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ブラックリスト S2 E12 / ケニヨン・ファミリー

ブラックリスト シーズン2 ブラックリスト

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海外ドラマ「ブラックリスト S2 E12 / ケニヨン・ファミリー」

 

明らかに胡散臭い教祖みたいなのが演説してるシーンで始まったブラックリストS2の12話。

この教祖みたいな男がタイトルになっているケニヨン。

ケニヨンが作った組織は宗教団体なんだけど、極右思想の私設軍隊の顔も持つ。

さらに裏では武器取引のビジネスも行なうという、まさにブラックリストに名前が載るべき犯罪者。

しかも小児性愛者的な面も持っているという、まあ死んで当然という男だ。

 

このケニヨンとケニヨンファミリーのほぼ全員が惨殺され、一体誰の仕業だ?というのが当初のナゾ。

この犯人はケニヨンファミリーから捨てられた男の子達なんだけど、この子達はケニヨンによって真冬の山に捨てられても、自力で生き残りケニヨンに復讐しに来た~というのが主なストーリー。

男の子が捨てられる理由も、簡単に言うとケニヨン自身が女の子を妻とする為。

それは復讐もされるわな、という話なんだけど、今回はコッチの話よりもう一つの話のほうが面白かった。

 

もう一つの話とは、レッドによるフィッチの金庫探し。

この話で面白かったのは、やっぱり陸運局のオヤジだよね。

このオヤジ、名前は「グレン」。

レッドよりよくしゃべり、ウソばかりついているという、グレンのキャラクター設定が最高(笑)。

 

グレンは言ってることの9割近くがウソという、どうしようないオヤジなんだけど、人(物)探しの腕は世界最高峰レベル。

彼は少ない情報から居場所を突き止めるんだけど、St.ピーターズバーグがサンクトペテルブルグだったとか、かなり広範囲にわたって目が利く凄腕だ。

そしてレッドを毎回自分の仕事場(超混みの陸運局の待合室)で待たせてから会うという、変な趣味のある男(笑)。

これなんだろう?自分のほうが上の立場だという事をわからせてるってことかな?

 

そして反対に気になるところも、最近のブラックリストにはいくつかある。

例えばリズ。

リズはブラックリストが始まった頃すごく期待したんだけど、そこまでのインパクトを残せていない。

カリスマ性というか、目が離せなくなるような強烈な印象に欠けるんだよなぁ・・

もちろん悪くはないけど、もう少しガツンと欲しい。

今回もいい雰囲気の時はあるし、山でのニット帽にFBIの山服もカワイくて似合っていたけど、レッドとの絡みが少しマンネリ化してきた。

 

それからレスラー。

これは俳優の問題じゃなくて、演出とかの問題だよなぁ。

せっかくシーズン1でいいキャラが出来上がっていたのに、シーズン2では、それを全然使っていない。

これは本当にもったいないよ。

 

そして本筋のストーリーも、ナゾの範囲が広すぎてイマイチ共感できない。

ベルリン編が終わって次のストーリーに移行する時期なので、ある意味仕方がない面もあるけど、ここは早く修正しないと行けないところだと思う。

これはここからシーズンファイナルまでの盛り上がりに期待しよう。

 

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