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ボッシュ(Bosch: Legacy) 受け継がれるもの S3の感想

ボッシュ: 受け継がれるものS3 ボッシュ

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「ボッシュ: 受け継がれるもの」の最終シーズンとなるS3を見終えたので、早速感想を書いていきます。

ボッシュ: 受け継がれるものS3は、2025年3月にアマゾンプライムビデオで配信開始、毎週2~3話ずつ配信され4月17日でコンプリート。 このボッシュ: 受け継がれるものは、S3が最終シーズンになると発表されたのが割と最近だったので、驚いたファンは多かったと思う。もちろん自分もその一人だ。このシリーズの人気は相変わらずだし、今シーズンの出来も素晴らしかったので、残念な気持ちは非常に大きい。ただし以前から噂があったように、このボッシュシリーズの新たなスピンオフの制作・配信がすでに決定している。そしてその新シリーズでもハリー・ボッシュが重要な役で登場することが判明しているので、そこまでガッカリすることもない。もちろんボッシュを演じるのは、引き続きタイタス・ウェリヴァー。役どころは新スピンオフの主役の「影の相棒」的な存在となる。なので登場回数は少なくはないだろう。

ということで、あまりがっかりせずに次回作を待つ事にしよう!

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ボッシュ: 受け継がれるものシーズン3の簡単なあらすじ

シーズン2のラストで地方検事に立候補することを発表した「マネー」ことハニー・チャンドラー。 私立探偵のボッシュは、この選挙戦でもマネー・チャンドラーの陣営で働くことになっている。

そんな選挙戦真っ只中のチャンドラー事務所に一人の男が訪ねてくる。要件はボランティアとして手伝いたいとのことだが、この男は以前、チャンドラーとボッシュに強引な捜査を暴かれて市警をクビになった、元刑事のフランク・シーラーだった。シーラーはトランプ支持者(MAGA支持者)のテンプレみたいな風貌で、いかにもめんどくさそうな匂いを醸し出してる。そして彼の狙いは、もちろんチャンドラーへの復讐だ。

そんなめんどくさい男を相手にしなければならないボッシュだが、こちらも前シーズンからのめんどくさい問題である、ドッグワイラー獄中死事件の容疑者問題を片付ける必要があった。この事件、実行犯としての容疑者は、過去にボッシュに逮捕された極悪人「ボーダーズ」。そしてボーダーズに殺人を依頼した容疑者として、LA市警の捜査上にボッシュの名が挙がっていた。 前回の感想でも書いたが(ボッシュ: 受け継がれるものS2の感想)、当然ボッシュはそんな事をするほどマヌケではない。 そして、ほどなくして判明した真相は、ボーダーズの描いた脱獄作戦の一環でボッシュを嵌めたという事だった。 当然それに気づいたボッシュに脱獄は阻止される。

その頃シーラーはチャンドラー達への復讐作戦を実行に移すべく動き出していた。 最期はテロ的な事件を起こし自ら命を絶ったが、シーラーは元警官としての矜持だけは捨てずに、誰一人市民を巻き込む事はなく、一定の誇りを持ちながら逝った。

シーラーの件とボーダーズの件が一旦の節目を見たあとは、家族四人の失踪、そして尾行強盗の事件が同時進行。さらに、ボーダーズ(ドッグワイラー)の件でボッシュを執拗に捜査したジミー・ロバートソン刑事が射殺される事件が起こる。この3つの事件は、どれも用意周到で狡猾な犯罪で、マディ達はもちろん、あのボッシュでも当初は手がかりすら掴めない状況にいた。しかし、ボッシュはいつものようにあらゆる視点から事件を調査し、時に一線を越えながら犯人を追い詰めていく・・

一家4人失踪事件

家族四人失踪(殺人)事件の犯人マクシェーンは筋金入りの悪党。そして狡猾な犯罪者だ。このマクシェーンをFBI風にプロファイリングすれば、彼は用意周到に犯罪を計画する秩序型で、子分を従え自在に使う事ができるボス猿タイプ。そして基本自分以外に愛情を持つことのない典型的な社会病質者・サイコパスだ。 ということで当然逮捕は困難だし、仮に逮捕できても証拠をガチガチに固めないと、敗訴すら危険性がある。それを熟知しているからか?マクシェーンがメキシコに逃げた事をつかんだボッシュは、逮捕することより自分でケリをつける事を考える。しかしドッグワイラーの件や、ボッシュのアフガン戦争時代の戦友から聞いた話などで、ボッシュに対し不信感を持ったマディに、マクシェーンを生きてLAに連れ帰ることを約束させられる。

