海外ドラマ「SCORPION/スコーピオン S1 E11 / 仲間のいる場所」
今回はゴーストと呼ばれる謎の窃盗団を追うことになったスコーピオン。
ゴーストは目的のためなら一般市民を皆殺しにするような凶悪強盗団。
そのゴースト対策のために呼ばれたスコーピオンだけど、最初の捜査でシルベスターが爆弾で重症を負う・・
シルベスターをやられたスコーピオン、過去にゴーストに相棒を再起不能にされた捜査官のシモーヌ・テイラー、そしてゴースト自身も過去に裏切られた件の復讐というのが今回の事件。
ということなので、復讐が今回のテーマになる。
ただストーリー上のテーマは、やっぱり今回も「天才が一般的な感情を持てるか?」というもの。
ウォルターは犯人をすぐに助けなかったことへの後悔。*ウォルターは後悔という感情がないと本人は思っている。
そして爆弾にやられたシルベスターは、凶悪事件への恐怖。
それから天才ではないけど、ペイジのドリューへの感情、というところかな。
今回はシモーヌ捜査官といい感じになったウォルターだけど、これはペイジとドリューのディナーを知っての事みたいだ。
まあ、シモーヌの誘いを断ったのはペイジに気持ちがあるためかな?
最終的にはシルベスターのところにスコーピオンのメンバー全員が集まることで、ウォルターは報われた形になった。
この辺の演出とかは少し古臭い感じがするけど、どうなんだろう?
人によってはコッチのほうがしっくりくるような気もするけど。
で、今回の天才発揮シーンで一番光ったのは、最初の方のシーンでゴーストの金庫破り方法を看破したところ。
紙コップと一杯の水で金庫の暗証番号をあぶり出すというヤツね。
これホントかな? もちろん微細な波動を読み取るわけだから難易度は高いだろうけど、今回もなるほど~と感じさせる良いシーンだった。
その他では、バイク2台のスピードと距離を目測でタイミングを測り、水道管を破裂させ止めたハッピーもカッコ良かった。
トビーにも珍しく心理学的な推測シーンがあった。
今回はシルベスターが負傷していたけど、全員がイイ感じで長所を発揮できるようになってきた。
これもたぶん、天才たちが社会に馴染んでいくという過程を描いているんだろうけど、ここもなかなかおもしろい演出だと思う。
今回のゴーストはナカナカの強者だったんだけど、もっと強力な敵が出てくるとスコーピオンは壁を破るような気がする。
スコーピオンは腕力がないので毎回苦戦しているように感じるけど、実際はストーリ上の罠に毎回敵をハメているのでそこまでの緊張感がない。
でも、ウォルターと並ぶ、スコーピオンと並ぶような天才集団が現われると、爆発的に面白くなる可能性があると思う。
設定が面白いから、スコーピオンには飛び抜けた面白さを期待しちゃうんだよなぁ。
ところで今回のゲストだったインターポール捜査官のシモーヌ・テイラー。
長身でスリムな美人の彼女をどこかで見たことがあると思っていたら、ハウスの奥さん役の人だった。
名前は「カロリーナ・ワイドラ」。
ハウスの最終回にも登場した彼女だけど、あのハウスと上手くやっていたよね。
意外とハマっていたハウス夫婦だったのに、彼女のほうがハウスをフッたんだったよなぁ。
スコーピオンではショートにして捜査官らしいイメージになっていたけど、これも悪くなかった。
ウォルターでもいいけど、ガロとの関係も良かったと思う。

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