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SCORPION/スコーピオン S1 E15 / 忘れな草

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海外ドラマ「SCORPION/スコーピオン S1 E15 / 忘れな草」

 

10年以上前に盗まれた核ミサイルの発射ボタン入りブリーフケースが、ある日突然使われる~という今回のストーリー。

オープニングの核ミサイルの管理室みたいなところのシーンで、いきなりミサイル発射警告が鳴り出した時の緊張感はすごく良くて、その後はスリリングな展開になるんだろうとワクワク。

ところが、そういう展開にはならず、天才の頭脳による捜査が中心に展開された。

 

まあスコーピオンだから。

でもアクション的な展開といえば、この題材だと24みたいになるので、スコーピオンの場合はコレでいいと思う。

十分面白かったし、「そんな事出来るの?」的な面白さもたくさんあった。

 

まずなんといっても、核ミサイル発射ボタン入りブリーフケースを盗まれた元大統領警護官(シークレットサービス)の記憶を取り戻すシーンが良かった。

16年前の記憶を頭に電流を流して呼び起こさせるとういうものなんだけど、電話のプッシュボタンの音の高低で番号を割り出すというアイデアは面白かったなぁ。

10桁の番号を記憶とウォルターの知識で割り出すシーンはお見事だった。

 

この元警護官・ブルースを演じたのは、JAGでハーモンを演じていた「デヴィッド・ジェームス・エリオット」。

今回の役は、記憶をところどころ失っている粗野で横柄な男。

彼はJAG以降の海外ドラマのゲスト出演では、こんな感じのワイルドなタイプを演じることが多い。

そしてスコーピオンでは、こういう男がオタク中のオタクのシルベスターと絡むのがお約束。

今回もそのパターンだったけど、最後はお互いの能力や勇気を認め合うというシーンで締める。

 

それから当初電流を流されるのを拒否していたブルースを納得させるために、他のメンバーがかわりに電流を浴びて安全を確認させるシーン。

ここでガロが立候補、脳に電流を流され失われた記憶を戻す、または別の副作用が・・・というものなんだけど、こういうシーンでガロのタフガイぶりをコメディ化するのもスコーピオンではお約束。

ガロは電流を流したことで超人的な反射神経と瞬発力を取り戻す。*25歳当時だそうだ。

最初にハッピーがガロにカギを投げガロが反応できないというフリがあったけど、こういうのがあると必ず後に何か続く。

こういうフリがあった時は、その後のオチを楽しまないともったいない。

今回は電流後のガロに、ウォルターが缶ジュースを両手で2本高速で投げつけ、脅威的な反射神経を得ているガロが一瞬で反応するというもの。

これ、ガロがやるから面白いんだよね。

 

そして面白いのか面白く無いのかよくわからないウォルターとペイジの恋愛シーン。

人付き合いが苦手で、感情=ロジック論から抜け出せないウォルターが成長していく(目覚めていく?)というシーンなんだけど、女性ファンは面白いのかな?

ま、そこまで退屈とも思えないけど、天才は少ないからねぇ。

共感という部分ではイマイチな気がする。

ただ、ウォルターがドリューと張り合うのは、子供じみているけど共感は得られる気がする。

 

ということで今回のスコーピオン、賛否両論ありそうだけど個人的は好きなタイプだった。

 

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