海外ドラマ「エレメンタリー S3 E5 / ブラッド・ダイヤモンド」
今回もまた難解な事件だったエレメンタリー。
このエレメンタリーで一番感心するところは、これだけ難解で複雑なミステリーなのに、毎回必ず脚本の整合性が取れているところ。
ミステリーの組み合わせと謎解きそのものは超難解。でも最終的にわかりにくいとか、理解できなかったというケースが一度もない。
ここはさすがというか、シャーロック・ホームズの番組を作るだけのことはあるよね。
そして今回もいつものように難解+複雑。
まずオープニングは水たまりに浮いていた「人間の手」が発見された事からスタート。
ホームズはこの手を死人のものと断定。
この推理はほんの少し強引な気もしたけど、その後の展開はナカナカすごかった。
まず最初に挙がった容疑者がなんと犯人。
こういうドラマで最初に取り調べを受けた容疑者が犯人で、しかもあっという間に自白・・というパターンは珍しい。
といっても無いことはなくて、このパターンは他ドラマでも使われている。
なのでこのパターンの場合は、必ず黒幕がいるよね。
ただし今回のエレメンタリーで最も注目を集めたと思われるのは、今シーズンからワトソンに変わるホームズの新パートナー、「キティ・ウィンター」。
今シーズン開始からキャストに加わったキティだけど、彼女は今のところ期待以上の活躍をしていると思う。
ただホームズの相棒がワトソンでなくなるという可能性はほぼ無いので、このキティはおそらくスポットの代役だと思う。*ワトソン役のルーシー・リューに今シーズンは何か事情があったんだと思う。
キティには暗い過去があり、その過去を抱えたキツい時期にキティはホームズに助けられる。
キティに手を差し伸べたホームズは、キティの中に犯罪捜査の才能を見出す。
その才能は、鋭い洞察力だったり、怖いもの知らずで的確な行動力なんかだと思う。
あまり暗すぎない性格と、ワトソンに勝負を挑む芯の強さも彼女のいいところだよね。
そしてワルっぽく、少し生意気な性格を表したようなメイクと服装。
それも何となく安っぽい服をいつも着ている。
こんな役柄なのでわかりにくいんだけど、このキティ・ウィンター役の女優はかなりの美形だ。
女優の名前は「オフィリア・ラヴィボンド」。
この人はホームズ役のジョニー・リー・ミラーや、警部役エイダン・クインと同じイギリス人。
WOWOWでは放送後のインタビューで、オフィリア・ラヴィボンドの私服シーンが出てくるけど、これなんか見ているとこの娘はカッコよくてクールだよね。
しゃべり方も静かで自信満々って感じだ。
ところで今回、ワトソンが登場しなかったんだよね。
これは今までのエレメンタリーで初めてだ。
このワトソンの留守をキティが埋めたんだけど、この設定もすごく良かった。
キティの有能さと高い人間性を証明するのに、警部と警部の娘を間接的に助ける。
キティは警部の娘を殴った娘の彼氏に何かを言って問題を解決したとの事だけど、一体何を言ったんだろうね?
この話、てっきりホームズが関係しているのかと思ったけど、キティの単独だった。
この辺はワトソンよりキティのほうがホームズの弟子らしい。
そして最後のシーンでホームズはキティに「君は今が伸び盛りだ」と言っていた。
これはホームズの最大限の褒め言葉かな?
彼女に回想録も許可するおまけ付き。
これだけのスピードでホームズに認められたのは、ワトソンよりはるかに早い。
ただ次回予告では、完全にワトソンが戻ってきていた。
ん~、まあ、ジョニー・リー・ミラーとルーシー・リューのコンビには今までの歴史もあるからね。
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