海外ドラマ「エレメンタリー S1 E24 / 傷だらけのヒーロー」
今回がシーズン1の最終話となるエレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY。
早速感想にいくと、自分が考えていた、予想していたシーズンファイナルとは全然違っていた。
これは悪い意味じゃなくて、いい意味だ。
なにか、海外ドラマというよりミステリー小説に近い感じのストーリ展開で、シーズンを締めくくる最後のシーンはよく考えられていて、納得したし、楽しかったし
驚きもあった。
と、その前に、今回の邦題は「傷だらけのヒーロー」、そして原題は「Heroine」。
邦題は見たままなんだけど、できれば原題で行って欲しかった。
ただこの邦題つけた理由もなんとなく理解できる。
たぶんサプライズ的な気持ちを視聴者に持ってもらうために、あえてこうつけたんだろう。
でも今回の1話を見終わった時、この原題を思い出すとすごくいい気分になれるんだよなぁ。
そこがちょっと残念。
話を戻すと、自分で勝手に予想していた最終話はホームズとモリアーティの激闘。
ただアクションではなくホームズらしく知能戦で、最後にはモリアーティに逃げられる・・みたいな、まるっきり誰もが考えそうな予想。
でも実際はモリアーティの話が20%。
ホームズの話がほとんど無くて、なんと80%はワトソンの物語だった。
これまで何回か書いてきたように、最初はワトソンを女にした意味が分からず、でも途中から理解できて、シーズン最終話手前では女で良かったと思い、今回でワトソンがホームズと同格の主役だと感じさせた。
こういう1シーズンを通してストーリーを組み立てるというのは、たぶん相当難しいと思う。
これ、勘違いした視聴者は途中で逃げられる可能性があるから。
なにこれ?みたいに思われてしまう。
でもいやいや、ホームズを題材にし、これだけの映像でそんなアホな脚本なんてあるわけがないと心の何処かで引っかかるものがある。
このエレメンタリーはそんな感じで始まった。
そしてこのシーズンが終わってみてしみじみ感じたのは(笑)、ルーシー・リューって本当に良い女優なんだなってこと。
この人はキャリア以上にいい女優だと思ったね。
そしてこの制作スタッフが、ホームズという原作とワトソンをすごくリスペクトしているのがよく分かる。
それからモリアーティ。
この人も女にすることで、視聴者は予想を超える面白さを感じたと思う。
そしてこの女優、「ナタリー・ドーマー」もなかなか良かった。
英国風のセンス、高級志向、反社会性人格障害、そしてホームズとの関係。
今回は逮捕された彼女だけど、まあこのまま終るわけがない。
今後この人をどう使うのかは興味がわくところだ。
最後にホームズ。
最終的にはこれで良かったと思うけど、このホームズに慣れるのが一番難しかった。
まず原作のホームズがジャンキーになってしまう・・・
それも演じるのは、イーライ・ストーンのジョニー・リー・ミラー。
多くの人にとってはホームズがそんな!と思うだろうし、イーライ・ストーンのファンからすると、勘弁してよ!と毎回思った。
でも最終的には慣れたよね。
納得した。
それはこのドラマのワトソンとモリアーティを知らないと無理だったと思う。
そのくらいよく組み立てられた凄いストーリーだった。
ということで、エレメンタリーはシーズン通して見るのがオススメだね。

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コメント
おおむね感想に賛成なんですが
ジャンキー設定はそんなに違和感なかったですね
原作でもドラッグやってますよね。
事件がなくて平和なときは暇すぎでやっちゃうとかだったような
こんばんは。
そうですか、原作でもやってましたか。
原作は小学校の頃に何度か読んだことがありますが、あれは子供向けにアレンジされていたんでしょうね。
そうか、シャーロックがコカインか。しかも注射って・・
いや、驚きました。