海外ドラマ「ザ・フォロイング S3 E14 / 死線の果て」
次回が最終回になるザ・フォロイング、なので今回は最終話の序章のような位置づけだった。
まず今シーズン、ジョー・キャロルに変わってライアン最強の敵になっているテオについて。
前に書いたけどテオは多くの海外ドラマの中でも初めてと言っていい、最新型の殺人鬼。
これだけのキャラを誕生させた製作者はすごいと思うけど、今回の流れだけで言うと普通の殺人鬼に毛が生えた程度に成り下がっている。
これまでのテオは超A級のハッカー。
そしてシリアルキラーなのに自己顕示欲が全く無い。
なので元々証拠を残さない上にハッキング技術で痕跡も消すので、逮捕されることどころか存在すらもわからない殺人鬼だった。
ところがドラマに登場するようになった途端に(笑)、証拠は残すは、存在(本名)はバレるはで、用意周到さは消し飛び、冷静さも皆無・・・
いや、本当にもったいない。
これはアメリカのドラマの悪いところで、視聴者数を上げないと打ち切りに~という危機感からこんな展開になっているんだろうと思う。
冷静に見れば完全に逆のことをやっているんだけど、他の多くのドラマも同じようなことをやって終わっていった事を考えると、わざと終わりにしている可能性もあるのかな??
ま、それはいいとして、ちょっとまずい方向に向かっているのがフォロイングの現状。
マズいことをもう少し追加しておくと、マーク(ルーク)を殺してマイクを残したのは失敗。
さらにマックスを残したのも失敗。
そしてキャラについて一番の失敗はデイジーを殺したことだ。
デイジーはカイルとのコンビで生き残り、さらにマーク(ルーク)と組んでも生き残り、一時はテオからも見逃された不思議な存在。
こういう不思議キャラをせっかく作り上げたのに、今回でアッサリ・・・
これ、何のために今まで生かしておいたんだろう?
と、悪いことが多い現状だけど、期待できることもあるにはある。
その一番はサブタイトルにもなっている完全決着が見られる可能性があることかな。
どういう形であれ決着がつくのは良い事。
でも、出来る限り良い物を見た~という気分にさせて欲しいね。
そういえば今シーズンで言うなら、キャロルを殺したことはかなり評価できると思う。
大きな決断だっただろうし、相当悩んだとも思う。
そこをしっかりやりきり、テオを生み出したんだから最後も期待できるかもだ。
次回は最終回。
あのケヴィン・ベーコンを主演に迎えて、華々しいスタートを切ったフォロイング。
最後はやや失速気味だったけど、いい印象を残すことが出来るか?
期待してみてみよう。
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