海外ドラマ「レイジング・ザ・バー S2 E8」。
邦題は「帰ってきた密告者」で、原題が「Trust Me」。
レイジング・ザ・バーはシーズン2に入った時、
1とはずいぶん変わっていてかなりガッカリした。
その後、だいぶ持ち直してはいたけど、やっぱり1の時ほどの
面白さを感じられない事が多い。
安定してないというのかな?
今回もそんな感じなんだけど、
例えば原題になってる「Trust Me」。
各所でこの言葉が使われているんだけど、
何かしっくりこない。
何か軽いというか、合ってない感じ。
特に最後のボビーとケラーマンの言い争いなんて
シーズン1を知ってる者からすると「何言ってるの?」って感じだ。
ただレイジング・ザ・バーの、法廷を正面から描く現実的な
部分はまだ残っていて、ここで見限る事は出来ない。
この海外ドラマの良いところは、無慈悲とも言える判決と
魅力的な人間関係にあると思う。
今回の出来はイマイチだったので、これをどうこう書くより
いい時の事を書いておこう。
レイジング・ザ・バー(S1)は、判決が凄く重要視されていて、
とにかく目が離せない展開になる。
無実でも一歩間違うと25年の刑期、
でも検事の考えも一理あって、判断が難しいケースが多い。
判決に関しても納得は出来なくても、最終的に陪審員制度が
機能していると思えてしまったりする。
何かメッセージみたいなものがあるんだろうけど、
少しボヤけるように描いてるって感じかな。
そして何よりキャラクターが凄く魅力的。
特にいいのが「検事マーカス」と「弁護士リチャード」。
マーカスは独自の信念があって、どんな境遇でも努力で
打ち破れると信じている。
そしてそうしない者に非常に厳しい。
一見厳しすぎるように見えるけど、彼の考えはストーレートで
説得力がある。
タイプは違うけど、少しケラーマンと似てる気もする。
そしてリチャード。
彼と上司のロズの恋愛は凄くいいんだよね。
実際は恋愛までいってないけど、この2人の関係はドラマを
盛り上げていたと思う。
リチャードは弁護士として甘い部分があったりするけど、
それを補うだけの人間性がある。
彼と父とロズとのシーンとか大好きだったけどね。
シーズン2に入ってこのシーンは全く見られなくなった。
ここは本当に残念、シーズン1とは明らかに違うよね。
でもまだ回数あるから、最後の最後まで期待してみよう。
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