海外ドラマ「アフェア2 情事の行方 エピソード10」
スコッテイが死んだ嵐の夜の話が進む、もしくはスコッテイとアリソンの関係がハッキリすると思われた今回のアフェア。
ところがこのサスペンスの核心には、今回は全く近づかず・・・
いや、ハラハラ・ドキドキものだった金無しのジャンキーと化したスコッテイとアリソンの再会シーンは見ごたえがあった。
その前に今回のアフェア、いつものパターンに戻した前後半仕立て。
前半はノア編だったんだけど、 ノア編の大半はセラピーシーン。
本来はカップルセラピーだそうなんだけど、医学の勉強で忙しいらしいアリソンの欠席によりノア一人で受けることに。
このセラピストは新登場キャラで、なかなか興味深い人物。
鋭い切込みで~とかのタイプではなく、聞き上手で真っ当な返答・質問をするオーソドックスなセラピストだ(たぶん)。
今回のセラピーでわかったのは、ノアの浮気性、特にここでしちゃダメだろーと言うような最悪のシーンで浮気するノアの破滅的な人格に至った原因(きっかけ)。
彼は、自分に正直でない、さらに他人に平気で嘘をつく自分自身を嫌悪している。
浮気、他人への横柄な態度、この辺はある程度成功してから出てきた彼の行動なので、てっきり調子コイてるだけと思った人は多いと思う。
もちろん自分もその一人なんだけど、この辺のノアがゲス野郎だという描写は、彼の父に由来があると判明。
ノアの父は浮気をしないことのみで、自分が誠実で責任感のある男だと信じていた、そして周りにもそう信じさせていた。
だが、浮気をしない以外では、病気の妻の看病を息子のノアに押し付け、自分はTVとビール、そして毎晩酔いつぶれていたとか。
こういう少年時代を送ることになったら、自分もおかしくなるかもな・・なんて感じるほど、このセラピーシーンはリアリティがあった。
ノア役のドミニク・ウエストの演技も良かったけど、セラピスト役のSEX AND THE CITYの女優さんも良かった。*ショートヘアの人
こういう2人だけのトークシーンで盛り上げるというのは、演出家や役者はやりたがるだろうけど、実際は失敗するケースのほうが多い。
でもアフェアはうまくやったね。
で、次のアリソン編、目についたのは主役のアリソン(笑)。
この人は本当に何気ないシーンでも、なんかすごくセクシーな感じがする。
もちろん美人だし、それとなくそんな服も着ているんだけど、そういうことじゃなくて、この人の顔なのかなあ?
一般的にはアイドル顔なので、中の人は明るい性格だと想像できるけど、劇中では表情になんとなく影があって不安定な女として、ナゾを深める演技をしている。(と思う)
このアリソンの存在感がすごくある。
吹き替えの声優さんも、美形だけどカワイイ感じもあり、不安定なアリソンに声がとても合っている。
いつも言ってるけど、日本の声優は世界でも群を抜いてレベルが高い。
そして肝心のナゾなんだけど、とりあえずスコッテイの死より、アリソンの子供の親が誰か?ってのが重要かな。
これが分かれば犯人が分かるわけじゃないけど、今の展開からは犯人より父親だ。
これ、最近ノアじゃない的な演出が多く、アリソンが怪しい、でもコールも怪しいし、もしかするとヘレン?という見せ方をしている。
ところが、こういうサスペンスドラマほど、意図的に誘導しているパターンが多いので、そこを考えるとノアのような気もする。
今回は、嵐の夜に出産に立ち会えなかった事から反省し、アリソンや子供に真摯に向き合っているノア。
これこそ怪しい前兆なんだけど、この怪しさは犯人としての方。
アリソンの父親は、やっぱりスコッテイかなぁ。
今回のラストシーンで、弁護士のゴッドリーフの態度、コメントから推測するとスコッテイかな。
それともそうみせてるだけで、実はコールだったりして。
ま、何にしても、父親はスコッテイかコールのどちらか?
ロックハートの呪いは間違いだった・・・とかね。
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