海外ドラマ「ワンス・アポン・ア・タイム S3 E5 / 正義の男」
今のワンス・アポン・ア・タイムで「正義の男」といえば、もちろんチャーミング王子の事だと思う。
ところが今回の正義の男は、なんとフック船長のことだった。
ということで今回のワンス・アポン・ア・タイムは船長の話。
今までルンペルシュティルツキンとの戦いが主だったフック船長。
登場当初は闇の王になる前のルンペルシュティルツキンをイジメたり、奥さんを寝取ったりと海賊そのものだったフック船長。
その頃の話、レジーナとつるんでいた過去、ニールを海で拾った過去など、船長の過去は意外と多く紹介されてきた。
そう考えるとこのフック船長という役はかなり期待されたキャラだというのが分かる。
そして今回は船長の過去話の中でもメイン級のストーリー、なぜ彼が海賊になったのか?が語られた。
まず彼の本名は「キリアン・ジョーンズ」。
キリアンは国王軍・海軍所属の軍人で、ある船の副長。
その軍艦の船長がキリアンの兄。
兄弟で船長・副長を務めるエリート軍人兄弟。
ある日ジョーンズ兄弟の船に、国王から勅令が下る。
内容はネバーランドへ行き、何でも治せるという薬草を持ち帰ること。
ところがこの薬草、実は少量でも大勢を殺せる毒草だった。
この毒で戦争相手を皆殺しにするというのが王の考え。
しかしその王の隠された意図にキリアンが気づいた時、すでに兄は毒が回り死にかけていた・・・
この毒が例のドリームシェイドなんだけど、船長がネバーランド到着当時からこのドリームシェイドに詳しかったのはこういう理由があったからだった。
で、最終的に兄は毒で死んでしまう。
そしてこの件でキリアンは国王に激怒、船を奪い王国と戦う海賊を名乗るようになった。
ということなんだけど、まずキリアン自身が「正義の男」。
兄も正義の男なんだけど、キリアンに輪をかけたカタブツ男。
そしてチャーミング王子もキリアンの兄と同じタイプ。
ついでに言うと、チャーミング王子の実の兄はキリアンに似たタイプ。
今回船長はエマとの距離を大きく縮めたけど、それ以上に王子との仲を縮めた。
今回、なんで船長が王子の命を救うのか?というのが大きな疑問だったけど、ここにはちゃんと意味があった。
船長が言うには「別の意味がある」とのこと、これはたぶんエマのことだと思うけど、実はそうじゃなくて兄と同じ毒に侵され、兄と似たような性格のチャーミング王子に兄を見たということだろうね。
で、キリアンの兄と同じように王子もネバーランドを出られないというオマケがついた。
王子の性格からして、いずれネバーランドを出ようとするのはミエミエだけど(またはでなければならない事態に陥るか?)、その時は何か対価を払うハメになる。
王子だから命はないだろうけど、もしかしてルンペルとまたなにか取引するのかな?
それから今回見ていて気づいた事、というかわざと気づくようなセリフに「汚れ役」というのがあった。
汚れ役は2人、もちろんフック船長とレジーナ。
こういう演出があると、だいたいこの後につながっていく事になるんだけど、これはどういうことかな?
船長はエマと、レジーナはまだ会っていないロビンフッドと、というのが今までのストーリー。
だからレジーナと船長がくっつく事はないように思える。
ということは、もう一度この2人が汚れ役を引き受けるシーンがあるのか・・・
そして今回ナゾが一つ残ったね。
最後のシーンでベルファイアのとなりのカゴ(牢)に入っていたにが誰か?ってことだ。
今回のストーリーに直結するなら、キリアンのアニキか?
でも死んだのがネバーランドの外なのでその線は薄い。
ルンペルが捕まるってのも変な話なので、ティンカーベルとかかな?
でもティンカーベルはそこまで存在感なかったし。
じゃあ誰だ?
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