海外ドラマ「ブラックリスト S2 E18 / ヴァネッサ・クルス」
今回のリスト対象者は、「ヴァネッサ・クルス」。
彼女は富裕層を専門に狙う美人詐欺師で復讐者。
通常詐欺師には2通りのタイプがいる。
1つは誰かれ構わず、相手が誰かも知らずに金をだまし取るタイプ。
もう1つは、狙いを絞って計画的に犯行を行なうタイプ。
ヴァネッサ・クルスは当然後者なんだけど、実際は詐欺師ではなく、彼女は本格的な復讐者だった。
彼女が復讐しているのは、過去に婚約者をハメて殺した者達。
今回はストーリーも面白かったけど、このヴァネッサ・クルスの存在感がナカナカだった。
ヴァネッサはセクシー系美女なのでエンターテイメント性抜群。
さらに誰にでも変身し用意周到に相手を陥れるので、見ていて爽快。
そして一番良かったのが、彼女が最終的に重大な過ちを犯さず助かったこと。
助かったというのは、愛された無実の女性を殺さずに済んだことと、その後の逃走にも成功したこと。
なので、彼女には再登場の機会があるんだろう。
それからレッドと委員会メンバー、特に局長と呼ばれる男との対決シーンは見応えがあった。
レッドはロジャー・ホブスと共にジャスパーを引き入れ、委員会の投票で勝とうとする。
ところが局長は全てを予測し、レッドに先回り。
で、最後のレッドとジャスパーの電話シーンは特別スリルがあったね。
いつも自分がやっているような手でレッドは局長にしてやられたんだけど、レッドもその可能性を予測していたということだ。
この演出の意味は、局長が凄腕で油断ならない男だとレッドが知っていたこと。
そして強い力を持つタフな相手だということを強調すること。
シーズン終盤でこの演出が入るということは、局長がシーズン2のボスキャラ決定なんだろう。
こんな感じで、すごく面白かった今回のブラックリストだけど、少し気になるのが最近のリズ。
裁判の件以来、リズはずっと暗い顔になっているけど、メーガン・ブーンにこの顔は似合わない。
含みがあるけど明るさを失なっていない、そして少しミステリアスな感じが彼女にはピッタリ。
ブラックリストの最初の頃の感想でよく書いていたけど、イメージとしてはダメージのエレン・パーソンズだ。
そういえばDlifeで、今ダメージのシーズン4が放送中だけど、エレン・パーソンズ役のローズ・バーンは相変わらず存在感があるね。
最近は映画のBIGタイトルでも主演クラスの彼女だけど、メーガン・ブーンもやりようによってはローズ・バーンと同じような道を辿れると思うんだけどなぁ。
ここからしばらくは、彼女にとっても正念場なのかもしれないね。
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