インスティンクトの設定、「小説家とNYPD刑事コンビのコメディタッチドラマ」といえば、まさにキャッスルの設定。
でもインスティンクトとキャッスルには大きな違いがある。
それは主役のラインハート教授がゲイなので、ロマンス系ドラマには絶対にならないという所だろう。
それともう一点、このインスティンクトはサブタイトルにあるように、「異常犯罪」を題材にしている。
キャッスルでも異常犯罪的なエピソードは多かったけど、インスティンクトは常に異常犯罪を捜査するようだ。
今回も、弓で射られ、頭頂部の髪を剃られ、パンを口に詰め込まれ、拷問されたような状態で見つかった死体の捜査だ。
今回からコンビを組む、Dr.ラインハートとニーダム刑事
設定の話ついでに、キャラ設定のことを書いておくと・・
ラインハート教授は、元CIAエージェント(スパイ)。スパイなのでか?あまりルールを尊重するタイプではない。今は落ち着いているが、スパイ時代はアドレナリン出まくりの毎日だったとか。
ニーダム刑事は小柄でキュートな女性だけど、カタブツ系の叩き上げデカ。
この辺も少しキャッスルとベケットの関係に似ている。
ただ、ベケットは長身のモデル系美人だったし、キャッスルは銃や乱闘が苦手なタイプだった。
結論から書いておくと、今回で2人は正式なコンビということになった。
今回のラインハート教授はNYPDの相談役という立場だったけど、次回からはコンビということなので、ここもキャッスルとベケットの関係と同じになるようだ。
Dr.ラインハートの専攻は心理学
ラインハートの専攻は心理学で、さらに犯罪心理学→異常犯罪心理学だそうだ。
少し現実的に考えてみると、いくらニューヨーク市警の管轄でも、そんなに異常犯罪ばかりが起こるとは考えにくいので、2人揃っての出番は異常犯罪のときに限られるのかな?
まああまり細かいことを気にしてもしょうがないけど。
それより、ラインハートの分析は聞いていて面白い。
最初の段階は死体だけからの推理が始まる。ここはどの犯罪捜査ドラマでも同じなんだけど、Dr.ラインハートはまず複数の仮説を立てる。
その後、発見される証拠を元に、消去法的に選択肢を絞り犯人の心理学的タイプを断定。*断定まではいかないが、かなり自信を持ってニーダムにスピーチする
元スパイのラインハートだけど、推理・捜査の方法は教授そのもの。というか、完全にプロファイラーだ。
ただ、クリミナルマインド的なプロファイリングではなく、犯人の異常性からタイプを分けていく感じ。
いや、何を言ってるのか自分でもわからなくなってきた(笑)
簡単に言うと、クリミナルマインドのプロファイルは犯罪者のタイプで切り分けていくが、ラインハートの場合は、犯罪の異常な部分を最重要視して切り分けていく。
ここは、イロイロな犯罪ドラマを見てきた人にとって、面白く感じられるポイントだと思う。
今回の結末と感想
今回の犯人は、幼馴染を救おうと狂信的になってしまった女性だった。
彼女は、自分が幼馴染の敵とみなした者を罰していく(殺していく)のだけど、この辺の面白さはイマイチ。
あまりハラハラしないし、怖さも特になし。
この辺は前回もだったけど、ちょっと物足りなさを感じる。
たぶんインスティンクトは、このドラマの特徴であるコメディ的な要素を強く出したい事、そしてシリアスな犯罪モノが多いアメリカなので、ライバルとは違う明確なラインを引きたい意図があるのだと思う。
まあ、でも死体はグロかったりするので、もう少し怖さを持ったほうがいいのかな?と思ってしまうなあ。
軽い感覚で見られる犯罪もの、刑事モノというジャンルでいいのか?
まだ始まったばかりなので、大きな修正が入る可能性も少くないと思うけど、異常犯罪をメインにしているのだから、もう少しダークな面があってもいいのかもしれない。
ところで、ラインハートのCIA時代の同僚で、IT系スキルの高い「ジュリアン」というキャラがいる。
このジュリアン、ドラマ上で、なにか特別意識されてるような扱われ方をしているから、なんだろう??と思っていたら、演じている俳優がLOSTのサイードだった。
サイードの本名は、「ナヴィーン・アンドリュース」。
久しぶりに彼を見たな。
元気そうで良かった(笑)
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