ルシファー シーズン5前編の感想

ルシファー シーズン5LUCIFER / ルシファー
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開始当初から、かなりお気に入りだったルシファーが帰ってきた! シーズン5のルシファーは、最近のNetflixオリジナル作品恒例の超高速配信。そう、ルシファーも今やNetflixオリジナル作品なんだよね。

ルシファーS5の設定など

ルシファーは、当初放送していたFOXではシーズン3で打ち切りとなった。しかしNetflixが放映権を購入し、シーズン4を最終シーズンとして制作する事を決定。ところがシーズン4の制作段階でシーズン5制作の噂が出始める。そして、またしてもルシファーは復活。シーズン5の配信が開始された。

で、さらに今度はシーズン5配信開始直前にシーズン6の制作が決定。配信前の時期にシーズン継続の決定がなされるということは、このシーズン5の出来がとても良いか?それとも5以降の数シーズンの構想が優れているか?またはその両方か?のいずれかだろう。

それにしてもルシファーは、まさに波乱万丈の海外ドラマだ。

本題の設定に戻ると、シーズン4の最後は、ルシファーが地獄に帰ることを決めたところで終わった。この決定の主な理由は、自分(地獄の王)不在のスキに、地獄の魔物が地上に現れ、アメナディエルとリンダの子を襲う可能性を考えたからだ。

ということで、ルシファーが地獄の統治を続けているところでシーズンは始まった。そんなシーズン5、個人的にすごく驚いたのが、キャストの変更がほぼ無かった点だ。少し前のシーズンでは、ルシファーの母・シャーロットが加わったり、クロエの上司役としてピアースが加入したり、ルシファーの元カノ役でイブが加入したりと、シーズンを通した準レギュラーの加入が必ずあった。

一応、新加入キャラで言うならミカエルがいるのだが、これはルシファー役のトム・エリスの一人二役。ストーリー的には、今まで同様のシーズンを代表する新加入キャラなのだけど、トム・エリスの二役とはね・・

ただ、このシーズン5は、前・後半に分かれて配信されるので、もしかすると後半に新加入キャラがあるのかもしれない。とはいえ、ルシファー、クロエ、ダン、エラ、マジキーン、アメナディエル、リンダ、といった、メインが不動なのは良いことだと思う。ここまでのシーズン5前半は、キャストに関して何も不満を感じなかった。

ストーリー的には、ルシファーの兄弟「ミカエル」が、ルシファーに成りすまして・・・という展開で始まる。その辺の描写は面白かったし、その設定を長々と引っ張ることをしなかったのも良かった。ミカエルに関しては、まだ決着がついていないので感想を書くことは出来ないが、ここまではテンポよく話が進んで楽しめた。

また、マジキーンとリリス(母)、そしてルシファーの関係も、今シーズンの目玉となっている。ここはサブストーリー的な進行をしているのだけど、メインシナリオともリンクしているので、今シーズンはマジキーンの存在感が増している。ここ数シーズンのマジキーンは、ルシファーの忠実な右腕というキャラではなくなっているので、なんとなくどっちつかずの状態になっていたと思う。これが続くようだと、いずれ降板に向かう流れは必至だったので、このマジキーンストーリーの決着は必見だ。

シーズン5前半の感想

ルシファーというドラマは、軽いノリと明らかにフィクションな設定が面白いドラマだ。いちいち考えることもなく、レギュラーキャストの活躍をシンプルに楽しめるのが良いところ。ここ数シーズンは、悪魔のルシファーのドラマなのに、悪魔以上の悪が出てきて対決したりと、変なシリアス感が少し不満だった。

ルシファーというキャラ設定は、悪魔だけど人間が思っているような完全悪ではないというもの。なので、シリアスになるのはほんの一瞬、あとはいつものふざけたルシファーを見たいと個人的には思っている。そういう意味では、今シーズンのルシファーは完璧だ。一応、ミカエルの反乱とマジキーンのストーリーはシリアスな面が多いけど、そこをルシファーが笑いを持って対処しているのがいい。

そういえば、前半の最後のシーンで「オヤジ」がついに登場した。声すら聞いていなかったオヤジが、なんと普通に現れた。ここね、神がアフリカ系・黒人だったというのは面白いなあ。キリスト黒人説はよく聞くけど、ルシファーでは全知全能の神をアフリカ系で描いてきた。

