海外ドラマ「グッド・ワイフ / 事実の重み」。
今回のグッドワイフは、難しい題材なんだけど、日本人でもそれなりに事の重大さや、様々な矛盾について理解しやすい内容だったと思う。
詳細はNHKスタッフブログの解説が凄く分かりやすいので、そっちを読んでもらったほうがいいと思う。あのブログの解説は毎度素晴らしくて、いつも楽しみなんだけど、今回ちょっと気になった部分があったかな。
今回のグッドワイフのストーリーはちょっと特殊で、普通なら軍が軍人を擁護し、民間人が軍人を追及するはずなんだけど、それが逆だった。
あの演出は単に批判を強調しただけの意味だったのかな?
何かメッセージがあるのは感じたけど、良く分からなかったからスタッフブログの解説がどうなのか、すごく気になってた。
ただの(実際はただのって言う程軽くはないんだけど)批判か。
まあ、いいか。本題はそれくらいにして、今回はさすが「グッドワイフ」という
演出がいくつかあったので、そっちを。
まず何といっても、特別検察官がウェンディだった件ね。
ウェンディ・スコット・カーは、全然思いつかなかったわ。彼女はピーターの難敵を好演していたから、このキャスティングは良く分かるなぁ。
それにしても、ホントお見事な配役だと思った。そしてケイリー、カリンダ、デイナのパートも、ウェンディを絡めながら、どんどん面白くなっている。
最近何となくイーライが面白くないので、こっちに自然と目が向くな。
「エキゾチックなタイプを、食いまくる男ケイリー」(マタン談)が、最終的にどっちを選ぶのかは、ちょっと見ものだ。
キャラクター的に、カリンダとケイリーが上手くいくというのも考えにくいというのはあるんだけどね。
それとケイリーは、ピーターの嫉妬?を感じている上に、ウィルが買収なんかしない事も分かってるんだよね。
たぶんそれはピーターも分かっている。でもデイナはウィルを知らないから分からないし、
何よりもウェンディは完全にウイル=クロと考えてるだろう。これがどう決着するかは予想が難しい。
そしてやっぱりウィルとアリシアにダイアンが絡んできた。
ダイアンはアリシアの家庭訪問をしたとき、別居に気付いたはずだったと思うけど、どうなのかな。
彼女は買収疑惑の件でも、真実は関係ないというスタンスだったから、これも別居なんて関係ないという事かな。
そしてダイアンとイーライのシーンは、穏やかだったけど、なかなか良いシーンだった。
あそこでも本題の誤爆でも、ピーターのママ、裁判の負け、ダイアンのウィルへの忠告と、wtfでもいいんだけど、日本人は、ちょっと違う視点で物を見てる気がする。
自分がピンチになった時、誰かから攻撃を受けた時、アメリカ人は必ず反撃するよね。
国でも軍でも、もちろん個人もそうだ。
特に男の場合、反撃しなければ腰抜け呼ばわりされる。やらなければいけないと教わってるとか、自分の身は自分で守らなければ、というのがある。
でも日本では、反撃したら自分が逮捕されかねない。というか、やり方にもよるんだろうけど、たぶん自分のほうが悪くなる可能性が高い。
まあ、これアメリカ人だけじゃないんだよね。日本人を除く人間は、普通反撃するよね、理由が無ければ。
どうするかは自分次第なんだろうけど、今回のグッドワイフを、そんな視点から見ていた人もたぶんいたと思う。
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