海外ドラマ「ブラックリストS1 E11 / 善きサマリア人」
今回のブラックリストは、連続殺人犯・通称 善きサマリア人がブラックリストの犯罪者。
そしてもう1つのストーリーは前回のアンズロ・ギャリック事件の共犯者と
内通者をFBIとレッドが別々に追うと言うもの。
善きサマリア人のほうは、過去に母親から虐待を受けた男が、
現在家族に虐待を加えている人間を調べあげ、その者を家族に与えた虐待と
同じ拷問を与え、半殺しにするという犯罪者。
ブラックリストの犯罪者というのは、こういったストーリー上の特徴がある場合が多い。
今回、通称・善きサマリア人をリズは射殺するんだけど、オレだったら
2人を始末するまで待ってやったなぁと思った。
ま、FBIエージェントがそんなことを出来るわけはないんだけど、
今現在虐待をしている人間だからなぁ。
アメリカでは虐待者(特に性的虐待者)に対する私的制裁と言うのは結構多い。
ニュースになるものから、ならないもの。刑務所内でレイプ犯がどんな目にあうかは
海外ドラマやハリウッド映画のファンには有名だ。まああれも私的制裁みたいなもの。
これが良いとか悪いとかは、無関係の人間より、性犯罪被害者や虐待を受けた
被害者に聞いたほうがいいだろう。またはその家族とかね。
それより今回のストーリーで見応えがあったのは、善きサマリア人よりレッドの復讐だろう。
今回のレッドはチップを取り出した看護師から運転手、金のやりとりを手引きした人間まで、
ギャリックの件に協力した者を片っ端から殺していった。
これはギャリックに射殺された仲間の復讐なんだけど、レッドは裏切り者は必ず殺す、
そしてそれに加担したものも皆殺しにするようだ。
さすがFBIの最重要犯罪者。犯罪コンシェルジュだったかな(笑)。
そういえば今回の犯罪者は2人、レッドと善きサマリア人。
ブラックリストではよくやる手法だけど、この2人は殺人犯だがある意味、
正当性の有る殺人犯と呼べる共通点が有る。
こういうのは考えさせられるよね。
おそらく脚本家が言いたいことは、主役のリズのようにルールを破った犯罪者に
法を押し付けるのが最善なのか?と、問いかけているような気もする。
特に犯人の善きサマリア人こと、カール・ホフマンを問答無用で殺したリズに
何の罪悪感も無いのか?とかも含めてね。
それからレッドサイドの内通者「ニュートン・フィリップス」。
家族を人質に取られ仕方なくレッドを売ったそうだが、
このニュートンはレッドの腹心だよね。
この人はいい味を出していたからもったいないと思うが、死を覚悟していたニュートン、
全てを知った上で苦渋の選択をし、おそらく約束通り事故死に偽装しただろうレッド。
ここはなかなか良いシーンだった。
それから最後のレッドとリズのシーン。
明らかに態度の変わったリズはレッドを父と確信しているんだろうね。
それとも、まだ怪しんでいて利用しようとでもしてるのかな?
いや~それはないよなぁ。多分確信してると思う。
今回も期待以上に面白かったブラックリスト。
そういえばフィッチはやっぱり政府内の組織の長官だとか言ってた。
あの偉そうなオバサンより上っぽかったから、かなりの権力者みたいだ。
さて、誰がFBI内部の内通者か?そしてフィッチの組織は一体何なのか?
今シーズン中には謎が明らかになりそうだ。
このブログの記事を書いています。海外ドラマを一緒に楽しみましょう!
コメント
こんな前の記事にコメントしていいものか悩んだのですが凄く読みやすくてびっくりしました
面白いです
今現在進行形で見ているので見終わった後に読むのが楽しみです
>kさん
お役に立てて幸いです。
この頃のブラックリストはとても面白かったので、シーズンラストまで期待できますよ。
古い記事でもお気軽にコメントして下さい、今後もぜひ楽しんで下さい。