海外ドラマ「スキャンダル 託された秘密 S2 E4 / 女たちの野望」
今回のスキャンダル、初めてスッキリ面白いと思えた一話だった。
面白かったのはストーリーがやっと少し見えてきたから。
まずホワイトハウスをも動かすフィクサーといいつつ、
やってることはSEX関連ばかりの「オリヴィア・ポープ」。
最後のシーンでようやく、大物フィクサーらしいところが見えた。
正直言ったらまだまだ足り無いんだけど、なるほどこういうストーリー
を隠していたのかと、かなり見直した。
要するにクイン・パーキンスの爆弾テロの件が、ファーストレディ、
サイラス・ビーン、最高裁判事、大企業CEOのドイル、
そしてオリヴィア・ポープという、実質政権を動かしているメンバーが
中心になって仕組んだ?、何らかの陰謀だったと。
最初から大統領をマヌケに見せて、逆にファーストレディは強力な
リーダーシップを発揮、首席補佐官サイラスは有能で、最高裁判事は
強大な権力を行使、オリヴィアも事件を次々に解決・・・
なんか間違えてるんじゃないの?なんて思ってたけど、
そういう秘密があったんだねぇ。
少しずつ見なおしてきたスキャンダルなんだけど、最近そんな中ですごく
大きな存在感を見せているキャラが2名。
1人は秘密会議のメンバーで最も奥が深そうな男、
エネルギー関連(オイル)企業のCEO=ドイル。
このドイルはダメージの「ウォルター・ケンドリック」のような役。
ケンドリックは、かなり恐ろしい男だったけど、このドイルも
相当いい線いってる。
これは脚本より俳優の力だと思う。
ケンドリック役は「ジョン・ドーマン」。 この人は悪役ヅラなので
ピッタリのキャスティング。 ジョン・ドーマンはリゾーリ&アイルズで
アイルズ先生の父でマフィアのボス「パトリック・ドイル」を演じてるね。
そしてスキャンダルのドイル役を演じているのは「グレッグ・ヘンリー」。
この人は悪役と言うより、態度がデカく、リッチ、傲慢、そんなイメージ。
さらに性格も悪そうで冷酷(笑)。
グレッグ・ヘンリーは多くの海外ドラマに出てるけど、
個人的にはGleeでの、クインのオヤジ役が一番好きだった。
あの頃はGleeもフィンとクインだったなぁ。
そしていい演技しているもう一人は、
アビー役の「ダービー・スタンチフィールド」。
アビーは最初からいい味出していてお気に入りだったんだけど、
シーズン2に入り一番活躍していると思う。
ピーキーな性格で、いちいちうるさいので鼻につくことも多いけど、
どうしても注目してしまう。 今回はその上、脚本にも恵まれたね。
なんといっても、秘密会議メンバーを追う検事「デビッド・ローゼン」と
いい仲になり、オリヴィア・ポープに対しても正面から不満を言う。
そのローゼン検事との件なんだけど、アビーから見れば明らかに
ローゼンに利用されたと取る場面で、いきなり裸でローゼンのシャワーに
忍び込んで本音を言わせると言う演出、あれは凄いと思ったなぁ。
普通のドラマなら、利用された~とか、くだらないやりとりで
時間を無駄にするところだけど、そんなのは一切なし。
ここはスキャンダルというドラマ自体を見直したわ。
あともう一人、ハックもね。
今回もサイコ系で良いキャラになってきた。
殺人マシーンになりつつあるけど、断酒会に出てるくらいだから、
なんとかなるだろう。
それより断酒会のメンバー「コカイン」、あの女は怪しいぜ。

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