海外ドラマ「SCORPION/スコーピオン S1 E10 / 思い出の箱」
今回は海外遠征に行くことになったスコーピオン。
たぶん、スコーピオンがアメリカを出るのは初めてだったと思う(1回メキシコがあったかな?)。
遠征先の海外は、内戦で危険な状態が有名なボスニア。
ボスニアといえば多くの映画が作られているけど、そのほとんどでボスニアは反米的な立場になっているよね。
実際のところは行って現地の人々に聞いてみないとわからないけど、戦地の国民感情はある程度反米的なものがあるのは確かなんだろう。
で、バリバリの戦地に行くことになったスコーピオンの面々だけど、もちろん戦いのエキスパートも一緒。
ここでお決まりのパターン、軍人とスコーピオンの確執があるんだけど、やっぱり最後はこれもお決まりのパターンで両社は和解、そしてダチに・・
ついでにこの影には家族のストーリーがあり、もう一つウォルターと姉の家族愛、さらにさらにウォルターとガロの親子的な話もあった。
今までスコーピオンは家族愛の物語が~と書いてきたけど、そこは単純にそういう意味じゃなかった。
要するに、スコーピオンの連中は天才ゆえに孤独に生きてきた過去があり、それをガロやペイジが人間的な感情や関係を教えていく。その関係が家族として画かれている。。ということらしい。
そんな理由で、クサくなりすぎるのを避けられてるんだと思うな。
スコーピオンは、その辺の描き方がなかなか上手で、少しずつだけど彼らの関係がどんどん深まり、見ている方も混乱することなく理解できるようになっている。
今回はウォルターと姉のシーンがメインだったので、そこに目が行きそうだけど、一番面白く感じたのはトビーとハッピーのストーリーだった。
二人の関係(心理)もハッキリしたし、お互いにそこを理解しているのに、ソレ以外が理解できていないという関係が面白かった。
それからシルベスター。
シルベスターが、戦地へ行く事をウソをついて逃げたって話も良かった。
これはある意味、男らしくないし、仲間を裏切っていると言える行動なんだけど、彼なりに戦っているということと、ウォルターの理解を得ているという演出が良かった。
このへんも天才が社会に馴染んでいく話になっているんだろうね。
あとはペイジ。
ペイジが戦場でワガママを言って取り乱すシーンは、アメリカではお決まりの演出だけど、そんなペイジも今回が初海外だったとか。
これは目立つ美人のペイジみたいな女性でも、エリートでもないシングルマザーの場合は苦労するし、決して豊かな生活とはならないという演出かな?
それでもスコーピオンと知り合い、彼女の持つ能力を発揮していけば成功できるというストーリーになって行くんだろう。
そういえばペイジの軍服姿はキュートだった。
こんな感じで今回も面白かったスコーピオンだけど、それでもまだ初回の面白さを越えていない。
ん~、、こういうパターンは結構珍しいかも。

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