海外ドラマ「SCORPION/スコーピオン S1 E12 / クリスマスの奇跡」
今回のスコーピオンは邦題の通り、奇跡を題材としたクリスマスエピソード。
ただこういうジャンルのドラマなので、奇跡のほうがメインだよね。
内容的には、ウォルターがビーチで出会った少年が遊びに夢中になり海岸の洞窟に入る。
その後すぐに洞窟が崩れ閉じ込められた少年、そこから少年とスコーピオンは海水の侵入と岩の崩落と戦うことになる。
満水になるまでの時間は60分程度と過酷な条件。
さらに少年の脚は岩に挟まれ動くことができないと判明する・・
いつもの派手な悪党との戦いではなく、少年の救助がスコーピオンに与えられた今回のミッション。
クリスマスのエピソードなので、最終的に少年が助けられるだろうと予測できるけど、このスリルはナカナカのものだった。
絶体絶命というより、救出不可能な状況におかれた少年の救助に、偶然居合わせた天才軍団が挑むというストーリー自体は、わりとよくありそうななものだけど、次から次へと悪化する状況の変化にギリギリで対処するスコーピオンはカッコ良かった。
今回光った天才披露シーンは、少年の血管に挿入された管から液体の酸素?を注入、海水で満たされた洞窟内でなんとか生存させるというもの。
コレ的な話は何度か聞いたことがあるし、サイファイ系のドラマや映画で時々出る話だ。
でもスコーピオンの使い方は抜群に上手だったと思う。
時間に迫られるサスペンスっていうのは、わかっていてもドキドキするよね(笑)。
このスコーピオンの設定を見ていて思うのは、天才の活躍がリアリティ無視のものではないというのがポイントだと思う。
いくらトータルIQ700の天才集団でも、人間の範囲を越えていないのでどこか親近感がある。
それは、スコーピオンのメンバーが天才ではあるけどイジメられていた過去を持っている事や、今もオタク系で多くの弱さを持っているからなんだろうね。
特に今回は、アインシュタイン以上のIQを持つ天才・ウォルターでも、結局自分の能力では事態を変えることができなかった。
ところがスコーピオンですら予測できなかった奇跡が・・
というものなんだけど、正確にはアレは奇跡ではなく人体の構造上の・・と、あとでトビーが説明していた。
ただ、偶然の出会い、危機的状況で発動する人体の働き、そしてハッピー親子の話を絡めて、天才が奇跡を認めたというのは、いいストーリーだったと思う。
クリスマスのエピソードなので相当力が入っていた今回だけど、素直におもしろかったし最後は暖かいイイ感じで終わった。
こういうのを見ていると、アメリカのクリスマスはいいなぁと思うね。
ただし、まだ初回の面白さは超えていない。
そこは、やっぱり少し気になるかな。
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