メンタリスト S6 E8 / レッド・ジョン

 

海外ドラマ「メンタリスト S6 E8 / レッド・ジョン」

 

このシリーズ最大のクライマックスとなる今回のエピソード、個人的な予想とは違い、淡々と事が進み、最後は静かな幕切れだった。

*この後、レッド・ジョンの正体について書いていきますので、まだ見ていない方は注意してください。

 

まずこのエピソードというより、今回は初回からここまでのメンタリストについての感想にする。

少しここまでのあらすじを書いておくと・・

CBIのパトリック・ジェーン誕生の原因となった、ジェーンの奥さんと娘の殺人事件。

この犯人こそレッド・ジョンなんだけど、妻子を殺されたジェーンは極度の不眠症となり、その後の人生をレッド・ジョン逮捕に捧げることになる。

ジェーンは何度かレッド・ジョンの正体に迫るものの、逮捕どころか正体もわからず、繰り返される殺人も止められない・・

しかしそんな状況が一気に動く。

様々な事件の中から判明した証拠を分析すると、レッド・ジョンが警察関係者だとわかり、それに直前までの捜査状況を照らし合わせると、ジェーンは容疑者を7人にまで絞ることに成功する。

 

ということで、この容疑者特定が前シーズンのローレライ事件とも関連し、今回のエピソードでも重要な要素になった。

もちろん、この件がレッド・ジョンを追い詰めた訳だけど、なぜレッド・ジョンがジェーンのリスト(レッド・ジョン容疑者7人)を知り得たのか?という大きな謎が、ものすごく淡々と解決したのには驚いたなぁ・・

 

で、感想なんだけど、個人的にはこのエピソードはこんなふうになると予想していた。

レッド・ジョンの正体はもちろん局長ではない、そして最終的に本当のレッドジョンを罠にはめジェーン自身が決着をつける。この演出はエンターテイメント感満載で、すごくスリルがありレッド・ジョンとの決着は激闘になる・・

ところが実際はそうはならなかった。

 

この演出、脚本に関しては予想とは違ったというだけで問題はない。

というより、ジェーンの心理面に深く迫った結果だと思うので納得できるし、こういう結末も重みがあってよかった。

ところでレッド・ジョンがマカリスターだと判明した時のジェーンのセリフ、「正直言って、ちょっと残念だよ」というシーン。

そうなんだよ、見ているコッチも正直残念だった。あのレッド・ジョンがジェーンに本気で命乞いする?

しかも、あまり今までのストーリーでスポットが当たっていなかったマカリスターがレッド・ジョン??

さらにジェーンに一発撃たれた後に、ヘロヘロになりながら逃げ惑うレッド・ジョン・・・

 

こんなのレッド・ジョンじゃない!と言いたくなる気持ちもあるんだけど、いや、社会性人格障害で多くの恐怖症を抱えたサイコパスのレッド・ジョン。

この男の最期はこのほうがリアリティがある。

それにレッド・ジョンをジェーンが絞め殺すシーンも、きっと議論に議論を重ねて作られたものなんだと思う。

まばたき2回がイエスで一回がノーは反対のような気もするけど(笑)、最後の最後にあのレッド・ジョンに死の恐怖から妻子殺しを後悔させ、死の恐怖を味合わせながら決着をつけた。

妻子を殺された復讐、そしてボスコとの約束もあったね。

まあ、シーズン途中なので、この後のジェーンのストーリーというのもあるんだけど、それはもうどうでもいい感じ。

とにかくこの決着には、自分でも意外だったけど共感できた。

 

今回のお気に入りシーン

今回のお気に入りシーンだけど、その前に明かされた謎について。

  1. ブレイク結社はレッド・ジョンが作り、レッド・ジョンがTOPだった。
  2. 爆弾の謎は、マカリスター(レッド・ジョン)の仕業。
  3. 爆弾など、レッド・ジョンが何かしらの罠を仕掛けてくるのをジェーンは正確に予測していた。
  4. 爆発時点では、まだジェーンはレッドジョンの正体を知らなかった。だが焼死体3体の中に真犯人がいることは確信。
  5. レッドジョンはサイキックだった。

2だけど、なぜジェーンが発砲したのか?については結局言及されなかった。

ん~、ここ重要なんだけどね。

 

3のジェーンの予測は、ほとんど説明がなかったけど、すごくおもしろかったと思う。

局長をレッド・ジョンと断定・公表、彼を泳がすことで必ずジェーンは自分が局長に呼び出されることも予測(もちろん裏にいるレッド・ジョンの存在も予測)。

待ち合わせ場所も妻子の墓の近くを指定し、レッド・ジョンに局長を泳がせていることを気づかせない。

しかも待ち合わせ場所をわざと変えさせるために、最初に人の多い場所を指定し相手に選ばせてるかのようにするジェーン得意のトリックまで披露する念の入れよう。

たぶんFBIの追跡とCBIの仲間が助けに入ることまでもジェーンの予測の範囲だったという演出だろうね。

その上、あのジェーンさんを何度も走らせ、時間ギリギリを印象づける。

極めつけは、椅子の下に銃を隠していたシーンだね。

銃を隠した椅子のところに局長らを誘導するシーンはお見事だった。

 

