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ブリッジ ~国境に潜む闇 シーズン2

ブリッジ 国境に潜む闇 ブリッジ ~国境に潜む闇(完結)

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海外ドラマ「ブリッジ ~国境に潜む闇 シーズン2」

 

シーズン2に入って一度も感想を書いていなかったブリッジなんだけど、

この新シーズンはメチャメチャ面白いと思う。

 

シーズン1以上に怖くてスリリング。

そしてこのブリッジを支えるダークな雰囲気にも磨きがかかった。

 

シーズン1ではストーリにちょっとしたどんでん返しがあり、ミステリー色が強かったけど、

シーズン2のブリッジは完全に犯罪サスペンス。

 

ギャングや麻薬カルテルのドラマはいくらでもあるけど、ここまで一貫してダークな

犯罪サスペンスというのは、あまり記憶に無い(アメリカで)。

 

最近で言うと、キリングやホームランドが近いけど、

キリングは性犯罪色が強く(実際は違った)、ホームランドはご存知の通りテロの話。

ダークな性犯罪モノはヨーロッパの得意分野で、対テロはアメリカの得意分野。

でもギャング系でここまで徹底したのは凄いと思う。

 

今シーズンはメキシコの麻薬カルテルのドン、ファウストとの戦いが主なストーリー。

南米の麻薬カルテルというと、米軍やその国の政府とも敵対するわけだから、

それこそ米軍がその気になればすぐに壊滅させられてしまうのでは?と思うよね。

 

ところがそうならない理由、彼等が世界にその残虐性を知らしめ続ける理由が、

ブリッジシーズン2ではよく描かれている。

 

 

 で、内容的な話だと、ファウストのカルテルよりもっとヤバそうなのが、メキシコ警察の腐敗。

こっちは一般市民からすると、最悪だよなぁ。

警察が束になって汚職や犯罪に手を染めていたら、こうなってしまうと・・

そんな警察にもカルテルの息がかかっていて、警官はほとんど飼われている状態。

 

そしてファウストには、国を代表するような企業との癒着もある。

しかも、この企業のウラに見え隠れするCIA。

 

このCIAのエージェントと企業のCEOは、なかなかいい演技をしている。

共に胡散臭さ丸出しで、悪党としか思えない風貌(笑)。

ファウストの泥臭さも怖いけど、この2人もいやだなぁ。

 

そしてブリッジシーズン2を一番面白くしているのが「エレノア」。

エレノアはファウストの女会計係なんだけど、血も涙もない殺人者でもある。

まあ~、このエレノアのダークネスぶりには驚いた。

 

最初は一体この人は何者なんだろう?という感じの登場だったけど、

エレノアの過去や非情な殺し屋ぶりが分かるに連れ、なんかブリッジの主役が

この人になってしまったかのように思えて来る程、その存在感は抜群。

 

次に主役の二人、ソニアとマルコなんだけど、こっちは問題がある。

マルコはD・ティトの件でファウストとイロイロあるんだけど、これは想定内の話。

だからマルコはもっと活躍して欲しいと思うし、キャラクターにも特に問題はない。

 

でもソニアは何なんだよ?

この変態的なイカレ具合には付き合いきれないな。

姉の事件との関係の話だけど、こういう病んでる人というのは理解したくもないし、

話を聞くだけでも気分が悪くなってくる。

出来るなら、さっさと治して欲しいね。

 

と、文句もあるけど、今シーズンのブリッジはおすすめだと思う。

シーズン1ではそこまで面白いと思わなかったけど、よくここまで持ってこれたと思う。

これから11話の録画を見るけど、つまらないとは想像できないね。

 

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