海外ドラマ「empire 成功の代償 S2 E4 / 死人を探せ」
ジャマルの切ない感じの歌で始まった今回のエンパイア。
最初に、やっぱり気になる最近の違和感。
今まではところどころに感じるかな?程度だった違和感が、ついに今回からはハッキリ感じ取れるようになった。
まずジャマルの楽曲はまあいい(個人的には合わないと思うし、もう少しストリート的な方が・・)、でもあのシーンはただの家宅捜索だよね。
あんな切ない感じの曲をわざわざ使うなら、ルシウスとは言わないが、アンドレあたりがルシウスを守るために派手に射殺される~みたいなシーンじゃないと大げさ過ぎ。
全く演出と楽曲が合っていない。
あとはクッキー。
なんでエンパイアを飛び出し、ミミの資金も入らなかったのに、クッキーの服装はシーズン1の時より断然豪華になっているんだ?
さらにクッキー役のタラジ・P・ヘンソンの体型。
彼女はシーズン1ではムショ帰りだった。しかも17年の長期刑。
あの時はふくよかな感じだったのに、今は痩せ過ぎなぐらいダイエットしている。
もちろんヴィクトリアズ・シークレットのモデルみたいなガリではないけど、シーズン1と比較すると相当だ。
エンパイア・シーズン1が大ヒットしたから気合を入れて・・・ってのは当然だと思う。
しかも女優なんだからそれは気合も入るだろう。
でも役どころを考えないと・・・
ケツにしても、シーズン1のケツならあのセリフも納得だけど、今のケツでは認められないね。
それにあのファッションもどうかと思うよ。
17年のムショ帰り、それはルシウス以上にストリートの掟に生きてきた彼女が、ミッキーマウスセレブ(笑)みたいなファッションてのは、同じく認めるわけにはいかない。
ただしルシウスだけは相変わらず圧倒的な存在感!
エンパイア(社内)に入ったら逮捕だって言われてるのに、堂々と出勤(笑)。
そしてFBIに追われるこのピンチを、逆にチャンスにしてしまおうというアイデア。
この機にエンパイアの音楽を、よりストリート的な、反権力的なものにして世論を味方につけようというアイデアを出す。
「オレの地元じゃあ、警察の手入れはギャングの証」
「FBIの手入れは大物の証」だって。
リッチになってもワルでいるルシウス・ライオン。
う~ん、シビれるぜ。
そういえばルシウスとバンキー、ヴァーノンといった、バリバリのストリート時代の回想シーンになると、スカーフェイス的なBGMが流れるのはカッコいいよね。
あとこの一連の話は、ソプラノズにも共通するところがある。
そのソプラノズは最後まで路線を外れなかった。*最終回は別問題。
エンパイアもシーズン1の頃の、ストリートのノリを外れてはいけないと思うな。
あとジャマル、ハキームの共演。
これはPVだったけど、この楽曲も少しヌルいんじゃないかなぁ?
コンセプトはブラックパンサー党、そして人種差別。
こういう内容なら、ゴリゴリのギャングスタスタイルでいったほうがと思うよなぁ。
兄弟ゲンカのシーンもヌルい!
バットで殴れとは言わないけど、ハキームがルシウスをディスった後の一撃とか、全然迫力があったしリアリティも感じた。
とはいっても、ハキームが絵をグサッとやった後の曲の感じは良かったと思う。
ま、もっとダークというか、怒りみたいなのが感じられたほうがよりいいと思うけど・・・
そしてアンドレの夫婦がヴァーノンの死体を掘り出すシーン。
ここはFBIは無いな、と思ったけど、追跡装置を付けていたとはさすがルシウス。
いや、あの食えない弁護士かな?
あの登場シーンでも弁護士は安物スーツ(でも前回よりはイイ)、ルシウスはL.Lビーン(笑)。
ここはアンドレ夫婦のリアクションも含めて意外なほど面白かった。
そして良いシーンがもう1つ。
ハキームが一人で飲んでたライブハウスで歌っていたラテン系の彼女。
あの声は個性的でよかったよね。彼女の今後に期待だ。
バックでルシウス達が穴を掘ってるシーン(正確には埋めてるか)が出てくるのも笑えた。
それからルシウスとハキームの和解も良かったと思う。
個人的にはアンドレを応援してるんだよな。
あとアニカもね。
2人には、もっと活躍してほしいね。
最後にルシウスのシーン。
バンキーとヴァーノンと3人で葉巻をやっている写真を燃やしたルシウス。
まだギャングっぽい服装からすると、3人でのし上がっていく頃の写真かな?
やっぱり男は過去にこだわらないとうことか。
ルシウスも、ただ冷酷だとか利己的だとかでは済ませられない人間性があるんだろう。
まあ、生まれつきの悪魔ってのは多分いないよな・・・

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