ジミー射殺事件

ジミーの殺人事件はショッキングだった。彼はあのボッシュと互角に渡り合う事が出来る数少ない本物の刑事。一切の妥協をせずドッグワイラー殺人事件の捜査で容疑者のボッシュを追及した手腕は見事だった。ジミーといえば、あのバーテンダーの女性との関係が良かった。あれはこのドラマのファンの多くを喜ばせた良い演出だった。そのジミーの殺害事件だが、明らかにプロの殺し屋の仕事。調査を進めるボッシュとモーも、まるで手がかりを残さない相手に、この事件の闇の深さを感じ始める。その後判明した容疑者はドラッグカルテルのメンバー。例によってボッシュは極悪で冷酷な相手と対峙する事になる。

尾行強盗事件

尾行強盗の主犯フォーチュンもなかなか手強い犯罪者。賢いだけでなく、感も鋭いこの女だが、堂々と警察と渡り合う度胸も持ち合わせていた。しかし捜査するマディにとって、この女以上に厄介な問題が持ち上がる。それはフォーチュンの共犯者がマディの相棒(バスケス)の家族だった事だ。
相棒を気遣いつつ事件を解決するしかないマディは、頭を悩ませながら解決の道を探す。だが相棒が一線を越えるか?というグレーゾーンの捜査を行っていく事で、マディの固い信念が少しずつ変わっていく。そしてボッシュの強引な捜査に一定の理解を示すようになる。その後、あのボッシュもマディの変化に呼応するかのように変化(普通?)になっていく。

その後・・

そして一定の成果を上げたボッシュは、マディとステーキハウスでディナーを楽しみながら親子の絆を深めていく。しかし帰り道でボッシュは何者かに尾行されていることに気が付く。追ってきた謎の尾行者はボッシュの自宅まで入り込んでくるが、その正体は・・・・

ボッシュ: 受け継がれるものS3の最終話は新スピンオフへの布石

この尾行者の正体は、LA市警の刑事レネイ・バラードだった。レネイはボッシュが刑事時代から長年追っている事件(花の娘たち事件)のファイルをボッシュが持ちだしたと思い、その奪還のために尾行してきたとのことだった。
このレネイ・バラードを演じるのは「マギー・Q」。 個人的な印象だが、マギー・Qは過去にいろいろな映画やドラマで大々的なプロモーションを受け主役も張ってきたが、なにかイマイチぱっとしない感がある。だが今回の役は期待できるように感じる。 例えば、いつもの彼女なら、ルックス重視で派手目な登場がパターンだが、今回は地味〜に現れ、その後はねちっこくボッシュに絡んできた。初っ端からいつもとは違う、このシリーズの流儀を踏襲してきたのは、この作品・シリーズの良さ・長所をマギー・Qもよく理解しているという事だろう。

原作は完璧、脚本や演出のレベルの高さはこれまでのボッシュシリーズで証明済み。まだ始まってもいないが、このスピンオフはかなり期待できると感じる。
レネイ・バラードは能力は一級品で高い行動力があり、やる気に満ちている。だが刑事としての力量はボッシュに遠く及ばない。ということはこの2人、師弟関係になるのかも。このあたりの微妙な設定はさすがだ。正直、ボッシュレガシーの打ち切りの事で、スピンオフをあまり好意的に感じていなかったが、これは見ない訳にはいかなくなった。過去のボッシュシリーズからして、このスピンオフは来年の今頃までには配信されるはず。この最終話の撮影と、新スピンオフの撮影は同時に行われたはずなので、もしかするともっと早いかも? ま、これも期待して待とう。

予告公開!

と、思ったら、早くも予告が公開されていた。最後のところに、やはり彼がいる(笑) そして今回もアマゾンオリジナル、そして配信or放送予定の日時が2025年となってますな。やはり今年ですよ!

ボッシュ: 受け継がれるものS3の感想

今シーズンのメインイベントだった3つの事件、一家4人の失踪・殺人事件、ジミー射殺事件、尾行強盗事件は、どれも難敵で捜査はスリリング、とても見応えのあるストーリだった。いつものように何の文句もなく楽しめたが、やはり感覚的には最終話のインパクトが強すぎると思う。もちろん悪い意味ではないのだが、その感覚的に言うとボッシュ・レガシーの最終回というより、「レネイ・バラード(おそらくこれが原題になると思う、もしくは「バラード」かな?)」の初回?つなぎのような位置づけだと思った。別に不満はないが、もう少し最終回っぽい演出等があってもよかったようにも思う・・

とはいえ原作通の話では、新スピンオフの原作には、ハリー・ボッシュが頻繁に登場(というか、ほぼレギュラー状態)だそうなので、製作陣にも最終回的な意識はなかったのかもしれない。どちらにせよ、とにかく「次作に期待」という事だろう。

今シーズンのテーマは?

