今回のグッド・ドクター、レジデントが2人ずつ2チームに分かれて競争する・・というストーリー。
ショーンはカルーと組んでトランスジェンダーの子を担当。
クレアは今回から新加入のモーガンと組んで、大量の薬を飲んでいる男の担当。
まずショーン組は、トランスジェンダーを認めない?ショーンと、暴力行為→解雇から復帰を果たし、なんとしても良い所を見せたいカルーが、どうしてもうまくいかない。
一方のクレアは、自分の出世だけを考えているようなタイプのモーガンとうまくいかない。
この展開はドラマではよくあるパターン。
でもこのメインのストーリーより結構面白かったのが、サブストーリーの2本。
1本は外科部長のアンドリュースの夫婦問題。
そしてもう1本は、ショーンのお隣さん、引っ越したリアの後に越してきたケニーの話。
アンドリュースの方は、今まで夫婦で上を目指してきたが、子供を欲しがったアンドリュースと、子供より仕事だった奥さんの話。
この夫婦、イマイチうまくいっていないシーンが過去に何度かあったが、その大きな理由が子供が出来なかったことだった。
そこで2人は妊娠カウンセリング?みたいなものを始めるが、これで判明したのは、不妊の原因がアンドリュースにあったという事実。
この事実に衝撃を受けるアンドリュース。
それまで妻を不妊の原因として責める事も少くなかったアンドリュースなので、この事実に冷静さを失いかける。
そしてショーンとお隣さん。
この新しく引っ越してきたケニーは面白いキャラだ。
ケニーは、やたらアメリカンな男。
ショーンに対しても、全く違和感なく付き合いを始める。
いいヤツっぽいが、何かありそうなタイプだ。
いきなりショーンと打ち解けているから、このまましばらくは出演して欲しいキャラだ。
今回の感想
グッド・ドクターで最近よくあるパターンだけど、ショーンではなくカルーやクレアが難解な診断を下すというシーン。
これはドラマに幅をもたせるし、サブキャラが印象付けられるのでいい演出だと思う。
でもグッド・ドクターでは、ここのところこの演出を頻発しすぎ。
故意にやっているのだと思うけど、もう少しショーンの天才をメインにしたほうがいいと思う。
今回に関しても、カルーの診断で決着。確か前回もカルーじゃなかったかな?
おそらく製作者はワンパターンになったり、飽きられる事を想定しているからだと思うけど、まだショーンのキャラクターを推し出した方が得策じゃないかなあ?
まあ今回も面白かったけど、開始当初のように、ショーンの面白さをガンガン見せてくれるのを期待てしまうね。
相変わらずショーンの成長するストーリーは面白いから、そこを中心に、と思うな。
ハウスのシーズン1と比べると、かなり心配に・・
このショーンを中心に、という件を別としても、ちょっと心配になり始めたグッド・ドクター。
例えばハウスシーズン1の場合は、シーズン開始直後より中盤から後半にかけてが最高に盛り上がった。
こういうどこかの段階で爆発的に盛り上がるというのが、今の所グッド・ドクターには欠けている。
これ米ドラではよくあるパターンで、シーズン1当初に盛り上がり、その後シーズンを更新されるが右肩下がりにフェードアウト・・というものだ。
5,6話あたりから、グッド・ドクターでもこの症状が出始めていると思う。
番組開始時の面白さは今年最高だっただけに、なんとか盛り返して欲しい。
そういえば、スコーピオンが打ち切りになったというニュースを少し前に見たけど、スコーピオンの感想でよく、「初回が衝撃的に面白く、その後それを超えるエピソードがない」と書いた記憶がある。
なんかグッド・ドクターにもそんな雰囲気を感じてしまう。
この制作陣の主力は、あのハウスの成功を知っているのだから、右肩下がりにフェードアウトは避けて欲しい。
なんとなくかなり心配だが、ここはとりあえず期待をして見ていこう。
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