレベルで維持していたが、役者の方も同じらしい。 ちなみに音楽も前作と同じものが多く使われていて、オリジナルのファンにとっては嬉しいことが多いはず。

そしてデクスターといえば妹のデボラだけど、彼女は前作で言うハリーのポジションを引き継いでいる。 ニューブラッド制作発表時、デボラ役のジェニファー・カーペンターがクレジットされている!とニュースになっていたが、死んだはずの彼女がどんな役を?という疑問の答えは、素直にハリーの後継者だった。そしてこのキャスティングは、これまでのところ間違いなく成功していると思う。

前作から引き続き出演しているのは、いまのところこの2名だけ。だが今後誰かがカムバックする可能性はかなり高いように思う。 いずれ名前を変え身を隠したデクスターに気がつく者が出てくると予想できるし、それに気づく者は、当然前作のデクスターを知っている人物となる。 そんな感じでこれからもオリジナルファンが喜ぶ展開は続くはず。 個人的にはこの続編を、かなり好感しているけど、多くのオリジナルデクスターファンも同じ気持ちだと思う。

ただ少し?と思うのが、あまり本国アメリカで話題になっているのを聞かないこと。ここまでは(3話まで)はかなり面白いと思うけど、今後躓くのだろうか?? まあ、日本ではHuluがかなり早い段階で独占配信を発表していたので、自分の楽しみのためにアメリカのレビューなんかをシャットアウトしているので、そのせいだろうか? ただ人気が爆発しているなら、それでも耳に入ってくるものだが・・・

その他、ビミョーな点

このデクスターニューブラッドを語る上で、前作からの流れというのは大事だと思う。 一応、特にギクシャクしたような感じは受けなかったが、唯一微妙に感じたのがハリソンの登場についてだ。

ハリソン役の俳優「ジャック・アルコット」については何も問題ない、微妙に問題があると感じたのは脚本・設定の方だ。 それはハリソンがいとも簡単にデクスターを探し当てたこと。 高校生のハリソンがデクスターを見つけたということは、例えばマイアミPD時代の仲間である、エンジェルやクイン、マスオカがその気になれば・・・と言えるはず。 特にクインがデクスターが生きていると知ったら? それはデクスターにとって悪夢の始まりになるはず。

というより、そんなミスを犯すというのはデクスターらしくない。なにより掟その1に反する。 それとハンナが死んだという設定も、なにか取ってつけたような微妙な脚本だ。 ハンナが登場しないのはいい。ハンナ役のイヴォンヌ・ストラホフスキーは間違いなくギャラが高いだろうから、その意味でも構想外だったように思う。 また、個人的には前作で彼女が登場してからデクスターというドラマから少し面白みが失せたと感じていた。 イヴォンヌ・ストラホフスキー自体が問題ではなく、彼女のような超美人がデクスターというドラマ、いやデクスター・モーガンの相手に合わないと、どうしても感じていたからだ。 なので彼女がニューブラッドに出演しなくても問題ないが、いきなり死んだというのは違和感あるなぁ。

と、ハリソン関連で2点微妙に感じた点があった。 だが、もしかすると、これは演出なのかもしれないとも思う。 そう、ハリソンという人間がデクスターと同等、または彼を問題にしないほどの能力を持つ者(殺人者?)という場合だ。 それなら他の誰もが成し得ないこと、デクスター・モーガンを探しだすこともそれほど難しくはなかったのかもしれない。 父親を探し始めた理由も、なぜ父が姿を消す必要があったのか?から父の闇を察知、自分の中にも闇の存在を認識・・なんてことかも。 そんな理由なら、ハンナの死もこれから語られていくのかも。 もちろん、ただの自然死でもそれはそれでいいのだけど・・

気になる今後

そもそもこのデクスターというストーリー(原作)は、犯罪者・サイコパスという人格が遺伝するのか?というのがテーマの主軸で、それは今も変わっていないはず。

なので当然、この親子の、というかハリソンの今後がドラマの主題になる可能性が高いと思う。 デクスターが長年の沈黙を破り殺しを再開したことより、ハリソンの今後のほうがニューブラッドのメインテーマだと。

ここまでそんなフリは何度かあった。 明らかにハリソンはデクスターと同じく、人並み外れた体力・知力・行動力を持ち、そしておそらく何か普通の人間とは違う雰囲気を持っている。それが父同様サイコパスなのか? それとも人格的には一般的だが、ただ単に優れた人間なのか? このあたりはすぐに分かってくると思う。 ただ前作を見ても、トリニティ・キラーとその息子など、どう見てもこのドラマは犯罪者の遺伝を確信しているフシがある。 過去の事例からは、ハリソンも・・というのが今の流れであり、今後も続くメインテーマなんだろうと思う。

もう一つのテーマ

そして前作には「サイコパスは矯正できるのか?」というテーマもあった。 これもドラマ開始当初からあったメインテーマだったが、前作の最終回、ニューブラッドのここまでを見ると、結局サイコパスの矯正は無理というメッセージが伝わってくる。

前作で言うなら最終回のデクスター、すでに脳死状態だったデボラの安楽死のために、自分のすべてを捨てるという、まさにサイコパス特有の行動を取っていた。 サイコパスは本来、誰にも愛情を持たないが、異常に溺愛する対象を一人持つケースが多い。 そのほとんどの場合は家族で、母親というのが最も顕著な例。デクスターの場合はそれがデボラだった。 デクスターはデボラのために、愛していると感じていたハンナ、そして最愛のはずのハリソンまで、まさにポイッと捨ててみせた。そこにはなんの執着もなく、愛情の欠片もない。

まあ、一応ハリソンに対しては愛情的なものを持ってはいるが、デボラに対するものに比べればだいぶ 差がある。 最終回の土壇場でデクスター・モーガンは生粋のサイコパスで矯正なんて無理無理というのが前作最終回のメッセージ。

そしてニューブラッドでも、相変わらずデクスター・モーガンはサイコパスそのもの。 久しぶりの殺人もそうだし、平然と別人になりすましたり、カモフラの家族を作ったり、周囲には親切な良い人を完璧に演じていたりと、その行動はFBIのサイコパスマニュアルそのものだ。

さらに執着の件では、デボラがハリーの後継者として現れたのもそうだが、それ以外でも、デクスターの現在の彼女である、ジュリア・ジョーンズが演じる「アンジェラ・ビショップ」、彼女がどこからどう見てもデボラに似ている。 デクスターが気づいているのかは不明だが、この解説なしの演出は、明らかにデクスターが今もデボラに執着していることの証明だ。

そしてさっきの話、ニューブラッドのメインテーマは「サイコパスの遺伝」なので、おそらくハリソンはやはりサイコパスだ!という事になりそう。 そしてデクスターがハリソンに対しハリー的な立場になっていくのだろうと予測できる。そしてハリソンの執着の相手はもちろんデクスターだ。

予想ばかりしてきたが、デクスター:ニュー・ブラッドは面白い。 このペースで最後まで、そしてちょっと早いがシーズン2も期待したい。 とりあえず早く次が見たいね。

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