海外ドラマ「スーツ S3 E6 / 10年前の約束」
スーツのシーズン3も6話まできた。
今回はタイトル通り、ハーヴィーとマイクの昔話が中心。
ハーヴィーは元上司キャメロンとの確執の理由、ドナとの恋愛、そしてジェシカとの過去。
マイクは大学を挫折した理由・・・
まあ、それぞれ理不尽な過去を克服してきているのだけど(マイクは克服できていない)、
スーツという海外ドラマには、そういうシーンは似合わないと思う。
ここまでスーツを見てきて、この海外ドラマには一つ鉄の掟があることに気付いていた。
その掟とは、「決してハーヴィー+マイク+ジェシカは負けることはない」というモノ。
要するに今戦っている、キャメロンとの争い、そして表面化していないが確実にありそうな
スティーブンとの争いに、ハーヴィー一派が負けることはなく、ハーヴィーとジェシカが
袂を分かつこともないということ。
ある意味、リーガル物には致命的な欠点だと思うし、これがバレてるとリアリティも
大幅に失う。 なにしろ全勝するのがわかってるリーガルドラマなんて、
全然面白味がないよね。
でもスーツが面白いのは、そこをマジメに見てはいけないドラマだからだ。
裁判の内容や整合性なんてどうでもいい(笑)。
クサイ正義論なんて、視聴者は無視すればいい。
今回はスーツの気に入らない面が出たから、こんな風に否定的に書いてるけど、
ここを受け入れればこのスーツは本当に楽しめるんだよね。
そう、スーツの正義や裁判、弁論、弁護戦略は、すべて中途半端でリアリティは無い。
だからこのドラマを見るときは、ハーヴィーやマイクのスーツのセンスの良さや、
美人揃いの女優、コメディタッチのシーン、そしてなんといってもルイス・リット。
この辺に注目して、面白おかしく見るのが最高。
特に今はルイスとカトリーナが最高に楽しいね。
ちょうど前回のエピソードとかすごく良かった。
あれだけ仲が悪かった、マイクとカトリーナに友情が芽生え、
ルイスとカトリーナには師弟関係が生まれた。
ルイスのライバルになりそうだったイギリス人が、またいなくなったのは
残念だけどなぁ。
ところでハーヴィー役の「ガブリエル・マクト」、この前たまたま見ていた映画、
アン・ハサウェイとジェイク・ギレンホールのやつ(アン・ハサウェイが病気の役)に出てた。
「ああ、あれハーヴィーだったんだ~」なんて思ったけど、この時のガブリエル・マクトは、
メチャメチャかっこ良かったな。
ああいう、クールでスカした役がこの人には合うね。
ハーヴィーもある意味そんな感じだけど、もっと極端でもいいと思った。
逆にマイクとルイスはちょうどいい。

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