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YOU ー君がすべてー シーズン4の感想 次のS5がファイナル

YOU ー君がすべてー シーズン4 YOUー君がすべてー

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Netflixで配信中の「YOU ー君がすべてー シーズン4」を見た。シーズン1~3までと、あらゆる面で変更があった今シーズン。微妙に過去シーズンの方が面白かったかな・・と感じた部分もあったが、ジョーがところどころで見せる「イカれた変態ぶり」は今回も健在、これは素直に楽しめた♪

それでは早速、あのヘンタイがいかに救いようがなかったか?をお話ししましょう。

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YOU ー君がすべてー シーズン4のカンタンなあらすじ

前シーズンで妻・ラブを始末したまでは良かったが、新たな獲物マリアンに逃げられたジョー。失意の中、ラブの父の放った殺し屋に狙わる危機を買収で切り抜け、新たな身分まで手に入れ英国に逃げる事に成功。

新天地の英国では、大学で教職に就き、大好きな本に囲まれながら生徒たちに教えるという、ジョーはある種理想の生き方をしていた。でもそこは生粋の変態ジョーだ、そうそう物事は簡単には進まない。 そもそも彼が、この英国を新天地に選んだ理由は、マリアンが英国にいるらしいという情報を得ていたからだ。 ところがマリアンを探す(捕らえる?)ミッションの前に、なんと自分の部屋で殺人事件が起きてしまう。殺されたのは新たな友人で、向かいの部屋に住む男・マルコム。実はジョーは、向かいの部屋を覗いていて、のぞきの対象はマルコムの彼女である「ケイト」という美人。そう、ジョーの部屋で死んでいたのは、新たな獲物とも言えるケイトの彼氏だった。 死体をそのままにもできず、かといって警察に通報して自分に疑惑の目が向くのも避けたいジョーは、死体を近くの焼却炉で処分する。

その後、この殺人の件で何者かから脅迫を受けるジョー。新たな殺人をさせられたりと、脅迫者の要求はエスカレート。この問題を解決すべくジョーは対処するが、その間にケイトとデキてしまったり、あのマリアンを発見したりと、やるべき事が山積み。そうしているうちに脅迫者の正体が、新たな友人仲間の一人であるリースだと気がつく。

リースを片付ける計画を立て、実行し成功するジョーだが、ここで思わぬ事実が判明する。じつはリースは無関係で、この一連の殺人を実行したのも、脅迫していたのも全てジョーの別人格だった。 ジョーは、おそらくストレスから自分の別人格を作り、その人格がストーカー、誘拐、殺人を犯すことで精神的な問題に対処していた。そしてジョーの本体の人格は、別人格の行動を全く憶えていない。

この事に気づいたジョーはショックを受け、あまりに酷い自分を許せずに川への飛び込み自殺をする。奇跡的に生還したジョーだが、自分のもう一人の人格が現れないことに気が付き安堵する。 その後、色々ありながら、ケイトと結ばれる。 そして英国を離れ、アメリカN.Yに戻ることになる。

このN.Y編が次のYOU ー君がすべてー シーズン5になる。そして、このシーズン5がYOU ー君がすべてー の最終シーズンになると、先日公式アナウンスがあった。

YOU ー君がすべてー シーズン4 ストーリーのポイント

今回のジョーは過去のように、まず明確な獲物を定め、その獲物を調べ上げ、観察し、近づき、モノにするというルーティンを行っていない。*別人格がそれに近いことを行っていたが、それはジョー・ゴールドバーグ本人ではないということで。

これは今までのジョーとは明らかに異なる。そしていつもは一人の獲物に固執するジョーだが、今回は別人格もいるので、マリアンとケイトという2人の女性に固執していた。*正確にはケイトに固執していたというより、執着するのを避けまくっていたかな?

本来なら、マリアンに執着し結末を迎えるのがこのドラマらしい。

で、今シーズンのストーリーで最もポイントになるのは、やはりジョーの二重人格だろう。ここは賛否両論ありそうな演出だと思うし、個人的には分かりにくくて(特に前半)、リースの人格(本物の方)からしても、かなり混乱させられた。 う~ん、どうなんだろう??ちょっと強引すぎる脚本じゃないかな? まあ、これも人の取り方だろうし、もしかすると最終シーズンにこのポイントが大きな意味を持つのかも知れない。そう考えると、この段階で断定するのは時期尚早なのかもしれない。

とはいえ、マリアンを監禁していたのが、やはりジョーだった!となったときの、やっぱりこの変態か!と感じさせたところはなかなか良かった。うん、あの感覚がこのYOU ー君がすべてー の一番気に入っているところだから。

あと重要ポイントといえば、「ケイト」だろう。このケイトは生い立ちからして興味をそそる人物なんだけど、まだまだなにか隠している風なところがある。そして彼女は切れ者なのか?それとも普通程度なのか?というのもまだハッキリしない。ラブのように、ジョーにさえ隠している巨大な秘密とかあれば面白そうだが・・

そして次のシーズンが最終シーズンとなるというのも、シーズン4の大きなポイントだ。当然、結末に向けての演出もたくさんあったはずなので、シーズン5を見る前に、もう一度復習したほうがいいだろうね。 なんといっても、ジョー・ゴールドバーグの精神状態がどうなのか?を最終シーズン前に見極める必要がある。 ここはハッキリ判断できないから面白いという考え方もできるが、あの生粋の変態であり、変質者を極めた犯罪者であるジョー・ゴールドバーグが、変な精神障害にやられるとは考えにくい。自分の欲求を何よりも優先する姿を見せて欲しいが・・・どうなるだろうか?

