海外ドラマ「SCORPION/スコーピオン S1 E18 / 毒と平和」
今回のスコーピオンは、バルト三国がアメリカ国内で交渉を行い、和平条約を締結するという話。
その交渉場でアクシデントが起こるわけだけど、それが邦題の「毒」。
そして起こったトラブルをスコーピオンが解決する事になった。
何者かが大統領に毒を盛って暗殺を図る。
スコーピオンは大統領を助けようとするんだけど、それには毒がなんの毒なのか?を特定する必要がある。
ペイジの推理を発端にトビーの医学知識でその毒がヘビのものだとほぼ断定。
そこでヘビの毒に対する抗体を作ることになるんだけど・・・
まず最初に気になったのはガロと上司の会話。
ウォルターを信じスコーピオンに解決を任せるガロに対し、彼の上司は強硬に反対する。
そして上司が言ったのは「ウォルターがバグダッドの件を知ったら、彼らはまだ仲間でいられるか?」だった。
この話は今まで何度か出ているけど、ウォルターは政府に騙され無人機の爆撃装置を作らされたと思っている。
その爆撃で一般市民を大勢殺したことが、過去にウォルターとガロの決別につながったんだけど、実はウォルターの装置に・・・って話をガロがしていたと思う。
真相って、この事なのかな? それともまだ知らされていない何かがあるのか?
次に今回、面白かったところで言うと、やっぱりハッピーとトビー。
前回のキス未遂から一気に距離が縮まった二人だけど、今回は本当のキスに発展。
この変な二人の恋愛シーンは、「こんなのいいよ~」とはならないところがいいね。
もともとスコーピオンはオタクが世界を救うなんだから、恋愛もこういうコメディチックなのが面白いと思う。
そして今回もところところで出た天才披露シーンだけど、一番目立ったのはタコス屋の道具で遠心分離器を作ろうというシーン。
ここはタコス屋の車(バン)を止めたウォルターが一瞬でひらめいた事をトビーが予測するという、理解するのが少し面倒なシーンだったけど、緊迫感は伝わってきたし、その後のウォルター回復後シーンに上手くつなげたテンポの良さはさすがと思った。
ついでに言うと、その前の毒の宿主になっているフェレットをペイジが逃がしたシーンはムカついたなぁ(笑)。
いくら美人だからといっても、あの場面であのどんクサさは最悪。
ここからいいところなのに、そんなくだらないシーンをはさむなよ!って感じだ。
ま、その後が分かりきっているので、そんなふうに思うんだろうけど。
そういえば、このタコス屋バンのシーンだけど、この場面ではどうしてもブレイキング・バッドを思い出すよね。
スコーピオンでは前もブレイキング・バッドを思わせるシーンがあったけど、バン(車)の中で科学の装置を作り・使うなんてウォルター・ホワイトそのものだ。
同じウォルターでもだいぶ違うけど、天才のウォルター・オブライエンより、しがない科学教師のウォルター・ホワイトのほうが「へぇ~」と思えるのはなぜなんだろう?
天才だから当然という意識があるからかな?
ということで、今回もそこそこ面白かったスコーピオンだけど、飛び抜けて面白いかというとそうでもない。
でも、なぜか応援したくなるんだよなぁ・・・
これがたぶんスコーピオンのいいところなんだと思う。
どこか期待させる、何かをもってるんだよなぁ、このスコーピオンは。

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