ネットフリックスで配信されているドラマ「ダイナスティ」。
なんとなく見始めた当初は、「なんてバカバカしくて面白くないドラマなんだ・・」と思っていたけど(笑)、シーズン1の7,8話くらいからだんだん面白くなってきた。
最初の頃のあのつまらなさは、普段なら途中で投げ出すところだけど、その頃「ダイナスティ・シーズン3に更新!」というニュースを見て、かなりビックリ! え?シーズン2じゃなくて3?? マジか、そんなに続いてるの??
そうか、もしかして面白くなるのかも?と思いながら見続けていたら、おっと、確かに面白くなってきた(笑)
ダイナスティのキャスト
ダイナスティのキャストで、まず目を引くのが「エリザベス・ギリーズ」。
エリザベス・ギリースの事は何度かこのブログでも書いている。


エリザベス・ギリースの今回の役「ファロン・キャリントン」は、事実上ダイナスティの主役だ。
若く、生意気で、野心的な美人、自分もファロン・キャリントンはエリザベス・ギリースのイメージにピッタリだと思った。のはずなんだけど、開始当初はなんとなくファロンのイメージにエリザベス・ギリースが合わないように感じていた。
これはなんでかな? なんとなくエリザベス・ギリースが、当時はあまりカッコよく見えなかった。まあその後、10話近くなってからはイメージ通りになってくるのだけど・・・
また、最初の頃のファロンは、何をしてもやり過ぎ感があった。少し子供っぽいというか。
ファロンは超リッチな娘だけど、高学歴で仕事もできるバリバリのビジネスウーマン、最初の設定を間違えたのかな?
ただそんなファロンも、シーズン1の中盤からはいい味を出すようになった。
ブレイク役のグラント・ショウ
ブレイク・キャリントンを演じるのは、80年台のスター「グラント・ショウ」。ブレイクもファロンと対等の、このドラマの主役といっていいだろう。
グラント・ショウは、この手のドラマを得意とする俳優だけど、最初はこのキャスティングも合っていないように感じていた。
グラント・ショウはブレイクを演じるには少し若いというか・・ なんとなくキャラ設定も曖昧で、どう捉えていいのか分からない感じだ。
悪党なのか?善人なのか?がよくわからない。たぶん悪党なんだと思うけど、未だ決定的なシーンがない。これから判明していくと思うが、これが戦略だったらなかなかだと思う。どういう人間なのか判断できないが、実は・・みたいになると面白いだろう。
シーズン1後半は、どうもかなりの悪党なのかも??と思わせてきたので、その線で進めてくれるとうれしいかも。
また、後半は貫禄もでてきたし、エゴイストぶりも発揮してきて、彼自身の面白みが増してきたと思う。
まあ、なによりファロンの父なのだから、ファロンを手玉に取るような活躍を期待したいね。
ストーリー的にちょっと弱く感じる点も少なくない
そうなんだ、ダイナスティは面白いと思うし、当分見続けるつもりだけど、どうも弱い部分がある。
例えばファロンとカルヘイン。
シーズン1終盤、カルヘインはファロンと距離を置き、ファロンはそれならしょうがない的な感じだ。
確かにカルヘインの立場になれば、あの性格のファロンとでは、将来が暗いというか黒いように感じるだろう。幸せな人生になりようが無いと思い、別の道を探そうとするのは分かる。
だがファロンはなんだ? カルヘインに執着するわけでもなく、リアムと結婚する。
なんか軽い!軽すぎる。ん、ん、もっとファロンは自分本位でいいし、周りもそれに慣れてたほうが面白い。
それから、まだシーズン1を最後まで見ていないが、この流れ的に、ブレイクとアレクシスの誘拐された長男ってリアムじゃないの?
今の所、他の候補者がいない。もしそうなら、相当うまい脚本でないと興ざめしそう・・
また、ファロンとクリスタルの確執が、なんとなく沈静化してしまったのも謎だ。
アレクシスの登場があったにしても、クリスタルがファロンに対し軟化したのも気に食わない。
ここは当初の設定通り、ガチガチにやりあってこそだと思うけど。
ダイナスティとダラスを比較すると・・
ダイナスティは80年台の大ヒットドラマのリメイクだけど、ほぼ同時期に大ヒットしていたダラスも、ダイナスティより一足先にリメイクされていた。
このダラスのリメイク版はスーパードラマTVで放送済みなので、日本でも見たことのある人は多いだろう。今はひかりTV系の動画配信サービス等で見ることが出来るのかな?
そのダラスとダイナスティは共通点が多い。というか、ほとんど同じ設定だ。
ダイナスティのキャリントン家も、ダラスのユーイング家も石油事業で世界的な企業になっている。その後の展開もほぼ同じような感じだ。
例えばダイナスティのファロンはダラスではジョン・ロス。ブレイク・キャリントンはJR、などなど。
Don’t go anywhere, a whole extra hour of #DallasTNT finale is left! #WhichEwingDies pic.twitter.com/oBadr1wtuJ
— Dallas (@Dallas_TNT) 2014年9月23日
個人的に意見では、ダイナスティよりダラスのほうが好きだ。
ファロンのキャラより、ジョン・ロスの方が野心的で人間味があった。またダラスのほうが、キャラのマッチ度が抜群に高かったと思う。
ジョン・ロス役のジョシュ・ヘンダーソン、クリストファー役のジェシー・メトカーフ、ボビー役のパトリック・ダフィー。
そんなダラス、結局打ち切りになってしまったのは、重要キャラのJR役 / ラリー・ハグマンが病気で亡くなってしまったことが原因だろう。
JRの予想外の死で、大幅な脚本変更があったのは間違いない。かなり強引にストーリーを変更したので、リアリティを無くしてしまったのが残念だ。まあ仕方がないことだけど、あのキャスティングは素晴らしかっただけに今でも残念に思う。
今後のダイナスティに期待するところ
今後の期待は、シンプルに戦ってほしいということかな?
変に正義感を振りかざさずに、私利私欲のための戦いをしてほしい。それでこそキャリントン家。懇意にしてくれる人も平気で利用しノシていく、ファロンやブレイクが見たいね。
また今の流れから、カルヘインとキャリントンが反目し合うような感じがするが、これは程々にしてほしい。 超リッチでパワフルなキャリントン家とカルヘイン家の戦いなんて見たくもない。
まあどっちにしても、変に凝らずに行ってほしい。
ルックス抜群なキャストの騙し合いで十分楽しめる。ダラスの分もダイナスティに頑張ってもらいたい。

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