海外ドラマ「ブラックリスト S3 E2 / マーヴィン・ジェラード」
リズがFBIの追跡をかわすためにロシア大使館に入ったところで終わった前回。
リズが逃亡先にロシア大使館を選んだ理由は、実の母がロシアのエージェントだったこと、そして結社の狙いが(シーズン1のラストシーン)米・ロの冷戦を起こすため~だったことから。
ここで視聴者として「??」と感じるのは、結社は世界的な組織なのに・・ということだと思う。
たぶんその理由からレッドは、リズのロシア大使館行きを止めたんだろし、今回の流れになったんだろうけど、なんとなくここはアレ?と思ったな。
そういえばレスラーがロシア大使館の車に銃を向けるシーンがあったけど、ここも??だった。
鍛え上げられているFBIエージェントが、そんな初歩中の初歩みたいなアマチュアなマネをするかな?
ここも後で、リズを逃がした件での自分の決断にイラついていた~との説明があったけど、ここも??だった。
最高に面白かった頃のブラックリストでは、こういう変なシーンは少なかったから、少し気になった。
もちろんどんな最高の海外ドラマでもこういったミスはあるし、今回のは些細な事なのでまあいいんだけど、なんとなくアレだった。
で、今回面白かったところだけど、まずはレッドとリズが再会したダイナー。
ここのオーナーの名前は「チューイ?」だったけど、この名前は前回レッドが仲間の一人に「チューイにヨロシク」とか言っていたのですぐに気がついた。
このチューイは前回のレッド救出を手引した人物なんだけど、結果的にはやっぱりこの男がレッドにとっての「逃がし屋」だった。
てっきりタイトルの「マーヴィン・ジェラード」が逃がし屋かな?と思っていたので、ここは新鮮だった。
そしてその「マーヴィン・ジェラード」。
確か今まで一度を除いて、ブラックリストに名前があり、エピソードタイトルになった人物は死・逮捕・逃亡・またはそれに近いものになっている。
そしてほぼ全員が、レッドが本来許せないような悪事を働いている。
ところが今回のマーヴィン・ジェラードは全然違った。
彼は元妻にハメられた不幸な男。
マーヴィン・ジェラードは元弁護士なんだけど、レッドとリズがFBIに包囲されている状態、そしてそれはほぼ脱出不可能というところに登場した。
てっきりこの元弁護士が、自慢の弁舌をもってレッドとリズを助けるのかな?と思ったら、全然違う効果に。
まずビックリなのがブラックリストの歴史上初めてタイトルの人間が完全な善人、しかも逃亡のためにリスト上の人物が出演?した。
マーヴィン・ジェラードの登場は今回限りのことではないようだったけど、ここはかなり驚いたな。
それとマーヴィン・ジェラードの最後のシーンは良かったよね。
レッドの計らいはとても粋だった。
そしてもう一点はチューイ。
彼の特技は、とんでもなく美味いナントカパイを作るだけでなく、資金洗浄か何か+人を逃がすプロだったようだ。
チューイは仕事の手際の良さもさることながら、レッドに大金を積まれてもパイのレシピを教えないという変な面白さもある。
こういう細かい演出は大事だよね。
それにしてもレッドの生活はいいよなぁ。
本人は「人生でやりたいことをすべてやることは出来ない・・」と言っていたけど、この世界中をまたに掛けて仕事をするってのはすごく夢があるよね。
プライベートジェットに乗り世界中の都市へ飛び、近場はデンベの運転する高級車で移動。
今回は大型のクルーザーまで登場した。
扉が空いた開いたところは、なんかタイタニックみたいなシーンだったし。
やっぱり人間、金を稼がないとなぁ(笑)。
そして今回も大ピンチのデンベ。
と、思っていたけど、なんでデンベがレッドと一緒にいないのか?とか、レッドがデンベを全く探そうとしていないこと。リズとの会話にすら名前が上がらないことを見ると、これはレッドの描いたワナという可能性がある。
強靭なデンベが自ら囚われているという可能性はありそうだ。
そしてラストシーン。
ついにトムが登場したね。
しかしなんでレスラーの下に??
リズの件で何度も対立してきた2人なのに、わざわざトムがレスラーを選んだということは、彼を納得させる自信がある何かがあるんだろうね。
これで次回から、ほぼ全ての役者が揃うことになる。
ここからがシーズン3の本当の本番ということになりそうだ。
次回から、また楽しみだね。
このブログの記事を書いています。海外ドラマを一緒に楽しみましょう!
コメント