海外ドラマ「グッド・ワイフ S3 E11 / 陪審員室の謎」
シーズン1と2のグッドワイフでは、ほとんど悪い所が
目立たないほど、面白かったグッドワイフも、
シーズン3に入り多少面白くないところも目立つようになってきた。
でも人間の作るものだから、70%以上面白ければ
全然問題なしなんだけど。
今回のグッド・ワイフも7:3で面白いという、
最近多い比率。
でもストーリーはだいぶ深まって、今後のドラマには
かなり期待できる内容だった。
まずエピソードの本筋は、担当裁判の陪審員の心変わりが
あまりにも急だったので、不信に感じた弁護側は、、
といった内容。
ここはありきたりで、高度な面白さが求められる
このドラマとしては、特に書くことも無い。
でもシーズン通してのストーリーはヤバいくらい多彩で、
誰がどうなるのか全く予想が出来ないので、
今後のスリル溢れる展開が大いに期待できる。
まず何といっても、ウェンディーの狙いがピーターだった
というのは深い!
彼女がピーターの下につく事自体が、何か不自然だったけど、
こういう罠を用意していたとは。
しかもウェンディーの事だ、ウィルにも厳しい追求を
続けるだろう。
ウェンディーの読みでは、ウィルがピーターの敵になると
確信していただろうから、今回のウィルの行動はウェンディーの
追及をいっそう激しくさせる結果になるんだろう。
でも面白いのは、ウィルがアリシアを守る為にピーターを
売らないという事を、ウェンディーが悟っているのか?
というところ。
ここはまだ不明なんだけど、さすがグッドワイフ。
どっちに転んでも面白い。
純粋にウィルを追求するだろうA・ワイリーの追い込みは、
相当キツイものだろうし、ウェンディーも同じ匂いを
持っている。
もしウェンディーがウィル&アリシアの件を知っていて、
この行動なら、さらに彼女の恐ろしさが増すね。
ウェンディーは相変わらず怖すぎる敵役だ。
そして妙にピーターとアリシアが接近しだして、
カリンダとアリシアもやや修復という展開は、
明らかにウィルがピンチに陥る前触れと考えるのが普通かな。
ピーターとアリシアの今回のグレース入学に対する行動は、
普通の視聴者なら多少の反感を感じるはず。
そんなちょっとムカつく2人を、ワリを食ったはずのウィルに
守らせようという筋書きだったら、女性ファンが泣いて
ウィルを応援する展開が読めてくる。
もしかすると、ウィルとアリシアが対立関係になる可能性も
あるのか。
ところで今回の最後のシーン、
アリシアの友達が、なんとダイアンだったってところ。
これは前回のウィル&カリンダの2人飲みのシーンに並ぶ、
グッドワイフの名シーンになるだろうね。
一瞬で会話も無かったけど、大作映画なみに深いワンシーンだった。
それといつも社会派の一面も見せるグッドワイフだけど、
今回のそれはフェイスブック(ネット)だった。
まあネット全般に対してかもしれないけど、もうフェイスブックの
友達承認だけで、裁判を左右する時代になったそうだ。
もうリアルもネットも無くなったって事だろう。
グッドワイフでは、前にP・エデルスタインという
IT社長の裁判でも、こんな事でいいの?みたいな演出があったけど、
今回の承認の件も、あれと同じ様な意味なのかもしれない。
このアメリカでの本放送は、約1年ぐらい前だから、
ちょうどフェイスブックのIPOがカウントダウンに入った頃だ。
それ以外にもアメリカの去年の年末は、ネット関連に話題が
豊富だったから、原題の「WWW」も、そんなアホらしさと
かけてるのかもしれないね。

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