海外ドラマ「カリフォルニケーション S7 E5 / 初体験の夜」
カリフォルニケーションも、ついにこのシーズン7が最終章。
番組開始当初は、この見たこともないコメディーに思いっきりハマったのを覚えている。
あのモルダー(デヴィッド・ドゥカヴニー)が、ハンク・ムーディーという最低な女たらしを
演じる大人のコメディー。
でもデヴィッド・ドゥカヴニー本人は、モルダーよりハンクに近いんだろうね。
良くは知らないが、彼のプライベートのニュースを見ているとそう感じる。
それよりこのカリフォルニケーション シーズン7の話だ。
シーズン6があまり面白くなかったし、実際はシーズン4ぐらいから下降線を辿っていたので、
ここでの終わりは良い時期だと思う。
なので、どういう終わり方をするか?というのは、かなり興味があったんだけど、
まず驚いたのがこの最終シーズン1・2話のつまらなさ。
本当にビックリするぐらい1話がつまらなくて、2話も最悪だった。
ここで諦めかけたけど、まあ最後と言う事で続けてみていると、3話から持ち直した。
ここ2話は昔に戻ったとまでは言えないけど、ハンクの面白さを思い出せたと思う。
この理由は、突然登場したハンクの息子と、そのママだろうね。
最初はくだらないなぁと感じたこの息子も、見ているうちに純粋な面が面白くて、
それが美人ママの性格を受け継いでいることで、さらに面白く感じるようになった。
今回は、その息子のストーリーだったけど、この親子関係というのは意外と楽しめたな。
こういうのもアリだと思うし、ハナから否定するカレンより、ハンクのほうが実は子供を
理解できているのかな?なんて感じた。
ま、この辺はイロイロ個人の考え方があると思うけど、息子の年齢なんかを考えると、
ハンクぐらい柔軟な考え方というのもいいんじゃないかなぁ。
それからカリフォルニケーションが面白いのは、こういう一見ありえないような話に、
周りの大人の多くが理解を示すところだよね。
チャーリーやマーシーは、もう慣れてしまって面白くないけど、ラスとか地味だけど笑える。
そのラス役の「マイケル・インペリオリ」。
まずこのソプラノズのクリスとXファイルのモルダーが、一緒に働いてるってところからして
笑えるんだけど、このマイケル・インペリオリの渋い演技が良いと思う。
最近では「ダニーのサクセスセラピー」で少し見たけど、役的にはアレに近い役どころだ。
カリフォルニケーションに出演するゲストは、誰も彼もがイカれた役を演じたがるけど、
このマイケル・インペリオリはちょっと違う。
この派手さはないけど、さりげない笑いがすごく面白いと思うよ。
カリフォルニケーションには、いろんな役がいて、多くの大物がゲスト出演したけど、
誰が出てもこのドラマのファンは、必ずルー・アシュビーと比べてしまうんだよね。
ああいう神がかったキャラクターと比べられても、誰もが二番煎じになってしまう。
そう意味からも、マイケル・インペリオリは賢いし、自分を持っている俳優なんだろうね。
結局、最近のカリフォルニケーションが面白くないと感じる理由は、
チャーリーやマーシーの行き過ぎた演出だと思う。 これはゲストも同じ。
これに視聴者が飽きたんだと思うけど、最終シーズンは少し改善が見られる。
最終的にどういう終わり方をするのかわからないけど、なんといっても今シーズンは
まだ娘のベッカが登場していないんだよね。
なんとなく、その時点でラストシーンが1つ予測できるけど、そうはならないような
気もするなぁ。
最後にマイケル・インペリオリの他に、今シーズンすごく輝いているキャラについて。
もうこれはお分かりのように、ハンクの息子の母「ジュリア」を演じる「ヘザー・グラハム」。
ヘザー・グラハムはハングオーバーの~と、よく紹介されているけど、
あの映画に出てたのか(笑)。
ハングオーバーというと、ブラッドレイ・クーパーとザック・ガリフィアナキス、
そして中国人俳優しか思い出せない。
まあ、あの映画って日本人からすると、そんなに面白い?と思うのが一般的だよね。
そのヘザー・グラハム、このカリフォルニケーションではかなり効いている。
ちょっととぼけていて、マジメでおっとりした性格。
そして顔はかわいい系なんだけど、スタイル抜群でちょっとイイ服を着ると、
バリバリに目立つ。
やっぱりハリウッド女優ってのはスゲーな、と思わせる女優だと思う。
このジュリアも地味目なタイプなんだけど、なんか面白い。
こういう性格もルックスも抜群な女性が、なんでハンクなんかと(笑)、
と思わせるところが、また面白いね。
( 写真 Showtime )

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