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ワンス・アポン・ア・タイム S3 E9 / 渡した心臓

ワンス・アポン・ア・タイム シーズン3 ワンス・アポン・ア・タイム

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海外ドラマ「ワンス・アポン・ア・タイム S3 E8 / 渡した心臓 」

 

今回のオープニングはストーリーブルックが誕生した日 / おとぎの国が紫の煙に包まれた、あの日のシーンで始まった。

このシーンはシーズン1から何度か振り返られているけど、今までは白雪と王子の目線がほとんど。

白雪と王子がおとぎの国の住民と協力して、レジーナの魔法にどう対処するか?を話しあうシーンだった。

でも今回はレジーナとルンペルシュティルツキンが、あの時どうしていたか?のシーン。

呪いの魔法を作り、それを使ったレジーナと、魔法の作り方とその材料をレジーナに教えたルンペルが、あの時どんな話をしていたのかが明かされた。

 

正確には今までのストーリーの流れから、レジーナに呪いの魔法をかけさせたルンペルの意図はわかっているし、レジーナの思惑もわかっている。

でも、この頃の話というのはとても面白いよね。

このキャラクター設定や背景と世界観に多くの人がハマったと思う。

極悪時代のレジーナと、ベルファイアを取り戻すために世界中を犠牲にしようとしていたルンペル。

ワンス・アポン・ア・タイムの世界は、この絶対悪2人VS白雪、王子、エマ(救世主)の図式でスタートした。

数字的にも、この頃のワンス・アポン・ア・タイムの視聴率は高いレベルで安定、呪いが解けた後に落ちている。*その後ある程度まで戻し、現在も継続中。

そんなオープニングだった今回だけど、その後もこの2人(特にレジーナの心理)が中心。

 

なんで今回レジーナか?というのは、前回ピーターに心臓を取られてしまったヘンリーが関係している。

このヘンリー+ピーターのストーリーの結末はすごく気に入ったけど、その前にレジーナがどうやってヘンリーを養子にしたか?って話が面白かった。

やっぱりこの養子斡旋はゴールドさんが全て仕組んだもの。

理由は救世主に魔法を解かせるためなんだけど、その意図を理解した時のレジーナ、結局それでも子供を手放せなかったレジーナの話はよかった。

今回の序盤で、「私にはヘンリーしかいない!」と言い、ワガママ放題・周りを罵倒しまくりのレジーナに、エマがすんなり理解を示した理由がここだよね。

どんな理由があっても子供を手放してしまったエマ。

悪の限りを尽くしても、ヘンリーだけは手放さなかったレジーナ。

ついでに言うと、白雪と王子も、そしてルンペルもピーターも子供を手放している。

このわりとシリアスな題材をネバーランド編ではそのままシリアスに、そしてストーリーブルックの回顧編では面白おかしく演出していた。

 

ストーリーブルックでの話(少しおとぎの国)がなんで面白いか?は、ルンペルのお笑いがあるからだよね。

「子供が欲しいの!」といつものようにエラそうに、図々しく入ってくるレジーナに、「光栄だが協力できない!」とか言うゴールドさんには笑ったなぁ。

この時のゴールドさんは、記憶が有ることをレジーナにハッキリ悟らせず、静かに気長にエマの登場を待ち続けるんだよね。

ただしこの理由は、ベルファイアを救う件と共にヘンリーを殺すというのもあったはず。*当時は・・

 

こういった大筋のストーリーや演出は最高に面白かったけど、ワンス・アポン・ア・タイムでこういう時は細かい演出も面白い場合が多い。

今回で言うと、まずレジーナの服装がある。

あの悪い女王レジーナが、養子を取る面接ではまるでメアリー・マーガレットのような服装をし、子育てシーンでは宝塚みたいな服を着ていた。

なんであんな服着てるのかな?と思っいていたら、赤ちゃんのヘンリーにゲロを吐かれるシーンにつながった(笑)。

病院でも高圧的な態度は相変わらずなんだけど、髪型も服装もソフト。

これは不安な心理を表したもだったみたいだ。

このシーンでも自分のワガママを通そうとする時は、悪の女王の顔になるんだよねぇ。

この辺はさすがハリウッド女優。

 

で、最後のヘンリーが実はピーターだったって話だけど、このアイデアはすごいと思ったなぁ。

ピーターはパンドラの箱に入る一瞬でヘンリーと入れ替わったようだけど、これってピーターがネバーランドを生きて出る事ができるし、ウェンディやティンカーも無駄にならない。

もしかするとピーターがレジーナに心臓を取られた事や、レジーナが過去の悪事を後悔していないことも、全て読んでいたということかな?

今回の邦題を見るとそういうことになるよね。

あそこでピーターがパンドラの箱を手放したのに少し違和感があったけど、あれもルンペルを箱からだし自分を箱に入れようとする事を読んでいたのかも。

 

こういう練り込まれた脚本はいいよねぇ。

今回の件でこじれていた何人かの関係もうまく精算された。

これで今後もすごく期待できるし、なによりも今回が面白かった。

なんか最初の一番面白かった頃に戻ってような今回だけど、このままこの路線を続けてほしいね。

 

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