結果的にこのシーズンで何が言いたかったのか? これは見た人それぞれの感想があると思うが、自分の感想を書いてみる。
ボッシュはオリジナルの「ボッシュ」の初期から、いや、軍の時代から現在に至るまで、悪党に対してはルール無視、逮捕でも射殺でも大差はないと考えていた。そもそもシリーズ開始当初から、ルール無視の捜査方法が市警に問題にされ査問される身だったはず。このシーズン(正確には前シーズン後半から)では、そのボッシュのスタイルに対し、警官になった娘のマディが疑問を呈し・・・という流れがテーマっぽく扱われていた。
最終的にマクシェーンの件でのボッシュの行動はマディの進言に従った形になったが、その後のボッシュとレネイの会話からすると、ボッシュは何も変わっていない、今後も変わらないような気がする。ここはレネイ・バラードのスピンオフで明らかになると思うが、まああのボッシュが変わることはないだろう。という事は、今シーズンのメインメッセージはボッシュの改心とか衰えではない。
そうなると、この最終話に全てのメッセージを詰め込んだのか。このシリーズのサブタイトル「受け継がれるもの」は、てっきりマディの事かと思ったが、実はレネイ・バラードを指しているようだ。というか、正確にはレネイとマディ2人の事なのだろう。ルール遵守系の正統派であるレネイとマディが、ルール無用系のボッシュから何かを受け継いでいく(最終話ですでに受け継いでいる)、という事か。 花の娘たち事件といい、マクシェーンの事件といい、弱い立場の子供や女性を守るには、やるべきことをやる事も時には必要(特に刑事なら)。こう書くとやたらとダサいが、実際そういう意味だと思う。もちろん、ボッシュもマディとレネイから影響を受けている。いくら人々を守るからといっても、越えてはいけない一線はある。ボッシュはそれを2人から学んだ。個人的にとても気に入った演出だった「消防士に手錠をかけるまでの一瞬の間」は、あのカタブツのボッシュが女性2名から受け継いだもの、そんな演出だったと思う。

ボッシュ: 受け継がれるものS3で気になったキャスト

ほぼいつものメンバーで、以前に紹介しているキャストが多いので、やはり今回はレネイ・バラードについて書くべきだろう。そういえば最終話に登場したのはレネイ・バラードだけでなく、久しぶりのサムもだ。彼女はボッシュ家の犬の散歩係なのだけど、こうやって大事に登場させる演出はとても好感が持てる。以前も書いたが、サムを演じているのがタイタス・ウェリヴァーの実の娘なので、ある意味、強引にねじ込んだ演出とも取れなくはないが、それ以上にこれはおそらくファン、特に原作のファンに対するリスペクト演出なのだろうと思う。

では、目についたキャラに少し触れると・・

モー・バッシュ / チャン

まず「モー」だが、今回も切れ味抜群、存在感も相変わらずだった。彼は前シーズンのような見どころ的なパートはなかったが、なんと例のFBI捜査官が早くも再登場というサプライズがあった。しかもモーとの会話からすると、彼女は現在もFBIで働き続けることが出来ているらしい。レネイ・バラードのスピンオフにモーの出番があるのかは不明だが、2人揃って出演することもあるのかもしれない感じだったので、ここは要チェックだ。

また、彼のクレジット表記が「Chang チャン」だけになっていたが、改名したのだろうか? プリンスとかマドンナのように短縮したのかな?

パイク検事補 / ティム・ディケイ

それとホワイトカラーでピーター・バークFBI捜査官を演じていたティム・ディケイが出演していた。彼はマネー・チャンドラーを補佐する有能な検事役だったが、セリフが少なくやや地味目の役どころだった。もう少し活躍させる場面があっても・・・とは思ったが。彼の場合、噂されているホワイトカラーの続編に期待といったところだろう。

レネイ・バラード / マギー・Q

先ほど少し書いたが、マギー・Qというと、個人的にはどうも薄い印象しかない。彼女はまぎれもなく主役級の役者で、実力も確かだと思うが、今のところ役に恵まれているとはいえないように思う。

MI3、ニキータ、ストーカー、サバイバー、なんとなく印象にはあるが、強いインパクトは残せてはいない。なので今回のレネイ・バラードは、彼女の代表作になってほしいところだ。

そういえば、この「レネイ・バラード」という名前。レネイは「Renée」というつづりで、レニー・ゼルウィガーと一緒だ。よくわからないが、東欧系とかの名前なのだろうか? そういえば最近の日本では、レニー・ゼルウィガーも「レネー・ゼルウィガー」と表記されるようになっている。実際、レネイという発音より、レネーのほうが近いと思う(レニーは論外)。レネイ・バラードは、Wikiなどでは「レネイ」と表記されているのでここでもそれに倣って表記しているが、そのうちレネー・バラード表記に代わるのだろうと思う。

オリジナルシリーズのボッシュの詳細はこちら→ボッシュ

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