海外ドラマ「ブラックリスト S2 E6 / モンバサ・カルテル」
モンバサ・カルテルは麻薬密売組織ではなく、動物の密猟組織。
動物の密猟以外に人殺しも平気で行い、年間数千億ドルも儲ける極悪集団。
このモンバサ・カルテルの摘発をレッドがリズに提案するんだけど、さすがにリズもレッドに慣れてきたのか、裏に何かあるとすぐに気づく。
ただリズはレッドになにかを隠していることから、わりとすんなりレッドの提案を受け入れた。
そしてFBIも暇だったらしい。本部長の姿も少しだけ。
そのモンバサ・カルテルだけど、まずレッドがここに目をつけた理由はデンベの復讐だった。
デンベの家族が過去にモンバサ・カルテルに皆殺しにされたことから、レッドは昔からモンバサ・カルテルを追っていたようだ。
モンバサ・カルテルはカルテルを名乗っているけど、南米のカルテルとは違いファミリー的な構成ではない。
手先となる実働部隊と頭脳となる本体が一体じゃない。
これによって、常に証拠を残さず・・という活動が可能になっていた。
最終的には、モンバサの頭は元動物愛護団体の有名人物だった。
しかもレッドとは顔見知り。このTOPの男はレッドが自ら撃ち殺しデンベの家族の復讐を果たす。
デンベとレッドの馴れ初めも聞けたし、デンベはレッドのファミリーにいても善人だったというのは面白かった。
そしてFBIの捜査の方では、今回は久々にレスラーが活躍した。
最近レスラーは鎮痛剤の常用者に落ちてるんだけど、それでもモンバサのイカれ息子を退治した。
この息子、同業の密猟者を父の命令で殺している。
異様な長身、スキンヘットのこの息子は生きた人間の皮を剥ぎ剥製にするという、とんでもないイカレ野郎。
レスラーの活躍でこの息子たちの逮捕に成功したんだけど、それより鎮痛剤の常用をリズが見抜いたのは良かったと思う。
これでレスラーは立ち直ることになると思う。
リズの対応も良かったし、この後もたぶんサポートするんだろう。
レスラーは前のようなタフガイじゃないと面白くないよ。
そしてレスラーの復活とほぼ同時に復活しそうなのがトムだ。
あのリズの扉の向こう、そしてレッドに隠していたこととはトムの監禁場所だった。
シーズン1の最終回で、トムに3発喰らわせたリズは、その後トムを監禁し尋問していた。
まあ、トムも筋金入りだからベルリンの話はほとんどしていないだろう。
それよりこのトムの再登場とレスラーの復活からすると、これからベルリンの話が本格化するのかも。
前にブラックリストはいつものパターンが面白いと書いたけど、こうやっていろいろ積み上がってくるとベルリンの話も期待できそうだ。
それから最近ずっと気になっていた事だけど、なんとなくリズの雰囲気が良くない。
ブラックリストが始まった当初は、複雑な美人捜査官って感じでカリスマ性もあったけど、最近はなんとなくあの頃の雰囲気にはないなぁと感じていた。
逆にレッドばかりが目立ち、他の出演者がその他大勢に埋もれている。
ただ最後のトムとのシーンでのリズは、少しシーズン1の面影があったかな?
この人は、ああいう何か思いつめているような表情をすると味が出てくる。
あと、最近は有能すぎるのかも。 有能でもいいんだけど、レスラーと衝突していた頃の方が存在感はあった。

このブログの記事を書いています。海外ドラマを一緒に楽しみましょう!
コメント