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SCORPION/スコーピオン S1 E17 / 国境を超えて

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海外ドラマ「SCORPION/スコーピオン S1 E17 / 国境を超えて」

 

今回のオープニングはシルベスターとウォルターの姉さんの恋愛話から。

この2人が付き合っている事はウォルター以外、スコーピオン全員が知っているという設定。

ウォルターの姉さんだから、シルベスターは言いにくいよね。

特に何度か言うチャンスがあったのに、いい逃していることから余計に言いづらく感じているシルベスター。

この件は今回の最後のシーンで解決するんだけど、なかなか良いシーンだった。

ただウォルターが言ったように、難病(しかも今のところ不治)を抱えるメーガンと付き合うというのは、死を覚悟する(受け容れる)ということになる。

これは普通に考えても相当ハードな設定。

さらにメーガンは別れ(死)が一層辛くなり、シルベスターも想像を絶するつらい思いをする・・

ウォルターとしては姉さん(メーガン)に幸せになって欲しいだろうけど、彼の頭脳はその先までしっかり考えていた。

こういうストーリーは誰でも好きにはなれないだろうと思うけど、ウォルターの心理描写はすごく良かったと思う。

天才的な考え方でもあるけどわりと誰にでも理解できて、そういう考え方も正しいな、と思えるよね。

 

で、今回のメインストーリーだけど、アメリカの有名IT起業家の娘が誘拐され身代金を要求され支払うことに。

だが身代金を受け取った犯人は、それは頭金だとさらなる金額を供給してきた。

その犯人はメキシコの悪名高き麻薬カルテル。

スコーピオンはメキシコまで国境を超えて、IT起業家の娘を助けに行くことになる。

 

そして今回はもう一つ面白いオープニングのシーンもあった。

これは前にスコーピオンが海で助けた子供の件をTV番組が取材に来たという話。

これの件がコメディ仕立てになっていて、凄く面白かった。

この設定は、ウォルターが局からの依頼を単独で受けたもので、自分が1人で子供を助けた~とアピール(笑)。

天才ウォルターにも、こんな凡人的な発想があったのか!と面白いシーンだったけど、リポーターがハッピーとペイジを間違えて紹介したのは笑ったなぁ。その後のハッピーの態度も。

この辺はアメリカのドラマでは良くありがちなコメディシーンだけど、面白いからこそ何度も使われるんだろうね。

 

と、こんな感じでいろいろな面白さがあった今回のスコーピオンだけど、なんとなく今回は方向性が変わったような気がした。

例えば最近連発していた恋愛話がなくなり(シルベスターとメーガンは恋愛とは少し違う側面がある)、コメディ的なノリがガロからスコーピオンメンバーに移り、ペイジの服装も元に戻り髪型もチェンジ。

細かなところをコロコロ変えるのは他のドラマでもよくあるけど、このあたりを見ているとスコーピオンもまだ方向性が決まっていないんだろう。

特にもう17話まで来ているので、次シーズンのことも含めてシーズン最終話に向けてテーマを考えないとならない。

もう、もちろんこの時点では決まっていたんだろうけど、最初からずっと淡々とシーズンが進んでいるのでそろそろこういうところが気になってくる。

個人的には強大な敵か天才ライバルが良いような気がするけど・・・

 

そういえば、今回のIT起業家はウォルターを誘っていたけどここも気になるね。

スコーピオンのメンバーではなく、ウォルター個人を誘ったというのが今回のストーリーと絡んで面白いところ、

天才揃いのスコーピオンの中でもウォルターは別格という演出家かな?

 

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