まあ、アメナディエルもアフリカ系なのであり得る設定ではあるけど、あの場面でこの演出とは、なかなか効果的だったと思う。

今回の配信は前・後半と別れているので、後半を見ないと感想が書きにくいのだけど、とりあえずここまでの前半は期待以上に楽しめた。後半の配信に超期待してる。

ルシファーのキャスト

次にルシファーのキャスト紹介。まずは主役のトム・エリスから行きましょう。

トム・エリス

トム・エリスというと個人的に思い出すのは、5~6年前くらいにFOXクライムで放送していた「RUSH~スキャンダルな外科医」というドラマ。トム・エリスはこのドラマで主演したのだけど、このドラマのキャラ設定がすごく良かった覚えがある。ストーリー的にはイマイチで、成功せずに終わったけれど、成功スレスレの惜しいドラマであったと思う。

トム・エリスは、その後すぐにルシファーの主演を射止めるのだけど、このルシファー役は本当に彼のハマり役だ。

こういうのを得意としてそうな俳優は多いが、このルシファーに関しては、彼以上は思い当たらない。演技がどうこうというより、彼のルックスや喋り方が完璧にハマっていると思う。

トム・エリスは、ワンス・アポン・ア・タイムでは少し謎めいたロビンフッド役を演じていた。あの役は、その後の展開がありそうな雰囲気だったけど、なぜあれっきりになってしまったのかな? トム・エリスのスケジュールに何かあったのだろうか?

何かあったといえば、シーズン5のトム・エリスは、やたらガタイがよくなっていた。彼は身長も190cm以上ありそうなので、マッチョ化すると凄いよね。ただこのルシファー役を考えると、筋トレは程々にしたほうがいいかも?と思った。

ローレン・ジャーマン

ローレン・ジャーマンといえば、シカゴ・ファイアの役が有名だけど、ハワイ5-Oでもかなり良い役で出演していた。いきなりいなくなったと思ったら、シカゴに行ったという事だったらしい。そういえば、シカゴのときもビックリするような降板の仕方だった。

個人的な意見だけど、ローレン・ジャーマンにとってはルシファーのクロエ役より、シカゴ・ファイアのシェイ役のほうが彼女には合っていたと思う。もちろんクロエはほぼ主演で、シェイは完全な助演だったので、彼女がクロエを選択するには当然なのだけど。

最近の彼女は、ルシファー一筋のよう。まあ、今はコロナの影響で撮影ストップとかもあるので、他の作品の予定がある可能性もあるか。

ケヴィン・アレハンドロ

ケヴィン・アレハンドロは、このルシファーでは少し抜けた役のダンを演じているけど、少し前まではバリバリのイケメンキャラだった。

彼の役で覚えているのは、メンタリストやアローだ。特にアローのセバスチャン・ブラッド役はよく覚えている。キャラ的に1シーズンのみの出演で終わったけど、インパクトはあった。

今回のダン役は、クロエの別れたダンナでトリクシーの父親なので、当初の設定ではルシファーの敵役だった。まあ、これも当初からの設定だったと思うが、今はある程度ルシファーとも認めあえる仲になっている。*とはいえ今シーズンは一波乱あるが・・

D・B・ウッドサイド

D・Bウッドサイドといえば、24での大統領の弟、そして大統領役として有名。

その後はスーツや、スーツのスピンオフのピアソンに出演。ピアソンはシーズン1でキャンセルになったらしいけど、D・Bウッドサイドが一時的にルシファーを降板した理由はピアソンの出演があったからかな?

ピアソンがキャンセルになったことで、彼はルシファーに復帰。そういえばピアソンの放送が決定した頃は、ルシファーの方が打ち切り状態になっていた時期だったかも。そう考えると、この人のキャリアも波乱万丈だ。

このD・Bウッドサイドは、見た通り長身でかなりゴツい。彼もトム・エリスと同じく身長は190cmオーバーだろう。悪魔と天界最強の戦士だから、ビジュアル的にもこの2人のキャスティングは理にかなっている。

ただ、D・Bウッドサイドは優しいキャラクターを演じるのも得意としているので、そういう意味からも、トム・エリスとD・Bウッドサイドのキャスティングはピタリと当たっていると言える。

シーズン5後半の期待と展望

今の所、後編の情報は全く耳にしていないけど、前半最終回の感じから、ルシファーとミカエルが争い続けるような展開にはならないだろう。「神」登場なので、さすがに何かしら解決策の提示があるはず。もしかすると、2人に何かを競わせるとかもあり得るかな?

どちらにせよ、兄弟の確執はこれ以上陰湿なものにはならないと思う。そうなると、後半はガラッとストーリーが変わる可能性もある。最初の方で書いたが、このルシファーはすでにシーズン6の更新が決定しているので、次シーズンの構想も上がっている可能性は高い。そしてそれは、間違いなく面白いものになっているはずだ。

いろいろな理由から、この後のルシファーには期待しか無い。前半も面白かったが、後半・次シーズンは更に面白くなると確信している。

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