ここが一番のお気に入りシーンだ。

レッドジョンがあの場所で局長を殺すこと、そして自分を殺そうとすると予測、もちろんマカリスターが登場する可能性も予測の範囲。ここも言及なしだったけど、ジェーンは3分の1と予測していたのか、それともタトゥーからマカリスター1択だったのかは説明が欲しかったなぁ。

そして問題の、「鳩のシーン」。

ここはたぶんすごく考えられたシーンだと思う。

 

一番のポイントは、あのジェーンが絶体絶命の場面で、パンくずを見せて逆の手から鳩を出すトリック。

これはレッド・ジョンが死ぬ間際に自分がサイキックだと言ったシーンの対になっているんだと思う。

なぜ今まで一步先を越されていたのか?の答えがサイキック。

反対にメンタリストのジェーンは、そのサイキックをいつものトリック、しかも鳩を出すなんていう超初歩的なトリックで打ち破る。

これだけ緊迫した場面でも、パトリック・ジェーンはパトリック・ジェーンだ。

 

ところであの鳩だけど、あれはレッド・ジョンの高所恐怖症に関係があるのかな?

それとも鳩恐怖症かな?

鳩恐怖症だと高所恐怖症なんだったかな?

ここはちょっとわからなかったが、何かのポイントだと思う。

 

で、レッド・ジョンのサイキック発言ね。

ジェーンのいつものセリフで、「サイキックなどいない」というのがある。

だが、レッド・ジョンは説明の付かない事が多かった。

レッド・ジョンが本当にサイキックだったのか、それとも彼もトリックを・・ということなのかは今後分かるのかな?

まあ、一種のサイキックだった、でもいいんだけど・・

 

レッド・ジョンの正体

最後にレッド・ジョンの正体について少し。

今まで書いてきたように、7人に絞られた後はマカリスターの可能性もあった。

ただ今までメンタリストを見てきた者として、マカリスター=レッド・ジョンは明らかな後付けだと思う。

 

別に不満はないんだけど、このマカリスター=レッド・ジョンということで、メンタリストは当初結末がない状態で始まったというのがよく分かる。*そんなのはよくあることだけど。

ただブレッド・スタイルズと彼の教団ビジュアライズに関して、謎が謎のままに終わったのは非情に残念。

それとビジュアライズ関係者のハフナーについても、やたら中途半端で終わった。

ここを推測すると、本来はスタイルズ=レッド・ジョン、またはハフナー=レッド・ジョンという案もあったんだと思う。

なにしろ最終的に忘れ去られてしまったけど、レッド・ジョンは若い時にビジュアライズ(または前身の教団)の信者だったことがある。

さらにスタイルとレッド・ジョンは何らかの関係がある(ある種の知り合い)という設定だったはずだ。

 

それ以外でもメンタリストは整合性を欠くような脚本がよくあった。

ジェーンのトリックにしても、あまりその内容が説明されず、それじゃあサイキックじゃん!みたいな結末も何回かあった。

こういうのは良くないよね、人気を落とす大きな要因になる。

 

ただアメリカのドラマの場合は、どうしようもない理由というのもあるよね。

例えば俳優のスケジュール。

アメリカの俳優、特にドラマ系(最近は兼業も多いけど)でよく言われることだけど、ドラマの継続か打ち切りかが直前まで判明しないため、俳優側が仕事を得るのに時間の余裕が無いというもの。

これは少し考えればよく分かるけど、いきなりクビになったりするわけだから俳優は大変だ。

まあ、誰だって早めに今後のスケジュールは知っておきたいよね。

 

今回の場合だと、メンタリストで印象的な活躍をしたブレッド・スタイルズ役のマルコム・マクダウェル。

彼はもともと有名俳優なんだけど、もしスタイルズをレッド・ジョンにすると相当な時間をメンタリストの撮影に費やすことになる。

マルコム・マクダウェル級だと出演料も他の俳優より高いだろうし、彼の都合ってものも有る。

ちょっと見てみると、このメンタリストのエピソードの撮影時期は、彼の場合別のレギュラー番組の撮影と重なるんだよね。

これは日本ではdTVで放送(配信)している、フランクリン&バッシュという海外ドラマ。

これ、レイジング・ザ・バーで主役を演じたマーク・ポール・ゴスラーが主役のリーガル物なんだけど、このドラマにマルコム・マクダウェルはレギュラー出演している。

しかも、マルコム・マクダウェルと一緒に、レイ・ハフナー役のリード・ダイアモンドもレギュラー出演している(笑)。

 

こういうのがあるから、メンタリストのような強力なコンテンツでもなかなか思うようには行かないんだろうね。

それでも出来る限りうまくやったんじゃないかな?

確かにシーズン1~3の頃の緊張感やワクワク感は感じなくなった。

でもこの結果に満足感はあるね。

あとはジェーンさんや、CBIの仲間がどうなるのか見守るだけだ。

まあ、ゆったりと見るメンタリストというのもいいんじゃないかと思う。

あと残りのシーズン+最終シーズン。

最後まで必ず付き合うよ。

 

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