YOU ー君がすべてー シーズン4の感想

ポイントのところで少し感想的な事を書いてますが、まずはジョーの二重人格について。正直、この演出には否定的なのだけど、なぜあまり面白く感じなかったかについて少し書いてみる。

このYOU ー君がすべてーというドラマは、ジョー・ゴールドバーグの意外性が面白さの基本にあると思う。 彼は読書好きな一見普通の若者。子供や女性、老人に優しく、知性がありユーモアもある。 こんな好青年が、気に入った女性を見つけると、何から何までネットで調べ上げ、行動をつけ回し、不法侵入をし、あらゆる手段を駆使して監視する。つけ込むスキを見つけると、いい人のふりをして接触し取り入ってしまう。そして最終的には相手を監禁し・・という流れだが、一番面白いのは、ストーカー相手が自分を好きだと勘違いしているところ(笑) 彼女が自分を待っている的なノリが爆笑級に面白い。

そして、執着した相手を例の箱に監禁すると、自分は悪くない、君がそうさせたんだ!と本心から主張する。この身勝手な超ヘンタイがジョー・ゴールドバーグ、どうしようもなく危険なクズだ。 こんな主張を堂々とするのがジョーなので、当然自分がイカれているなんて微塵も思っていない。ところが、今回の二重人格発症によって、自分がイカれていると認識するようになる。 女性(男性も)を箱に監禁しても、君はなんでこんな事をさせるんだ!!と、あり得ない主張をするジョーは、もういなくなってしまった。

気味の悪いストーカーの変質者を、これだけ明るく笑える見せ方をしてきたのが、YOU ー君がすべてー の大きな魅力だった。まあねぇ、最終シーズンは必ずなにかあると思うので、今どうこう言うのは早いとは思うけど・・ 変な方向にだけはいかないで欲しいね。

そういえば今回のYOU ー君がすべてーを見ていて、アマゾンプライムビデオで配信している「Chloe クロエ」というドラマに似ていると、なんとなく感じた。このクロエというドラマは、自殺した過去の親友のために主人公が身分を隠し、亡くなった親友の友達の輪に潜り込み自殺の原因を探る~というもの。このクロエに出てくる「仲間内」が、YOU ー君がすべてーシーズン4の英国でのジョーの仲間にすごく似ている。まあ、同じイギリスの話だし、両方共にリッチな層の人間を描いているので似ているのは普通なのだろうけど。 個人的にはクロエよりYOU ー君がすべてーのほうが楽しめたかな。

少し否定的なことも書いたけど、今回のYOU ー君がすべてーは、シーズンを通して楽しめたとは思っている。面白くなかったとは全然思っていない。残念な面もあったけど、依然としてこのドラマは面白いと言える水準にいる。 中でも個人的に気に入っているのは、ケイトの存在。 完璧な美人な彼女だけど、どこか醒めていて、もしかすると壊れているのかな?なんて思わせるフシがある。 こう書くとラブに少し似た感じに聞こえるだろうけど、ラブとはかなり違う。ラブは完全なサイコパスだけど、ケイトはこれとはかなり毛色が異なる。今シーズンは最後まで謎な存在として描かれたケイト、おそらく最終シーズンのメインシナリオに大きく関わってくるだろうから、次も要注目だ。

YOU ー君がすべてー シーズン4のキャスト

ジョー・ゴールドバーグ(ジョナサン・ムーア) / ペン・バッジリー

主役のジョーを演じているのは、ゴシップガールでブレイクした「ペン・バッジリー」。 ペン・バッジリーはジョーのような特殊な役を演じきるだけの能力のある俳優で、さらにプロデュース業や監督業もこなす才能の塊のような人物だ。 今のところ、TVが彼の主戦場になっているが、タイミングさえ合えば大作映画で主役を張ることも十分にあると思う。

 
 
 
 
 
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それにしても、このジョー・ゴールドバーグという役、彼以外に適任者はいるのだろうか? なにかペン・バッジリーの存在がまずあって企画されたショーのような気さえする。 でも彼なら、もっとすごい役を手に入れることもあるだろう。これからも大仕事をするであろう、期待の俳優だと思う。

ケイト / シャーロット・リッチー

このシャーロット・リッチーは英国の女優。 今回のケイト役は、まさに英国の高飛車・リッチなお嬢様という役で、自分が常に男の人気を独占していて、誰もが自分と親しくなりたいと思っている。そしてそれを適当にあしらって生きている・・ そんな感じの「選ばれた女」を完璧に演じていた。ルックスも高貴なイギリス人といっても、まるで違和感の無い美形だ。

 
 
 
 
 
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ところが、このシャーロット・リッチーの経歴は、そんなイメージとはだいぶ違う。 まず彼女は歌手として成功しており、女優としての代表作はコメディでの普通の女の子役だ。 ただ、常に人気の中心にいたというのは間違いなさそう。 そんなふうに思わせる特別感を持っている女優だと思う。 たぶん今が女優としてのピーク付近だと思うので、最終シーズンでの彼女の演技に期待したい。

リース / エドワード・スペリーアス

エドワード・スペリーアスも英国の俳優。 彼はダウントン・アビーやアウトランダーといった英国系の人気ドラマに出演し人気を博している。 そして最近は目覚ましい活躍を続けている。

そういえば、最近アマゾンプライムで最終シーズンが配信された「スタートレック ピカード」にも重要な役で出演していた。この役はジャン・リュック・ピカード提督の息子という役で、今回の「YOU ー君がすべてー シーズン4」のリース役と同等かそれ以上にメインシナリオに関わってくる役。 今の彼は、こういうメインキャラを連続してオファーされる俳優に上り詰めたということなのだろう。

彼もなんとなく映画俳優という感じがするので、大役を掴んで成功してほしいと思う。

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