グッドドクター アメリカ版の第2話、初回に続いて今回もすごく面白かった。
最近はドラマでもスポーツでも、TVを見ている時は必ずスマホをいじっていたが、このグッドドクターを見ている時はスマホ無し、完全に集中して見ている(笑)
これは結構すごい事、それだけこのグッドドクターが面白いという証明だ。
今回はドクター・マーフィーの初出勤
オープニングはショーン・マーフィーの日常、朝のルーティンを紹介。
彼はいつもスマホのアラームで、シャワーや歯磨きといった朝の行動を分単位でスケジュールしている。
これ最初見た時は、マジか?と思ったけど、今はこういうふうにしたら効率的でいいかも?と考えるようになった。
この演出はショーンがどういう人間なのか?の一部なんだけど、彼はとにかく生真面目でバカ正直ということを伝えている。
これは自閉症だからというわけでも無いような気がするけど、ナントカ症候群の影響なのかな?
まあとにかくマーフィー先生は悪性腫瘍の患者に容態を聞かれれば、「あなたは死にます」と言ってしまうし、皮肉を言う上司の言葉はそのままの意味で納得してしまう。
こういう嘘をつけない真っ直ぐな性格というのは羨ましい気もするけど、社会の中で生きている以上、どんな人間にも貫くことはムリだろう。
でも考えてみれば、ハウスもマーフィー先生と同じような性格だった。
彼も治療困難な患者には「治せない」「生きても数日」とハッキリ伝えていた。
他人の皮肉を全く意に介さないところも、ある意味ドクター・マーフィーとドクター・ハウスは同類だ。
ドクター・メレンデス
現在のショーン・マーフィーの直接の上司がドクター・メレンデス。
このメレンデスという医師が、ショーンにとってどういうポジションなのかイマイチ分からない。
今回の邦題の「皮肉」は、このメレンデスがショーンに何度も言っていた皮肉の事だ。
まず皮肉をそのまま受け取るショーンに対して皮肉を言うという時点で、メレンデスがショーンのことを何も理解していないことが分かる。
メレンデスはショーンに対し、辛く当たるという程でもないが、今の所冷たい態度を取っている。
ただしメレンデスはショーンの最大の理解者である院長のグラスマンを尊敬しているとのことだし、外科部長のアンドリュースのことをよく思っていないようなので、ここは少し複雑だ。
彼は外科医なので、直接の上司は外科部長のアンドリュース。
おそらく病院内で院長以上に権力を持っていそうなアンドリュースに与していないというのは、メレンデスが今後ショーンと打ち解けていくという可能性があるのかもしれない。
かもしれないというか、そういう風に思わせる演出なんだろうね。
まだショーンが院長以外の誰とも友好関係にないので、この辺はまだなんとも言えない。
でも、このショーンの純粋な人間性は、メレンデスや他の医師・看護師、そしていずれは外科部長も彼に味方してしまう・・なんて方向にいくのだろうと思う。
特に外科部長のアンドリュースはかなり野心的で高い能力を持った男のようなので、院長と対立する彼がショーンに心を動かされるようなストーリーは凄く面白いだろうと想像できるね。
少女を救ったショーン・マーフィー
今回はメレンデスの指示に逆らい、少女を救ったドクター・マーフィー。
彼は勇気を出して自分の信じたことを貫くいう事を、弟の死から学んでいる。
今回はほんの少しの症状から少女の腸捻転を察知し、メレンデスの指示に逆らい、独自の判断で行動し見事に少女を救った。
こういう上司だろうがルールだろうが無視して、自分の診断を信じ貫くというのもハウスにそっくりだ。
ショーンは一度学んだことは確実にモノにしているので、これからもこういう行動をとって多くの同僚と衝突していくだろう。
でもこの衝突から周囲はショーンの天才を理解し、ショーンの人柄を学んでいく。
逆にショーンは病院内の仕事を通して、一般の人々の考え方や人間性を学んでいく。
この設定がね、このグッド・ドクターの最も素晴らしいところだと思う。
ショーンの子供のような純粋な人間性が周囲を変えていく。
このドラマは本当に面白いし、可能性にあふれている。
かなり設定は違うけど、ハウスのシーズン1や2の最高に面白かった頃に匹敵する面白さだ。
誰が見ても楽しめる、このグッド・ドクターは、ここ数年で一番オススメできる海外ドラマだ。
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