海外ドラマ「ブラックリスト S2 E4 / ライナス・クリール医師」
今回ブラックリストから名前が上がった対象者は、ライナス・クリール医師。
ライナス・クリールは心理学を専攻する博士なんだけど、攻撃的遺伝子が凶悪犯罪を起こすという自説を持っている。
まあ、これだけなら問題はないんだけど、ブラックリストに載るだけあってやっぱり中身はイカれている。
このライナス・クリール、被験者(患者)の血液検査行い、その遺伝子を調査。
その中に攻撃的遺伝子を発見すると、マインドコントロールをかけ、凶悪犯罪を起こさせる。
それによって自説の正しさを証明しようという完全なイカれドクターだ。
このライナス・クリール自身がイカれているというのが真実なんだけど、レッドは事件全てに政府の裏工作が隠れているとリズ(FBI)に忠告する。
もちろんリズも本部長も、これがリズとナオミ・ハイランドを会わせない為のレッドの作戦だと疑う。
と、ここまでは、他の海外ドラマでもありそうなストーリー展開。
ブラックリストでなくてもいいような話なんだけど、今回の見どころはそこではなかった。
今回注目だったのは、ライナス・クリールを始めとする脇役の面々。
その面白かった脇役だけど、ますはゲストのライナス・クリール。
冷静で生真面目な性格、紳士的な風貌や話し方なんだけど、裏では非人道的な実験を行い、最後は自分の死で自説の正しさを証明しようとした。
この複雑な医師を演じたのは「デヴィッド・コスタビル」。
コスタビルは放送終了後のインフォメーションにもあったけど、ブレイキング・バッドのゲイル・ベティカーだ。
ゲイルは出演は短く、ラストシーンも最悪だったけど、かなり印象に残ったよね。
それにコミカルで笑わせてくれる男でもあった。
そういう役を好演したコスタビルだけど、オレ的には悪徳刑事「メッサー」を演じた「ダメージ」が一番の代表作だと思う。
あのメッサーという人物は心底恐ろしい男。
当時彼が出てくるだけで怖かったもんなぁ・・
ダメージのシーズン1・2は、ブレイキング・バッドにも劣らない傑作海外ドラマなんだけど、このコスタビルは抜群の存在感があった。*1番すごかったのは、現CSIチーフのD・Bを演じているテッド・ダンソンだろうね。
こういう、かけ離れた役を完璧にこなすこの人は、すごい俳優だ。
ブラックリストのゲストに呼ばれるのも納得だし、今回も余裕で難役をこなしていた。
それからキャラクターで面白かったのは、過去にレッドと因縁があったというハスケル。
このハスケルは暗号解読のプロなんだけど、この男もちょっとおかしな人間。
毎度・毎度やってくれるレッドの訳の分からないスピーチが、今回はハスケルとのコントだった。
時間は短かったけど、おもしろい演出だった。
それから今回も出てきたミスター・バルガス。
今回はナオミ・ハイランドのダンナの浮気相手の家で、犬の世話をしていた(笑)。
なんだろうね、この人は?
ミスター・キャプランが物質的なフィクサーで、ミスター・バルガスは人間関係のフィクサーかな?
犬を連れてきたのはミスター・バルガスの判断だそうだから、レッドの信任は厚いんだろうね。
前回もレッドを堂々と非難していたし、レッドのファミリーの中では大物みたいだ。
それにしてもこのミスター・バルガスの声優は、イメージにピッタリだよなぁ。
レッドも完璧だと思うけど、ミスター・バルガスの吹き替えマッチ度はその上をいく完璧さだわ。
さすがに日本の声優はレベルが高い。
それからナオミ・ハイランド。
彼女は今回で一旦終わりということかな?
ただ重要な情報が今回でわかったね。
レッドとナオミの娘の名前はジェニファー。
リズと2人の関係はまだ不明だけど、あのレッドにも言うに言えない秘密があるらしい。
なんとなくここは今シーズンで解決しそうな雰囲気がある。
ベルリンがらみの可能性もあるので、特番になりそうな10話前後かシーズンファイナルで解決かな?
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