海外ドラマ「ブラックリスト S2 E7 / シミタール」
注目のオープニングは、アラブ系っぽい男女がホテルで出会い部屋へ直行~というもの。
ま、ブラックリストなので、その後男のほうがホテルの上の方から落ちてくるんだけど・・・
そしてこの女性のほうが、「あれ、これ誰だったかな?」なんて思っていたら、最近FBIでリズの同僚になったナヴァービだった(笑)。
これはレッドによれば、モサドとCIAの共同作戦だったそうだけど、現役の外国諜報員がFBIに入るとか、現実にはあるのだろうか?
無いことも無いかな?なんて思うけど、ナヴァービのように何かしら政治的な思惑があればありえるのかもしれない。
そして政治的といえば、このナヴァービが遂行した暗殺についてのレッドの一言、「平和主義者が暴力を放棄できるのは、他の物が行使しているから・・」というやつ。
いかにも安倍さんが言いそうな言葉だけど、現実はその通りなんだよね。
そして今回ブラックリスト、ストーリーの中心はイランの核開発関連なんだけど、面白かったのは細かい演出。
まずはリズによるトムの監禁。
何が面白いって、長期にわたって船(貨物船かな?)の中に監禁されているトムなのに、汚らしくない。
ここは賛否両論ありそうなところだけど、髭ボウボウなだけで、服もブーツも今風だし、自慢のイケメンも洗顔済みみたいな感じ(笑)。
しかもリズがひた隠しにしていたトムの監禁が、普通にレッドにバレていたというオチまでついてる。
次にイランの殺し屋の手法も凝っていて面白かった。
この殺し屋がアメリカの核開発関連人物をでっち上げ、誘拐したかに見せてFBIエージェントを誘拐。
その連絡を盗聴し、ターゲットをあぶり出すという作戦。
このエージェントがリズとレスラーなんだけど、ここでレスラーのジャンキー問題が解決。
ここも良かったけど、2人が収容された病院の演出が良かった。
本部長が、「その病院は地域で最高の設備なので安心」という一言。
その前に視聴者には2人が入院しているシーンを見せているんだけど、この病室がちょっといい野戦病院みたいな雰囲気。
明らかに地域No1の病院の設備には見えない。
ここはほとんどの視聴者に気が付かせる演出なんだろうけど、ここがケーブルとメジャー局の違いだよね。
ケーブルはマニア受けを狙い、4大ネットワークは大衆受け~というのがアメリカンスタイル。
そういえば、リズに骨折を信じさせる為の、腕に刺した2本の針もブラックリストらしくてよかった。
でも諜報員ってのは、あんなことを本当にやっているのだろうか?
そして最後のシーンね。
ここのところレッドが接触していた女性。
話の流れから、そしてあの撮影の仕方からして、どう見てもレッドの娘という今までの演出。
もちろんベルリンですら、そう信じていた。
ところがこの女性、実はベルリンの娘だった。
野外ランチのシーンで、レッドが女性を眠らせたところからなにか変だと思ったけど、ベルリンの娘とは想像できなかったな。
これで次回から、ストーリー激変確実なんだけど、その前に一つ謎が残るよね。
ベルリン程の男が、なぜ自分の娘が生きていることを知らなかったのか?
いやいや、なぜ自分の娘をレッドの娘だと勘違いしたのか?だ。
確か流れ的には、レッドは前妻の情報からここにたどり着いている。
レッドは誰かがベルリンをハメ、自分に罪を着せていることを分かっているので、この時点から何かを疑っていたのか?
ここは近いうちにわかると思うけど、ヘタするとガッカリさせられるかもしれない。
次の敵、レッドがFBIに投降した本当の理由がそろそろわかってくる。
期待大だけど、どっちに転ぶかはまだわからない。
でも、もちろん今回も驚かせてくれることを期待しよう。

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