海外ドラマ「スキャンダル 託された秘密 S3 E18 / 愛の終止符」
大統領選も大詰めとなり、現役のグラントが敗戦必至という状況で始まったスキャンダルのシーズン3ファイナル。
爆弾テロを利用し、混戦を確勝状態に持っていったサリー・ラングストン。
この時のサリーとレオの節操の無さはなかなかいい演出だったけど、個人的に一番気に入ったのはこの後のシーン。
まずは敗戦濃厚の大統領執務室で、サイラスとオリヴィアが落ち込んでいるところにメリーがオリヴィアに一言。
「お金返して」だって(笑)。
これセンスいいよなぁ。 この後のクィンとハックのSEXシーン絡みの演出も笑えたけど、ファーストレディの一言にはかなわない。
スキャンダルのシリアスなシーン(特に男女間)はソコソコ面白いし、信じられないようなドロドロ劇もすごいアイデアだと思うけど、このドラマで一番面白いのは、メリーの一言のような皮肉の効いたコメディだと思う。
ただ今回はシリーズファイナルだけあって、人間関係も良かった。
メリーと大統領、大統領とオリヴィア、オリヴィアとジェイク。
今までは腐りきった話が多かったけど、今回彼等が人間的なところを見せたのは悪くなかった。
その後突然勝利に傾いた後のサイラスの一言、「人だったことなんてあったのかな?」。
こういうのは他で無いこともないんだけど、このスキャンダルはキャラクターがいいので少し別格に感じる。
それからビジュアル的には、今回のオリヴィアはキレイだった。
大統領との電話シーンでのケリー・ワシントンは、ソフトで洗練されていてすごく美しいと思ったな。
この人は生意気系より、こういう見せ方のほうが男ウケがいいと思う。
と、いいことばかり書いてきたけど、シーズン2と比べると面白さは落ちていると思う。
前シーズンは脚本が冴えまくっていた。
人間関係も政治的にもすごくスリリングな展開、驚くことも多かったし新鮮さもあった。
シーズン3では、そういう面白さが欠けていた。
今回オリヴィアが事務所を辞めたところで終わったけど、次のシーズンではグラント大統領に何か起きてすぐに戻るとかで始まるのかな?
そして次のシーズンで少し気になるのは、ジェイク・バラードが浮いているところかな。
彼に何か存在意義を与えないと、死んで退場するしかなくなってしまうような気がする。
それからグラント大統領。
勝利にも全く喜べない状況になったところが、今シーズンの彼の最後のシーン。
ここはなんとなく気持ちがわかる良いシーンだった。
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