海外ドラマ「グッド・ワイフ S4 E6 /法律の壁 」
今回のグッド・ワイフは、なかなか凝っていて面白い一話だった。
まず今回やっぱり気になったのは、英語のクレジットで普通に出てきた「監督=ジョシュ・チャールズ」。
これはいつもの「プロデューサー=ジュリアナ・マルグリース」と同じ感じだけど、
予想以上に違ってたね。ジョシュ・チャールズ、センスあると思う。
特にNHKの日本語クレジットで、演出=ジョシュ・チャールズとあったけど、
この演出が今回はかなり光っていた。
今回は細かいところが、「最高だった頃のグッド・ワイフの演出」に
近かったと思う。
まず最初のシーン。 これは面白かったよね。
明らかにいつもとは違う、雰囲気とセンスがあった。
まずカリンダのダンナがロックハート&ガードナー待合室に入ってくるところから
スタート。 彼がすぐにソファーに座ると、目の前には、なんとあの「クーン判事」が。
もうこの時点で笑えるんだけど、その後最初に呼び出されるカリンダのダンナ、
でもその間際にやってくるのが記者のマンディー。
さらにそこにウィルが登場し、クーン判事を見つける。
ここもかなり笑えるシーンだけど、ウィルもアリシアも当然一目置かざるを得ない
存在の判事が、予約もなしに飛び込みで、一般相談者と共に待合室で待つってね(笑)。
おカタイ軍人なのは前回と前々回でわかっているけど、これはそれを強調した演出。
しかも判事が立った席の隣に、なぜかマディ・ヘイワードが座ってる。
さらにここで凄いのは、マンディーとマディが初対面だというのがわかる会話。
前回の次回予告でマディが知事選に出馬表明するのがわかっているので、
この2人が初対面だということは・・・
こういう超重要シーンを、最初の5分で連発させる演出は凄くセンスが有ると思う。
それからカリンダとイーライが、完全に昔のキレを取り戻しているし、
ジャッキーについたあの看護師は、アリシアの弟のジャッキーへの接し方にそっくり。
こういう細かい演出が今回は最高に光っていた。
あと細かい演出といえば、もう一つ、ケイリー。
ケイリーは前回、偶然管財人と仲良くなったことで再びダイアンに認められる。
こういうケイリーの世渡り上手さは、シーズン1でアリシアと競っていた頃に目立っていた演出だ。
ただし管財人と心が通じたのもはケイリーの実力+人間性でもある。
それにしてもケイリーの勝負のポイントを見つける才能を久しぶりに見た。
さらにウィルに冷遇されてることを一気に解決。
ケイリーが光るとグッド・ワイフは面白くなる。
そして今回一番のお気に入りは法廷シーン。
裁判はアリシアVS軍関係の弁護士ステイブラー、そして判事はあのアバーナシー。
この問題で判事がアバーナシーだと、なんとなくアリシア有利かな?と思うけど、
結果はステイブラーの勝ち。
このステイブラー弁護士は良かったね。
弁護は老獪で、冴えていて、完璧な追求をしたアリシアを、最終的には打ち負かした。
特に最後の判決の決め手になったメールの追求は素晴らしかった。
ところでこのステイブラー弁護士を演じたジイサンだけど、最初見た時に
「この人知ってるな」と感じ、良く見ているとすぐに思い出した。
ランボーの初回で、ランボーを痛めつける保安官(警官だったかな?)だ。
ランボーはずいぶん昔に地上波放送で見たような覚えがあるけど、
あのタフな愛国者、そしてちょっと差別的でもある、ある意味古き良きアメリカン、
あの悪役がステイブラー弁護士だ。
俳優の名前は「ブライアン・デネヒー」、 超ベテランだ。
ランボーの印象では、デカくて恐ろしいやつだと思ったけど、今はさすがに老けたなぁ。
でも眼光の鋭さや迫力は健在。
今回は、勝訴の後、依頼人との握手を断るシーンがあったけど、ここは彼らしかった。
ということで今回のグッドワイフは、面白いシーンが盛りだくさん。
久々にこのドラマを心から楽しめた。
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