海外ドラマ「ブラックリスト S3 E4 / ジン」
オープニングは、どこかの部屋の中でレッドと謎の男がデンベをさらった男を探す相談中。
謎の男が部屋から退出すると、なぜかそこにアラムが登場。
ん、なんで?と思ったら、ここはアラムの部屋だって(笑)。
こういう細かい演出がブラックリストを面白くしている。
そして今回のリストの人物は「ジン」。
海外ドラマでジンというとLOSTのジンを思い出すけど、今回のジンは韓国系ではなく「D」を少しだけ発音するアラジン的な「ジン」だそうだ。
ということは中東系っぽいけど、このジンという人物は誰かに恨みを持つ人物に復讐のお膳立てをして対価を得るという悪党。
実際に殺すとか拷問するとかではなく、復讐のお膳立てだけをし、あとは煮るなり焼くなり・・・というやり方だ。
これを聞いた時に、本当に恨みを持っている人物にとってはかなりありがたい存在だなぁと、なんとなく思ってしまった。
まあ、そこまで深い恨みを持つようなことがなくて幸せかも?とも感じたな。
それよりこのジンがなぜレッドのリストから今回出てきたか?なんだけど、これは過去のジンの客に結社の人間がいたからだそうだ。
レッドの狙いは、この客と何かしらの交渉?をしてリズの無実を証明する・・・
う~ん、そんなことが出来るのかな?
ところで今回面白いというか変なシーンが2つあった。
1つはどこかの劇場のステージで、椅子に座ってセリフを言うレッド、それを聞いて批評するリズ。
これなんだろう?と思ったら、いつものレッドのスピーチみたいなものだった。
でも、このセリフの内容が面白かった。
「貧乏人には肝っ玉が必要なんだ、なぜか?希望がないから・・・」とかとか続いていく話。
これ聞いていて若い頃、というか東京に出て来た頃を思い出した(笑)。
でも、こんな話をしながらふざけていたその直後、シリアスになってリズに忠告する。
このシーンを見ていたら、レッド役のジェームズ・スペイダーがすごく演技派の俳優なんだということを再認識した。
実力のある俳優って、こういうちょっとしたシーンで抜群の存在感を示すよね。
なんか、格が違うって感じだ。
そしてもう一つはトム。
トムが架空の人物になりきり、ロシアに潜入しロシア人の殺し屋を探すというミッション。
このミッションの為に誰かになりきる練習をしながら、関係者が接触してくるのを待つという演出。
これは、トム役のライアン・エッゴールドの演技練習みたいで面白かった。
トムとハロルド・クーパーの会話も面白かったし、今回のこの演出は2人の対比みたいで楽しかった。
やっぱりハリウッドの役者は演技がうまいし、キマるよね。
全然バカバカしさとか、わざとらしさがない。
単純にカッコいいし、鍛え上げられているのがよく分かる。
そして今回一番のハイライトだったのはデンベが撃たれたシーンだろう。
ん~、、、ミスター・ヴァルガスが裏切っていたか・・
ミスター・ヴァルガスは、前シーズンの登場シーンは良かったし、存在感もあったけどなぁ。
あんな感じでデンベを撃っておいて、敵をあぶり出す罠だったなんてことは、まさか無いだろうし。
ここは残念だけど、ミスター・ヴァルガスほどの男でも裏切ったというのが、結社の怖さを強調するってことかな。
ただこれでデンベが帰ってくることは確実だろうね。
まさかミスター・ヴァルガスもデンベも番組から消すというのはあり得ないだろう。
さあ、どうなるか? 次回が楽しみだ。

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