海外ドラマ「アフェア 情事の行方 S1 E10」
今回がシーズン1の最終回となるアフェア 情事の行方。
まず今回の1話なんだけど、最終回だけあっていつもとは全く違う展開。
同じだったのは前編がノア編で後半がアリソン編というだけ。
「だけ」と言うか、2人の前・後編の時系列が別々になっていたので(かぶる部分もあった)、前後編をつないで一話という時間経過だった。 *いつもは同じ時間を2人の視点で2度描いている。
という理由でいつものアフェアとはぜんぜん違う印象を受けたし、それを理解するのにかなり苦労した。
ただ新鮮さはすごく感じたな。
まず簡単に感想を書くと、内容的には面白かったし満足できた。
ただ、最後まで見た結果としてだけど、ストーリーの流れが遅すぎて「え~、それで終わり~」という感想が強く残ったなぁ。
この謎を残して終わるという手法は、一昔前の海外ドラマではよく行われていたけど、ここ2~3年ではあまり見かけないと思う。
要するにこの手法を使うと飽きられるという結果が出ているんだと思う。
さらに今これを見てみると、どことなく古臭い印象もある。
と、なんか否定的な事を書いているんだけど、面白かったから問題ないのかも。
このアフェアは、わりと単調なことと、予測の範囲内のことを淡々と描いているのが大きな特徴なんだけど、これに全く飽きないし、結構引き込まれる深さがある。
一応、殺人事件とW不倫という大きなテーマが2つあるんだけど、別にそこが面白いというわけじゃないよね。
説明が難しいけど、キャラクターの心理描写が面白いのかな?
人間ドラマが面白いのは間違いないんだけど・・
ドラマの宣伝で言う、「不倫の結末」とか、「思わぬ事件に発展する」とかは、別にどうでもいいように感じるな。
で、今回なんだけど、最初のところを理解するのに苦しんだ。
前回のラストシーンはアリソンはコールと別れ1人で街を出ようとする、そんなアリソンの行動を知らないノアはヘレンと別れアリソンの元へ急ぐ・・・だった。
そして電車に乗ろうとするアリソンの所にコールとノアが現れたというのが前回のラスト。
でもその重大なシーンの結末を今回は語られない。
何だよ~と思っているうちに、あの後しばらくしてアリソンもノアも家に戻ったことが分かった。
ただアリソンは家族の反感を買っていて、ノアは怒りを買いながらもヘレンに帰ってくるように懇願される。
この辺は男と女の違いなのかなぁ?
映画やドラマでは、こういう不倫の後、だいたい女性が損をして、男は元に戻るパターンが多いよね。
もちろん現実はぜんぜん違うんだけど、なんでこういう描き方が多いのかな?
アフェアでは、アリソンが進んでそういう道を選んでいるし、どちらにしろコールと別れることを決めているからという理由はある。
でも、基本的に不倫で揉めるとそういう結末になるというのが、多くの人のイメージなのかな?
それにしてもこのシーズン最終回でスコッティの事件の詳細を全く語らなかったのは不満だなぁ。
一応、スコッティがホイットニーの子供の親だとは分かった。
刑事がその件を知ってノアを殺人事件の第一容疑者と見ていることも分かった。
そしてノアの家族がホイットニーをロックハート家に迎えに行った後、ノアとアリソンが一緒に暮らしていることも分かった。
最後に突然やって来た結末は、ノアの逮捕。
この時の様子からすると、ノアは潔白、ただしアリソンは何かを知っている・・という感じかな?
ん~、この間の説明が無いのはどうしても不満だ。
これじゃあ予測のしようがないもんなぁ。
ナゾがナゾすぎると、挫折の原因になるから。
面白いから、もちろん挫折はしないけど、少しだけでも教えて欲しかったな。
まだ考えてないのかな?なんて少し感じたし。
そして演出面で言うと、やっぱりアリソンの服装だよね。
ノアの回想では、アリソンの服はとてもセクシー、そして彼女は輝いている。
アリソン本人の回想では普通の部屋着より少しマシという感じ。
これ、アリソンはいつも通りの服を着ていつもの生活の一片という認識で、ノアからはアリソンはいつでも魅力的に見えるという事なんだろう。
ここまで来て、ここがやっと理解できた(笑)。
そういえば今までの取り調べシーンでアリソンの服装がリッチな感じになっていた意味も分かったね。
2人が一緒になって、ノアが成功しているということだった。
こうなると、やはり2人のどちらか(または両者)が殺人事件に関わっているのはほぼ確定。
いや、ハメられるという可能性もアリか。
そうだよなぁ、アノ場面で捨てられたヘレンは怒り心頭だろうし、コールは精神的にもろくなっている。
どっちかというとハメられた~という線が強いのかな?
仮にハメられたわけではないとしても、ヘレンとコールがシーズン2では重要になるのかも。
なんだかんだ言って、先を早く見たいというのはあるね。
かなり楽しみだ。

このブログの記事を書いています。海外ドラマを一緒に楽しみましょう!
コメント