海外ドラマ「ブリッジ ~国境に潜む闇 S2 E13 / 腐ったゲーム」
今回がブリッジのシーズン2最終話なんだけど、少し前にブリッジが打ち切りというニュースがあった。
なので、ほぼ今回が米国版ブリッジの最終回ということになると思う。
まず前回書いたように、ブリッジのシーズン2はすごく面白かった。
前回にちょっとつけ足すと、最終回だけは「まとめ」的な内容になったけど、
シーズン2は一貫して緊張感があり、すごく楽しめたと思う。
このブログでは、面白いと書くと打ち切られたり、面白く無いと書くと、
シーズン過去最高の視聴者数を記録!なんてことが度々あるんだけど、
このブリッジS2に関しては自信を持って面白かったと言えるね。
じゃあなんで視聴者数が減ったのか?
これは個人的に間違いないと思える答えがある。
それは前回書いたように、主役のソニアのキャラクター設定にあると思う。
この設定については詳しく書かないけど(気分が悪いから書きたくない)、
この設定に我慢ならなかった人々が多かったんだと確信している。
例えばアメリカの海外ドラマの場合、話題のドラマの設定をマネるということがよくある。
例えばLOSTがヒットすれば、LOST的なドラマがウジャウジャ出てくる。
今回のソニアのキャラ設定を見ていて感じたのは、上のパターンのように
最近話題の海外ドラマの設定をマネたからだと思う。
その設定とは、もちろんホームランド。
ニコラス・ブロディとキャリー・マティソンの、敵であり、味方であり、恋愛関係という設定。
おそらくソニアはこの二人の設定にヒントを得たと思うけど、ここがとんでもない間違えだ。
ホームランドの二人にも理解し難いところがあるにはあったけど、
そこにはグロい吐き気がするようなものは、一切なかった。
ブロディの最期には、言葉にするのが難しい感情が湧き上がったし、
ドラマとはいえ、その後のキャリーを非難したくなる気持ちになった。
ところがソニアのプライベートには、嫌悪感以外感じるものがない。
ハリウッドがこんなとんでもない間違いを犯すとは、ちょっと信じられないね。
でも、それ以外はとても良かったと思う。
終わり方にしても、自然に続いていくようにうまくまとめたし、
ほとんどの事件に一応の決着もついた。
特に個人的に気に入ったのは、スティーブンとエヴァの物語。
ただ一番気に入ったのは、恋愛の話じゃなくて、スティーブンのキャラクター。
シーズン1登場時からしばらくは、何者なのか全く分からず。
何をしたいのか?敵か味方かも全てが不明。
それが最後にはこんな結末になるとはねぇ。
なかなかおもしろい演出だった。
このブリッジ、まだアメリカでも最終的な判断は出ていないようだけど(継続の)、
個人的にはこれでいいかなと思う。
いいまとめ方だったし、最後までリアリティもあった。
今シーズンのMVPだったエレノアで終わったのも良かった。
ま、どっちにしても良いドラマだったと思う。

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コメント
>それは前回書いたように、主役のソニアのキャラクター設定にあると思う
これ思ったー
こんな刑事いるか というぐらい美しい女優さんで笑顔も素敵だったのに、なぜか良さが活かされてなかったような。。。
あり得ないような設定で興味を引くなんて失敗しますよね。
このクラスの女優なら、ただ美人なだけじゃなく演技力もあるはずなので、普通にやればと思いました。