最近アメリカでやたらと評価の高かった海外ドラマ、「グッド・ドクター 名医の条件」の第一話をWOWOWの先行放送で見た。
このグッド・ドクターは自閉症の天才少年医師の物語。
天才少年の名前は「ショーン・マーフィー」。演じるのはベイツ・モーテルのノーマン・ベイツ役で才能を見せたフレディ・ハイモア。
ショーン・マーフィーはノーマン・ベイツに似たタイプなので、フレディ・ハイモアにはハマり役だろう。
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それにしても、この一話を見て、彼以外にこの役は考えられないと思うえるほどのハマり具合。
そしてオープニングから感じるのは、このドラマの設定の良さと脚本の素晴らしさ。
グッド・ドクターは韓国ドラマのリメイクだそうだけど、この一話を見ただけで韓国ドラマのレベルの高さを感じた。
今まで韓国ドラマは一度も見たことが無かったけど、今更ながら日本での韓流ブームに納得した。*いつの話だよってのは無しで(笑)
ショーン・マーフィーは善良なハウス
グッド・ドクターのオープニングタイトルを見た瞬間に、このドラマの正体がわかった人は多いと思う。
これはハウスだ。タイトル画面の人体図のカット、フォントと音楽のセンス、ハウスファンなら一瞬で気がつくはず。
そして極めつけは製作者の「デイヴィッド・ショア」。
第一話をハウスそっくりに作ったのは、わざとだろう。
ショーンの細い症状を見逃さずに診断を下す姿、超難解な症状の原因に気付く瞬間の感覚は、善良なハウスとしか言いようがない。
あのクッソムカつくグレゴリー・ハウスを善人にするというのは良いアイデアだ。
脚本も素晴らしいが、このリメイクを作り上げた演出陣も相当なレベルだ。
いちいち言葉で説明しないで、セリフ無しで過去を理解させる手法は最近の流行り。
でもここまで主人公の背景を簡単に理解させるのは凄いと思う。
ストーリーはどう展開するのか?
この一話はすごく面白かったけど、今後はどう展開していくのだろう?
一応現在の設定では、院長がショーンの味方。
逆に外科部長は院長の座を狙っているので、とりあえずショーンの採用に反対。
この2者が派閥を作っているということなんだと思うけど、おそらく外科部長派が多数派でイヤミな医師・看護師が揃ってるのかな?
そして院長派は良識派なのだけど、少数派で常に外科部長に押されているという感じなのかも。
ただこういう争いをいつまでも続けていても飽きられるので、この設定はそんなに長くないのじゃないかな。
そもそもそういう設定なのかも分からないけど、病院の派閥争いとか、経営難のストーリーとかはあまりおもしろいと思えない。
ただ、このドクター・マーフィーが患者の命を救うシーンだけでも当分楽しめると思う。
ハウスの診断も超面白かったけど、グッド・ドクターにも同格の面白さがある。
医療ドラマだから、患者を治すことで視聴者に感動を与えるのが一番楽しめるはず。
ショーンは外科医、ハウスは診断医なので、ショーンの見せ場は外科手術になるのかな?
今回の空港の処置シーンも面白かった。
分かっていても、ああいうシーンはグッとくる。
そして今までの医療ドラマや医療シーンであったあの手の処置では、首や肺の気管にボールペンを刺すとか、ガラスの破片で皮膚を切り血や空気を排出させる程度だった。
グッド・ドクターはその上を行くような処置をしていた。
その後の容態の悪化はハウス的だけど、そこでまたしても天才を見せつけるというのは面白いね。
まだまだショーンには深い設定があるだろう。
評価の高いグッド・ドクター、これからもっと面白くなりそうなので、相当期待していいと思う。
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