海外ドラマ「リベンジS4 E23 / 墓穴」
シーズン4まで続いたリベンジもついに最終回。
シーズン1は予想以上の面白さで、まず本国アメリカで人気番組となり、日本ではDlife開局の最大の目玉番組に抜擢され知名度を得る。
復讐劇の海外ドラマというより、王道のソープオペラといったほうがしっくり来るリベンジ。
ソープオペラといえば復讐劇では?とも言えるだろうけど、このリベンジの場合は上質な復讐劇としてスタートし、単なるソープオペラとして終わった・・という感じかな。
ということで、最初にシリーズの感想から書いてしまうと、シーズン1・2はとてもスリリングで面白かったけど、その後は海外ドラマの最悪パターンそのもの。
思えばシーズン4もスタートは良かった。
もしかしてまだいけるんじゃないか?と思わせたけど、結局はダメだった。
ただシーズン4が云々というより、リベンジの最大の失敗、間違えは、「コンラッド・グレイソンの退場」だと思う。
ここで何度も書いてきたけど、リベンジにおけるコンラッド・グレイソンの存在感は巨大だった。
コンラッドとヴィクトリアの確執は毎回最高のコメディでまさに大人の笑いだったし、本来エミリーVSヴィクトリアの戦いが面白いはずなのに、そのヴィクトリア以上の悪・コンラッド・グレイソンがヴィクトリをコケにしながらエミリーの上を行く・・こんな設定が最高に面白かった。
そしてその前のアマンダの退場も相当悪い決断だったと思う。
エミリーとアマンダといえば光と影(実際は両方影なんだけど)。
どちらかが死んだら両方という存在だったはず。
そのアマンダも強烈な存在感があった。
ワルでタフでセクシーな女。
これだけでも視聴者が増えそうだしね。
ついでにデクランを切ったのも失敗、アシュリーの退場も失敗、そしてエイダンも明らかに失敗。
さらに「復讐はハッピーエンドでは終わらない」という絶対の法則まで最後に曲げてしまった。
そうなんだよ、死ぬべきだったのはジャックやシャーロットだったはず。
明らかに余っていたからね。
で、エミリーと対立も味方もできたはずのダニエルまで切った・・・
まあ、最終回のタイトル通り「墓穴」を掘ったよね。
と、散々なことを書いてきたけど、今時このテーマで4回もフルシーズン続いたというのは奇跡的だと思う。
それだけシーズン当初から中盤にかけては面白かったんだよね。
ゲストスターも味があったし、サスペンスにはキレがあった。
確かにグレイソンVSエミリーは真っ向勝負だったので、グレイソンの誰かが退場していくのは避けては通れなかったのかもなぁ。
そういえばタケダの存在も良かったんだよね。
途中で役者が変わってしまったけど、真田広之が演じていた時は面白かったよなぁ。
何者かわからないとかスリリングだったけど・・・
まあ、終わるべくして終わったという感はあるけど、それより面白かったリベンジを思い出したいね。
でもDlife開局の時に華々しく日本放送が開始されたリベンジが、こうも寂しく最終回を迎えるとは・・・
やっぱり海外ドラマで人気を続けるというのは難しいんだな、と改めて実感するわ・・
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